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女神と人形遣いと骨董屋

今回はアリスと上海とこーりんです


-魔法の森




月姫「あら、迷ってしまったわ……」



 現在月姫は絶賛迷子中であった。



月姫「困ったわ……」


アリス「あれ!? もしかして月姫さん? (こんな所で会えるなんて……やっぱり運命を感じるわ♪)」



 月姫が迷ったことに頭を悩ませているとアリスと上海に出会った。


 アリスは何やら危険な思考をしているが……



月姫「あら、アリスちゃんに上海ちゃん。久しぶりね」


上海「シャンハーイ! (お久しぶりです!)」


アリス「はい! お久しぶりです! ……何かあったんですか?」



 アリスは月姫に会えたことが嬉しいせいか、満面の笑みで聞く。



月姫「ええ、実は香霖堂に行こうとしてたのだけど、迷ってしまって……」



 そう言ってしゅんとする月姫



アリス「そうなんですか……(ちっ、あの変態眼鏡の所か……それにしても迷ってしゅんとする月姫さん……かわいい♥)」


上海「シャンハーイ……(ご主人様、自重してください……)」



 相槌を打ちつつ内心は、前半は黒く、後半は変態全開である。


 こーりんよりお前が変態じゃないかと声を大にして言いたい。


 そして上海はそんなご主人にため息をつく。



アリス「じゃあ、私が案内します!」


月姫「いいの?」


アリス「はい! 任せてください!」


上海「シャンハイ!(任せて!)」


月姫「ありがとう……」



 月姫は感謝の意を込めて微笑む。



アリス「こちらこそありがとうございます……」ダラダラ



 鼻血を大量に流す変態。



上海「シャンハーイ!(やっぱり月姫さんは綺麗!)」



 上海は月姫の綺麗な笑顔を頬を染めつつ褒める



月姫「ありがとう、上海ちゃん♪……ってアリスちゃん鼻血出てるわ!」


アリス「気にしないでください」


月姫「そ、そう?」



 月姫は若干引きながら答える。



アリス「ではさっそく行きましょう!」


月姫「お願いね」


上海「シャンハーイ♪(レッツゴー♪)」



 こうして香霖堂に向かう一行であった……






-香霖堂




アリス「はい、着きましたよ」


月姫「ふふっ、ありがとう。おかげで助かったわ」


アリス「いえ! 月姫さんのためですから……」


月姫「これからどうするの?」


アリス「せっかくですから私も寄っていきます。(変態と二人きりにさせてたまるか!)」



 正直アリスのほうが変態だが。



月姫「じゃあ、入りましょう?」


アリス「はい!」




 からんころん




霖之助「いらっしゃ……おや?」


月姫「森近くん、久しぶりね」


霖之助「麗しの月姫さん、お久しぶりです……最近会えなかったので胸が締め付けられる思いでしたよ」



 キザに口説く霖之助。

 アリスよりは変態度は下か?



月姫「ふふっ、相変わらずお世辞が上手いわね?」


霖之助「いや、僕は本気で……」


アリス「ごほんっ!」


上海「シャンハイッ!」



 霖之助がうそ偽りのない気持ちを述べようとした瞬間にアリスと上海の邪魔が入る。




霖之助「なんだ……君も居たのかい……」


アリス「ええ。残念だったわね。月姫さんが変態に何かされないか見張るためにここに来たのよ」


霖之助「僕が変態……? はっ! 変態の君に言われたくないね。……大体女同士なんて非生産的だと思わないかい?」


アリス「よし、そこに直れ。あんたは今、全国の百合達を敵に廻したわ」



 口論を繰り広げる二人。

 それを見て微笑む月姫。



月姫「仲がいいのね」


二人「「どこがですか!?」」


月姫「くすくす……」


二人(と上海)「「「……」」」



 月姫のその可愛らしい仕草に顔を赤らめる二人(と上海)。



月姫「……? どうかした?」


霖之助「いえ……相変わらず美しいと見とれていたのですよ」


月姫「あんまり、からかわないで……」



 珍しく顔を赤く染める月姫。



アリス「……」ぴきっ


上海「……」



 頭に血管が浮かび上がるアリス。

 そして、目が笑ってない上海。



アリス「月姫さん! さっさと用事を終わらせましょう!」


上海「シャンハイ! (そうしましょう!)」



 アリス達はさっさとここを離れようとする。



月姫「え、ええ……」



 月姫はその気迫にびっくりしながらも了承する。



霖之助「……それで、月姫さんは本日は何用でこられたのでしょうか?」



 いつのまにか商売人の顔に戻り尋ねる霖之助。



月姫「そろそろ、珍しいものでも入ってないか見に来たの」



 月姫は珍しいものを収集するのが好きだ。

 だから、たまにこうして香霖堂に来るのだ。


 ……なぜ毎回来てるのに必ずといっていいほど迷うのかは謎である。



霖之助「やはりそうですか。月姫さんが好みそうな珍しいものがいろいろと入りましたよ」



 そうして、商品を並べる霖之助。



月姫「わあ~♪」



 月姫は目を子供のようにキラキラし始めた。


 これを見るのが霖之助の楽しみだったりする。



アリス「月姫さん……」



 アリスはそんな月姫を初めてみたのか、恍惚としながら鼻血を出している。



 自重しろ。



上海「……」



 上海は上海で見とれている






 そして時間が経ち・・・






月姫「いい買い物ができたわ♪ありがとうね、森近くん」


霖之助「いえ、またのお越しをお待ちしております」



 あれから買い物を終えた月姫。



月姫「じゃあ、また来るわね♪」






-魔法の森




アリス「月姫さん、博麗神社まで送ります」


月姫「お願いできるかしら? また、迷いそうなの……」


アリス「わかりました」






-博麗神社




アリス「着きましたね。(ああ、もう少し一緒にいたかった……)」


月姫「アリスちゃん、今日は本当にありがとう」


アリス「いえ、気にしないでください。私は月姫さんのそばに居るだけで幸せなのですから」


上海「シャンハーイ! (私もです!)」


月姫「ふふっ……」






 こうして一日は終わった。

基本的には百合なため

今後こーりんに出番はないw


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