表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/35

雨音

平日の休みの日に昼寝して起きたときに書いたものです。

午後から降ってきた雨

ポツリポツリと小雨から

時間が経ってポツポツと

絶え間なく降っている


軽い疲労を覚えた私は

ベッドに横になっていたが

気がついたら眠ってしまった


一眠りのつもりが二眠りになって

三眠りにもなってしまった


「雨音が子守唄となったのか」

そうとしか思えないほど

今もポツポツと降っている


ああ、動かなくてはならない

やるべきことがまだあるのに

微睡みの怠惰が引き摺りこもうとしている

抜け出すことを許さずに

抗うことを許さずに

逆らうことを許さずに


微睡みの波が包むように襲ってくる

動かなくてはならない

思うのではない

願うのではない

踏み込まなければならない


覚醒に力強くしっかりと

微睡みの流れに逆らって

無駄な時を貪り喰らう

怠惰なる見えざる獣を斬り伏せる

意識の刃で斬り裂いていく


無言の叫び声を張り上げて

怠惰への咆哮に昇華させる

熱意の炎を私は抱こう

怠惰の空気を材料に

衝動の行動に突き動かされよう


それが、今の私のやるべきことだ

残された今日の時を活用して

私はやり遂げてみせる

自分が今、成すべきことを成すために


再びの疲労を招くのだ

疲労を元に安らかな眠りにつくために――


《終》

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ