「エラキンクエスト5・パパブ死す!?」
ヨシテル一行は旅館に宿泊していた。
パパブは、どこかに行ったきり戻ってきていない。
「ホッホッホ。あなたが勇漁ヨシテルですか?」
「誰だ!?」
ノックもしないで、いきなり何者かが部屋に入ってきた。
「申し遅れました。私は魔王エラキング様の部下ゲエラと申します」
「なぜ人々に危害を加える?これ以上、人々を魚人にするのはやめろ!」
ヨシテルは、ツリザオの剣に手をかけながら言った。
「この世は弱肉強食、それは仕方ありません。
しかし、あなた方は必要以上の食べ物を確保し、無駄にしてないでしょうか?
私は人間が許せない、許せないんですよ!
親魚は人間に一口食べられ捨てられたのですから!」
ゲエラは喋るたびに怒りを募らせながら言った。
「食べ物を粗末にするのはいけない事だ。
それを分かって、最低限で満足している人間もいる」
「連帯責任です。あなた達悪人の罪を償っていただきましょう!
さて、そろそろあなたの仲間がシャミセンとポンズに八つ裂きにされている頃です」
ゲエラの言葉が終わってまもなく
「ぬわーーーーーっす!!」
とパパブの叫び声が響いた。
ヨシテルは急いでパパブの元へ向かった。
「叫び声が聞こえましたが大丈夫ですかパパブ!?」
「うむ。踏ん張るのに力が入っただけだ」
シャミセンとポンズは、男子トイレの中で倒れていた。
「おのれ~!シャミセン!ポンズ!お前達、許さないですよ!」
顔を真っ赤にしたゲエラが呪文を唱え出し、パパブがトイレのドアを開け出てきた。
「ぐ、ぐはぁ!なんですか、この臭いは!?
この私が、こんな臭いにやられるなどと・・・ゲェラ!!」
ゲエラは倒れた。
パパブが出てきたトイレのフタが光っている。
「これが魚神の盾か」
キャスト
モデル
ゲエラ・ドラクエ5ゲマ
シャミセン・ジャミ
ポンズ・ゴンズ