表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/13

エラキンクエスト9・魔王討伐会議

「ヨシテル!ヨシテル!」

「おぉ、仏様!クマになられたのですか?」

仏はまるでサーカスの輪のような穴から頭を出した。

「これ熊の穴じゃねぇから!仏界の穴なの分かる?」

「仏の世界にはクマがいらっしゃるんですか!?」

ヨシテルの言葉に仏は呆れた顔で答えた。

「熊なんていません~!

熊がいたらクマっちゃう!

熊がいたらクマっちゃう!

さて、ヨシテル。

次の目的はエラドラゴンと、エラーマシンを倒すことだ」

仏はスイッチが切り替わったように真面目に話した。

「何か良い対策はありますか?」

「エラドラゴンとの交渉は、金で解決するんじゃなかった?」

仏はいつもより穴から頭を突き出して聞いた。

「私は一度も金で解決しようなどと、言ったことも思ったこともありません。

私は勇漁!正義そのものです!」

「まぁ、いいけど。

エラドラゴンは、エラキングの右腕だが昔は魔王だった。

頑丈な竜の鱗で身を守り、灼熱の炎と絶対零度の氷の息吹を吐く強敵だ。心してかかれ」

仏は顔を穴に引っ込めながら言った。

「エラーマシンは、どのような敵ですか?」

「エラーマシンは、魔王軍の勢力を拡大するために機械と魚で作られたモンスターだ。

よりすぐりの強いモンスターデータを参考に、実験に実験を重ね今や魔王の左腕となったのだ」

仏は自分の後ろに向かって何かをブツブツ言いながら話した。

「手ごわそうですね。

討伐方法を教えていただけたらありがたいのですが」

ヨシテルが声をかけるも、すでに仏の姿はどこにもなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ