表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/22

いきなり放置プレイ

「初めましてぼくの名前はイングリッド。北欧から来ました」

 は、はぁ。

 クール便のダンボールから現れた少女は、透き通るような青髪のロングヘアーをなびかせている。

 かなりの美少女、だという気がする。瞳も青くて、なんだか吸い込まれそうだ。ダンボールに座り込んだまま、こちらを不思議そうに見つめている。


 ミーン、ミンミンミン。

 ミンミンゼミがうるさい。何でこんな季節に。今流行の異常気象とかなんだろうか。表の路地を車がブウンと通る。

  せめて鳴いているのがひぐらしだったら、もうちょい雰囲気出そうな物なのに。何て思う。

 ほんとうに何の変哲もない、初夏の夕暮れである。

 ……はずだった。

 しかし、目の前には青髪の美少女が居る。


「あの……、いきなり放置プレイでしょうか」

 可愛い顔からいきなり「プレイ」とか出てきたのでちょっとたじろぐ。

「あ、「放置プレイ」って日本語、間違いだったでしょうか。日本語は国でそれなりに勉強してきたつもりだったんですけど」

 あ、いや。

 ええと、初めまして。

「ハイ! 初めまして」

 イングリッドと名乗った美少女は、長いワイシャツ一枚しか着ていない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ