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Alldays  作者: 「色」
4/6

Coming home!!

昔の記憶の痛み

 予想に反して、何事もなく学校が終わった。期待させやがって。そして、あろうことか家路もとくに何事もなかったのだ。……少し残念だ。

……と、家について一息ついた僕の脳裏に突然、あのときの記憶がよみがえった。

去年の今ごろだったろうか、僕は学校にいた。学生のなのだから当たり前の義務だ。そこでは友達と楽しく好きなことを語っていたし、授業を少しさぼって屋上……ではないが、学校近くの河川敷の土手で寝転がったりしていた。

――そんな楽しい時間を壊すように時に悲劇は起きた。父親が母親を巻きこみ心中を図ったのだ。燃え盛る自宅の一軒家のなかで両親は身を焼かれた……一体、どのような思いで身を焼かれたのかは分からない。ただ分かることは、この一件によってショックを一番受けたのは「妹」だった。「妹」はこの一件のあと、しばらくその顔から悲哀は抜けなかった。強いストレスで声が出なくなったのだ。

……まあ、そんな「妹」が今となっては元気に笑い声をだしながらしゃべってはいるが、ここまで立ち直るのに半月を費やした。それが短いか、長いかは僕には分からない。それでも言えることは……

「ただいま~!!」

明るい声が新居にこだまする。

「やっと帰ってきたか……おう、おかえり!!」

……ここまで帰ってくるのが僕にとっては長かった。

最近のマイブームはアコギ

……弾けるようになりたい

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