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1-17 お隣さんと透視天使

女神様パワーがないので短めです。

 俺たちがカレーを美味しく頂いているころのこと。


「いやー、クルちゃんが家に来てから料理とかしなくて良くなったし助かる」

「まぁ、住まわせてもらってるわけですし、それはいいんですけど、いったい一日に何時間寝てるんですか?」

「んー、学校もアニメのイベントもなければ基本ずっと……」


 この会話の最中も雲雀は目を閉じながら話している。つまり半分寝ている状態だ。

 あ、本人に佐多さんではなく雲雀でいいと許可を貰ったので、ここだけは雲雀って呼ばせて貰ってるぞ!


「はい、出来ましたよ。今晩はアイリス先輩におすそ分けしてもらったのでカレーです」

「アイリスさんって保井くん家にいる?」

「そうですよ」

「ふーん、やっぱり」


 珍しい……のかは知らないが目を閉じて寝ていた雲雀は体を起こしてニヤリと笑う。


「間違ってたら本当にごめんなんだけど……クルちゃんってこの世界の人じゃないよね?」

「え?ナナナ、ナンノコトデスカ?」

「まぁ、話したくないならいいけど」


 何となく罪悪感に追われたのだろうか。クルは自分から口を割る。


「いえ、雲雀さんの言う通りです」

「ふわぁぁ〜……それじゃあ他の2人も?」

「そうですね。カクカクシカジカで……」


 クルは他言無用と釘を刺して全てを話す。その時に食べていたカレーはなかなか喉を通らなかったとの事。後日、全力でアイリスに謝りに来ていた。


「そっちの事情はわかった。だからってわけじゃないけどひとつお願い」

「なんですか?」

「その透視とやらを私もやりたい」

「初見の人はみんな同じ反応するんですね……」

「え?」

「いえ、こちらの話です。一応、確認ですけど1時間は元に戻りませんからね」

「うむ、わかった」


 それではと、クルは雲雀の目を手で覆う。


「はい、どうですか?陽向さんの部屋とかが見えると思いますけど」

「おお、これはすごい。ところで、クルちゃんはなんで脱いでるの?」

「脱いでません。この能力の最大の弱点です……」


 あ、なるほどと気づいた雲雀は自分も服を脱ぎ出す。


「え、急に何を?」

「んー、私だけなんか悪いかなと。良かったらこのままお風呂でもどう?」


 その後、2人は浴室で主にクルの天界での話で盛り上がるのだった。

雲雀「どうもー、雲雀でーす」

作「あれ?珍しいね」

雲雀「本当はクルちゃんが来るはずだったんだけど、透視能力切れてないから代わりに来た」

作「あー、なるほど」

雲雀「……スピー」

作「来たんだったら寝ないでもらえる?」

作(ん?透視能力もらったのって雲雀ちゃんじゃ……)

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