即興唄
森の本屋さんからの感想を元にして書きました。
不思議なカツラを付けながら即興で何かを唄おうか
虚構の中にある最強の秘密を得ようと
過激なテロリストの襲撃を受け
追いかけてくるストーカーの正体に怯えて
美しい地球を愛した征服者の願いを知った
神々の力を秘めた封印の聖剣は抜き取られ
今、悪魔が復活を果たした
悪魔のカツラは邪悪な力を強めていく
隠された最強の秘密を知った勇者は
嫉妬に駆られたテロリストの襲撃を退けて
勇者を追いかけてくるストーカーの正体を暴く
偉大な地球を愛した征服者の協力を得て
神々の力を解放された封印の聖剣が振るわれ
今、再び悪魔が封印される
カツラを外して眠りにつこうか
最強の秘密が眠る虚構の中へと
テロリストの襲撃の無い場所に
ストーカーの正体は謎を抱いて
地球を愛した征服者に会いに行き
封印の聖剣が刺さった台座で遊び
平穏な世界を楽しみながら
象徴のカツラは小道具になった
平穏な世界に最強の秘密はいらない
テロリストの襲撃は起こらない
ストーカーの正体に怯える必要がなくなり
地球を愛した征服者は眠りについている
封印の聖剣が抜き取られる時はもう来ない
古びたカツラは壊れてしまった
かつての最強の秘密は意味をなさない
過激なテロリストの襲撃は力を失い
追いかけてくるストーカーの正体は動けなくなり
麗しい地球を愛した征服者は遠く眺めるだけ
封印の聖剣は錆びて使い物にはならなくなった
これで即興の唄はお仕舞いだ
眠りにつく夜の時間に
いつまでも起きていては駄目だよ
良い子も悪い子ももう寝なさい
新しい朝の光を浴びるために――
《終》
手法としてはリフレインでしょうか。モドキかもしれませんけど。




