1-1 幼なじみと水着
新章突入……ですが女神様パワーが足りないので短め。
「おまたせ」
「もう、女の子を待たせるのはNGだぞ」
この喫茶店遠いんだからすぐには来れねぇよ。
「お前女の子だったのか」
「え、ひどっ」
「冗談だよ。それで行き先だけど山でもいいか?その方がアイリスも目立たずに転移できるし」
「OK。水があればどこでもいいよ」
結構すぐに決まった。
「そんじゃアイリスに伝えときますよ。俺はゴロゴロしてたいからもう帰っていいか?」
「まぁ待ちたまえ」
なんだよ偉そうに……
「アイリスは水着をお持ちで?」
「持ってない……多分」
「私たちでプレゼントしようじゃないか」
「サイズとか大丈夫なのか?」
「私の目をナメないでいただきたい。一目見ればスリーサイズはお手のもの」
「もう、一周まわって引かなくなってきてるわ」
「上から8じゅ……」
「あーあー、言わんでいいから」
俺は慌てて奏多の口を抑え込む。こいつはスペックは高いんだが……なんというか、アホなんだよな。
「じゃあ、サイズ云々は任せるからさっさと選んで帰るぞ」
結構、水着売り場まではついて行ったがノリノリで奏多が水着を選んでいるのを眺めているだけだった。途中、これなんかどう?とか聞かれたのにいいんじゃないか?と適当に返事するだけで終わった。
「はい、これ帰ったら渡しといてね」
「はいよ」
奏多とは駅前でそのまま別れることに。
といっても、奏多は明日に向けて準備すると言って走って帰っていったから俺が取り残されただけなんだけどな。
「これを私にですか?」
「ああ、奏多がアイリスにプレゼントだって。そんで、明日は山に行くから転移先の下調べを頼むよ」
「それならもう済んでますよ」
「仕事速っ」
「速いのだけが取り柄なので」
速いだけで正確さがないから『行きたい国:日本』を見逃したのかな?
「ところで……どうして私のサイズ知ってるんですか?」
「……教えてやってもいいが聞かない方がいいと思う」
「……聞かないでおきます」
賢明な判断だ。
とにかく、明日は朝が早い。早いうちにしっかり睡眠をとっておこう。
翌朝。俺の家まで奏多がやってきた。
「おっはよー」
「おう、すごい荷物だな」
「いやぁ、アイリスに転送してもらえるならいろいろ持ってこうと思って」
アイリス曰く持ち物などは転送速度に影響しないとのことなので問題ないのだが、果たして本当に必要なのだろうか。
「それでは行きますよ」
1分後、俺たちは部屋から姿を消した。




