五十音 即興寸劇
ひらがなの五十音で書きました。
頭文字を取って変換すれば、あかさたなになります。
愛の形と言うのはどんな色をしているのだろう
色のように様々とあるが
兎が微笑むような優しい朝に
映画みたく撮られるなら
王としては納得するだろう
冠は軽いものではない
機械のように軋まないだけ良い
空気のようには軽ければ良いが
毛糸で編まれているわけではない
硬貨よりは重いけれども
賛美の源はどこに見出だせようか
詩の中に見出だせようか
酢の酸っぱさは身体に良いが
世に溢れた悪はいらない
創造された虚構に逃れたくは無いがね
他人のもので得て良いのは何かと問われたなら
知恵であると真っ先に伝えよう
突き放した絶望を
手で防ぐことができたら良いが
戸口で閉め切れるならなお良い
名ある者にはなりたくない
煮え切らぬ態度は切り捨てたい
抜きん出たものはあったとしても
年月が過ぎ去ってしまえば
農家が作る野菜に感謝するだろう
葉が群れて作り出すのは
光を遮るための木漏れ日
負債を認めれば良いのに
平和を追い求め続けた末に
砲を揃えられて囲まれた
魔神の魅力に心を捕らえられて
導きを追い求めて
夢を見続けている
目の奥にある脳味噌を
喪い続けるという悪夢を
闇に立ち向かうのに必要なのは何か
勇気と人々は謳うだろう
良いものは遥かに悪よりも優れているのだから
羅刹は高らかに主張する
利権を求めて牙を剥く
留守であることを突き止めて
礼をしてから入っていく
炉端焼きで獲物を食べようと思いながら
罠にかかった哀れな者に聴かせよう
ヲルガンの狂った音色をね
ん、でこの五十音の寸劇は終わりだよ
《終》
いろはにほへと、でも一応は作れますが、順番が面倒臭いですね。
そもそも、頭文字を打って消すのが極端に面倒臭いからですが。




