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「エラキンクエスト6・浦島太郎」

ヨシテル一行は、浦島に服をもらうため海岸沿いに来ていた。

「あなたが浦島さんですか?」

「はい。そうですが何か?」

浦島は怪訝そうな顔でヨシテル達を見た。

「魔王エラキングを倒すために、あなたの服が必要なのです。

あなたの服をください!」

「申し訳ありませんが、服は差し上げられません。

手伝いたいのは山々ですが、服の予備がありませんので」

浦島は眉をひそめながら言った。

「そこをお願い!ねっ?ねっ?」

パープルは美男子の浦島を見つめながら言った。

「う~ん、そうだ。

僕は竜宮城にいる乙姫様と、お付き合いがしたいのです。

そこで僕の写真を持っていって、彼女の写真をもらってきてはいただけませんか?」

「任せてください!」

意気揚々としたヨシテルと、やる気のないパープルは乙姫がいる竜宮城へと向かった。

「いらっしゃいませ。珍しい客人ね」

「浦島さんから、あなたへお届け物です」

ヨシテルは、乙姫に浦島の写真を手渡した。

「あら?浦島さんから私に?」

「えぇ、乙姫様のお写真をいただけませんか?」

ヨシテルの言葉に乙姫は

「でっ、でも私写真映りが悪いですし、お化粧もしなければなりません」

と焦りながら言った。

「そのままでも結構です。あなたは十分美しい。さぁ、早く!」

「で・・・でも・・・」

乙姫はうつむきながら言った。

「では私がカメラマンになります。さぁ早く!」

「気持ちの問題が・・・」

乙姫は両手に胸を当て少し後ずさりした。

「分かりました。私も男です!」

いきなりヨシテルは自分の服を脱ごうとした。

「いい加減にせぇよお前!こっちにも心の準備あるの気付けや!!」

乙姫が叫ぶと目の前が真っ暗になった。


「ここは?私は死んだのか?」

そこは教会だった。ヨシテル以外の仲間は無事だったようだ。

「そりゃ怒ると思うよ?目の前で見ず知らずの男が服脱ぎ出したらね」

「私の何がいけなかったのだ。

そうか、背筋が足りなかったんだな!?」

ヨシテルの言葉にパープルはため息をついた。

「おぉ!死んでしまうとはなさけない。迷える子羊達よ、祈りを捧げなさい。

1毒を治療する2麻痺を治す3生きかえらせる4もぎょもぎょ、むぎゅも」

「もう一度、4を言ってください」

ヨシテルは神父王に耳を傾けながら再度聞いた。

「乙姫の写真をとる」

「4番お願いします!」

ヨシテルは、教室で日直をするかのように起立し手を上げた。

「一万ゴールドかかるけど良い?」

料金を払ってから翌日。

「これは・・・何だ?」

教会に入ると数十個の棺おけが並んでいた。

「みんな、あの乙姫に死んでしまうとはなさけない者にされた。

しかし乙姫から、こんな物を盗んできた」

乙姫から盗んだものは、ラーの玉手箱という物だった。

それを開けると浦島は、すぐ神父に転職した。

浦島は自分の服を脱ぎヨシテルに手渡した。


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