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紅魔館の風景

やっとこさ更新できたぜよ

今回は紅魔館メンバーがお相手です。

-紅魔館




レミリア「お母様……いい加減私の館で暮らさないかしら?」



 現在月姫は紅魔館に来ていた。


 目の前のお嬢様、レミリアは愛すべきお母様と一緒に暮らしたいがために、毎回来ると、このようにお願いしている。



月姫「ごめんね……私は博麗神社の神様だから、博麗神社に住むと決めてるの……」



 毎回同じお願いをされても嫌な顔一つせず申し訳なさそうな顔をして断る。


 月姫は一応博麗神社の神様である。


 だから、博麗神社を出ることは基本的には出来ない。



レミリア「そう……残念だわ……」



 口ではなんともなさそうに言うが、実際はかなりのショックを受けているレミリア。



フラン「おっかあさま~♪」




 ダダダ……

 ギュッ!




 そんなやり取りをしているとレミリアの妹、フランが走ってきて月姫に抱きつく。



月姫「あら、フラン。今日も元気ね」




 ナデナデ




 フランを優しく撫でる月姫。



フラン「でしょ~♪えへへ~……」

月姫「ふふっ……」



 嬉しそうにフランは笑い。


 月姫はそれを見て微笑む。


 なんだこの幸せな家族の光景は。



レミリア「フ、フラン……? わ、私が抱きつく前に抱きつくとはどういう了見かしら?」



 しかし、それを許さないものがここにいた。

 静かに嫉妬の炎を燃え上がらせるレミリア。


 カリスマのカの字も感じられない。



フラン「えへへ~……羨ましい?」


レミリア「くっ!」



 フランが挑発しレミリアは血の涙が出そうなくらい悔しがっている。



咲夜「失礼します。紅茶が入りました」



 そんなやり取りの最中に紅魔館のメイド、咲夜が紅茶を持って入ってきた。



月姫「あら? ありがとう咲夜ちゃん」


咲夜「いえ……ところで咲夜ちゃんと呼ぶのはいい加減やめていただけないでしょうか?」


月姫「あら、嫌なの?」


咲夜「い、いえっ! 嫌なわけではないのですけど……恥ずかしいというかなんというか……」



 顔を真っ赤にし、わたわたと後半は口ごもらせながら言う咲夜。


 かわいいなおい。



月姫「ふふっ、じゃあいいじゃない♪」




 ナデナデ




 咲夜を撫でる月姫。


 つくづく撫でるのが好きらしい。



咲夜「あう……」



 月姫に撫でられ顔を赤くする咲夜。



レミリア「こら! そこなにいちゃついてるの!」


フラン「お母様~、私にももっとナデナデして~♪」






あれから少し時間が経ち……




月姫「レミィ……ちょっとパチュリーにも会ってくるわ」


レミリア「……わかったわ」



 若干不服そうだが了承するレミリア。



フラン「すうすう……」



 フランは疲れたのか寝ている。



月姫「じゃあ、フランをお願いするわね? 咲夜ちゃん」


咲夜「わかりました」



そうして、図書館へと向かう月姫。






-図書館




月姫「ふうっ……やっと着いたわ。パチュリーはいるのかしら?」


小悪魔「どなたですか~……って月姫様!? 来てたんですか!」



 月姫がたどり着いた瞬間にパチュリーの使い魔である小悪魔が現れ、月姫が居ることにびっくりする。



月姫「あら? こぁちゃん! ちょうど良かったわ。パチュリーの所に案内してもらえる?」


小悪魔「わかりました。ではお手をどうぞ……」


月姫「わかったわ」




 ギュッ!




 手を繋ぐ二人。



小悪魔「(この瞬間が一番幸せです……)」



 小悪魔は頬を染めながらパチュリーの所に向かう。


 その様子に月姫は首を傾げていた……






パチュリー「……」



 現在図書館の一角で本に読みふける紫もや……げふんげふん!


 パチュリーである。



パチュリー「あ、紅茶が切れたわ。こぁ~! こぁ~!」



 紅茶がなくなったため小悪魔を呼ぶパチュリー。




月姫「はい、なんでしょうパチュリー様」


パチュリー「紅茶を咲夜に入れてきてもらえる?」



 今返事をしたのは月姫なのだが、パチュリーは本に集中しているため返事をしてるのが誰か気づかない。



月姫「ふふっ、わかったわ」


パチュリー「ええ、頼むわ……えっ!」



 ようやく自分が返事してる人物が誰か気づいパチュリー。



月姫「くすくす……久しぶりねパチュリー」


パチュリー「あ、葵……」



 パチュリーは愛しの親友と久しぶりに会えたため声がどもる。



月姫「紅茶ならさっき小悪魔に頼んだからもう少ししたら来るんじゃないかしら?」


パチュリー「……」


月姫「紅茶が来るまでお話しましょう?」


パチュリー「ええ、そうね……」



 嬉しそうに顔を綻ばせ言うパチュリー。




そして話し込み・・・






小悪魔「パチュリー様、月姫様。紅茶お持ちしました……あれ?」




二人「「……」」すやすや……




 小悪魔の前には仲良く寝込む二人の姿が……



小悪魔「ふふっ・・・」



 小悪魔はそれを微笑ましそうに眺め、紅茶をそっと置いた……






 あれから起きた月姫は帰ることにした。


 起きたときにパチュリーは顔を真っ赤にしていた。



パチュリー「また来てね。葵……」


小悪魔「私も会えるのを楽しみにしています」


月姫「ええ、また必ず来るわ」



 そう約束し、図書館を後にする。


 パチュリーと小悪魔は寂しそうに……


 特にパチュリーは寂しそうにしていた。






レミリア「帰るのお母様?」



 廊下でレミリアに出会った月姫。



月姫「ええ」


レミリア「また……来てくれるよね?」



 いつものレミリアより弱弱しく目を潤ませて言う。



月姫「もちろんよ♪」



 月姫は必ず来るという約束をする。



レミリア「わかった……じゃあまた会いましょう?」



 そう言い別れる月姫とレミリア。




 そうして、門まで来た月姫。



美鈴「あれ? 月姫さん帰られるんですか?」



 門で紅魔館の門番、美鈴が月姫に気づき声を掛けた。


 美鈴は月姫が来ている影響か、珍しく起きていた。



月姫「ええ。大切な娘が待ってるから……」


美鈴「霊夢さん、愛されてますねえ……なんだかとっても霊夢さんが羨ましいです」


月姫「あら、どうして?」


美鈴「私は月姫さんが大好きですから! そんな月姫さんと一緒にいつまでもいられる霊夢さんがすっごく羨ましいです」



 かなり大胆な発言をする美鈴。



月姫「ふふっ、私も美鈴ちゃんは大好きよ」



 しかし、月姫には効いていない。



美鈴「いずれは私だって月姫さんと……」



 だんだんと妄想に浸り始める美鈴。



月姫「美鈴ちゃん? ……どうしたの、美鈴ちゃん? ……きっと門番の仕事で疲れてるのね」



 妄想している美鈴のことを盛大に勘違いしながら月姫は博麗神社へと帰っていった。











 おまけ






 美鈴の妄想





美鈴「月姫さん! 私が貴女は私が必ず守ります!」


月姫「美鈴ちゃん……ありがとう。私今すっごい幸せよ……」




チュッ




 そう言い美鈴の頬にキスをする月姫。



美鈴「えへへ……うへへ……」


咲夜「……とりあえず死になさい」



門まで様子を見に来た咲夜は美鈴の様子を見てナイフを抜き出した。


美鈴の悲鳴が紅魔館に響き渡った。


若干強引に話をまとめた感が否めない

感想待ってます。

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