表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/13

エラキンクエスト最終話・エラばれし者

ヨシテル達はエラキングの巣窟、魔海城までやってきた。

フグ顔のプロレスラーのような魚人が王座にいる。

「お前がエラキングだな!?」

「よくぞここまで来た、勇漁ヨシテルよ。

伝説の装備を集めたらしいが俺様には効かん。

俺様は最強!天才!金持ちだからな!」

ヨシテルは雄叫びをあげながらエラキングに攻撃した。

オリハルコンの針がついていない、つりざおの剣の一撃がエラキングを切り裂いた。

「この俺様が!この俺様が、こんな奴に・・・ゲェラ!!」

エラキングは倒れた。

王座の奥から何者かが歩いてくる。

「誰だお前は!?」

「我が名はエラゾマ!全てを魚にするもの!」

エラゾマは黒い霧を放っている。

「もうエラキングはいない。もう終わりだ!」

「あの愚か者を倒したくらいで良い気になるでない!

LV50でありながら、青くて柔いモンスターにすら負ける。

経験値を積んだからとてザコはザコなのだ!」

エラゾマに、ヨシテルは攻撃するも全く微動だにしない。

「そんな蚊が刺すような攻撃では、我が肉体に傷一つ付けることはできぬ!

受けてみよ!我が最大攻撃魔法エラゾーマを!」

エラゾーマの津波の炎でヨシテル達は瀕死になった。

「ヨシテルよ!

なにゆえ人間として生きるのか?

海底を自由に泳ぎまわる素晴らしさは、人間には分かるまい!

その醜い呪縛から解き放ってやろう!

さぁ、我が魔法で魚人になるがよい!」

エラゾマが手を振り上げた時、誰かが駆け寄ってきた。

「待ってもらおう!

エラゾマよ、俺の所有している世界の半分をやろう。

それで刀を鞘に収めてくれないか?」

エラドラゴンは息を切らして言った、

「おぬしの魂胆は知れておる。

エラドラゴンよ、ヨシテルが大切か?」

「・・・この戦いが終わったら婚約を考えている!」

エラドラゴンは箱から指輪を出して言った。

「エララララ!よかろう!」

エラドラゴンはエラゾマに地球儀の半分を投げつけた。

それはエラゾマに当たると大爆発を起した。

「終わったな。エラゾマは残酷な奴だ。

俺が世界の半分を渡したとて、人類魚人計画は遂行されるだろう」

エラドラゴンはエラゾマに背を向けた。

「許さぬぞ!許さぬぞエラドラゴン!

このワシに、最大回復魔法ホイナズンを使わせるとは。

後悔するがよい。

全ての人間どもを魚人に変え、じっくり水槽の中で飼育してやろう!

そして、ゆっくり息絶えるまで地獄を味わせてからさばいてくれるわ!」

空から猛烈なスピードで何かが降ってきた。

それは大魔法を唱えていたエラゾマに直撃した。

「このワシが!

このワシが、ドクターエラの造ったロボットとの衝突ごときで倒されるとは!

再び深海から闇が現れよう。

水があれば魚もまたいる。

魚は永遠に不滅なのだ!

エララララ!ぐふっ、カスタム!!」

エラゾマは倒れた。

こうして世界は救われたのだった。


エラキンクエスト魔海の城

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ