本日は発情期
今回は影狼。
ちょいエロです。
-影狼の家
影狼「はぁ…はぁ…」
影狼は現在、自分の部屋で、必死に何かを押さえていた。
影狼「くぅん……月姫……」
影狼は現在、所謂発情期に入っていた。
そして、思い人である月姫を思いながら切なくなっていた。
今、月姫に来られたらヤバい……と、そう思っていた。
そういうときほど、予感は当たるものである。
月姫「影狼ちゃ~ん……いる~?」
月姫が来てしまったのである。
影狼「つき……ひめ……」
影狼は苦しそうな表情を浮かべる。
月姫「あれ? 苦しそうだけど大丈夫?」
月姫は心配になり、顔を近づける。
影狼「っ……!」
影狼は漂って来る月姫の香りに必死で耐える。
月姫「熱は……ないよね?」
そう言って、額に手を当ててきた。
影狼は思った。
「もう、ゴールしてもいいよね……」と。
影狼「月姫……」
月姫「なに? どうかし……きゃっ!」
月姫は影狼に押し倒された。
影狼「はぁ……はぁ……」
月姫「……? ど、どうかしたの? って、ひゃん!」
月姫は影狼に首を舐められた。
月姫「へ、変な悪戯はやめてちょうだい、影狼ちゃんってはぅっ!」
今度は耳たぶを甘噛みされた。
月姫「やめてってばぁ……」
だんだんと、月姫は顔が赤くなり、目が潤みを帯び始める。
その後、だんだんと行為はエスカレートしていったが、ギリギリのところで霊夢が危機を察知し、飛び込んできたことにより、事なきを得た。
「なにやってんのよ~! うらやま……もといけしからん! 夢想封印!」
~後日~
影狼「あわわ……私は何ていうことを……」
あのあと、霊夢にとっちめられた影狼はしばらくすると冷静になり、
家に飛びかえり自己嫌悪に陥っていた。
影狼「確実に嫌われた……」
現在の影狼を現わすならばズ―ンとしており、今にも死にそうな雰囲気である。
影狼「でも、あの時の月姫かわいかったなぁ……」
思い出して頬を染めるあたり、意外とたくましいもんである。
月姫「影狼ちゃん」
そんな時に、月姫が影狼の前に現れた。
影狼「……!! あ、つ、月姫っ! 本当にごめんなさいっ!」
影狼はそれは見事な土下座を披露した。
影狼「私、発情期で……気が動転してて……」
月姫「大丈夫、大丈夫よ。私は気にしてないし、貴女の気持ちがわかったから」
影狼「へっ!?」
影狼は「私の気持ちがわかったって……もしかして、とうとう想いが通じたのか!?」
とドキドキとしていた。しかし、相手はあの月姫である。すなわち……
月姫「私に甘えたかったのよね?」
影狼「……」
影狼の道は遠い。
まあ、言うほどエロくはないっていう。




