番外編 学園女神録
前から言っていた、100000記念の学パロ話です。
月姫の家
月姫「~♪」
現在、月姫は朝食の準備をしていた
月姫「♪~・・・これで良しっと。さて、お寝坊さんを起こしに行こうかしら。」
クスリと微笑んで妹の部屋に向かった
妹の部屋
コンコン
月姫「霊夢~・・・起きてるかしら~?」
・・・
月姫はノックをして声をかけるが反応がない
月姫「やっぱり眠ってるのね。・・・仕方の無い子ねえ。」
そう呟き起こしに入る
ガチャ
霊夢「すーすー・・・」
案の定霊夢は寝ていた
月姫「ほら、霊夢。起きなさい。」
霊夢「すーすー・・・」
月姫「霊夢。」
霊夢「う~ん・・・キスしてくれたら起きる。」
月姫「クスクス・・・わかったわ。」
チュッ
月姫「おはよう、霊夢。」
霊夢「おはよう、姉さん。」
霊夢は顔を少し赤くして起きた
当然のようにキスがされたが、毎日の恒例行事なのだ
月姫「さ、朝食も出来てるし行くわよ。」
霊夢「むう、今日こそ唇が良かったんだけど・・・」
月姫「頬で我慢しなさい。唇は好きな人のために残しておくものよ。」
霊夢「だからこそなんだけどな・・・」ボソッ
月姫「さ!急がないと遅刻しちゃうわよ。」
二人は朝食を食べて、学校へ行く準備をした
月姫「さて、そろそろ行くわよ。」
霊夢「私も準備はオッケーだよ、姉さん。」
月姫「じゃあ、行・・・」
ピンポーン
月姫「ふふっ、お迎えも来たみたいだしね。」
霊夢「そうね・・・」
ガチャ
魔理沙「おっす!霊夢に月姫さん!」
月姫「おはよう。魔理沙ちゃん。」
霊夢「おはよう。先に学校行けば良かったのに。」
魔理沙「なんだよ。折角だから一緒に行こうぜ!」
霊夢「あんたは毎日そうね・・・」
魔理沙「うっしっし・・・それに、月姫さんと二人きりで登校なんてさせねえぞ(ボソッ)」
霊夢「くっ!」
月姫「何してるの?早く行くわよ。」
霊夢「わかった~!・・・姉さんは渡さない。」
魔理沙「おう!・・・必ず盗んでみせるぜ。」
3人で学校へと向かった
東方学園
月姫「さて、じゃあここで一旦お別れね。また、あとでね霊夢。」
霊夢「うん、姉さん。」
魔理沙「じゃあ、教室に向かうか。」
2年A組の教室
霊夢「おはよう。」
魔理沙「おっす!」
早苗「あ、霊夢さん、魔理沙さんおはようございます!」
妖夢「魔理沙、霊夢。おはようございます。」
霊夢たちが教室に入り挨拶をすると挨拶を返してきたのは
霊夢達の親友の早苗と妖夢であった
早苗「それにしても今日も月姫様と登校ですか・・・羨ましいです!」
霊夢「妹なんだから当たり前でしょ。っていうか相変わらずねあんた。」
魔理沙「まったくだぜ。月姫様って。」
早苗「だって、憧れの先輩ですし。一目惚れですよ!一目惚れ!」
霊夢「まあ、憧れるのはわからないでもないけど・・・言っとくけど渡さないわよ。」
魔理沙「ある日突然カミングアウトされたときはびっくりしたぜ。」
そうなのだ
早苗は月姫に会った後に、親友達に
早苗「私、一目惚れしちゃいました!」
と、カミングアウトしたのだ
妖夢「そうですね。憧れるのはわかります。」
霊夢「なに、あんたもそうなの?」
妖夢「え、いや、その・・・ち、違いますよ!」
魔理沙「な~に言ってんだ。前から大好きなのはバレバレだぜ。」
妖夢「みょんっ!?」
早苗「この前、月姫様に手を握られてトリップしてたのは引きましたね。妬ましい。」
妖夢「みょんんっ!?」
霊夢「・・・あんたも迎撃対象だったとはね。」
魔理沙「むしろ、なんで霊夢が気づかなかったんだよ。」
霊夢「単なる憧れだと思ったのよ。まさか恋慕の感情も抱いてるとは・・・」
妖夢「ち、ちが・・・」
キーンコーンカーンコーン
妖夢「みょーんっ!?」
妖夢は休み時間中ずっといじられ続けた
3年A組の教室
月姫「皆さん、おはようございます。」
蓮子「あ、葵!おはよう。」
メリー「おはよう、葵。」
月姫が挨拶をすると、親友達が挨拶を返してきた
蓮子「葵!今日は部活に来なさいよ!」
メリー「そうね。今日はちょっと信憑性のある噂を確かめに行くから。」
月姫「わかったわ。」
そう言い月姫は微笑み蓮子の頭を撫でる
蓮子「うう・・・子供じゃないんだからやめてよ。」
月姫「あらあらごめんなさい。」
メリー「・・・私は?」
蓮子は顔を真っ赤にして文句を言うが満更じゃなさそうだ
対して、メリーは不満顔である
月姫「はい、メリー。」
なでなで
メリー「ふふっ・・ありがとう。」
キーンコーンカーンコーン
月姫「あら、始まるわね。」
蓮子「そうね。・・・部活忘れるんじゃないわよ!」
蓮子はそれだけを告げて自分の席に戻って行く
メリー「私も待ってるわ。」
メリーも戻っていった
紫「はーい!授業を始めるわよ!」
シーン・・・・
生徒A「・・・あの。」
紫「何かしら?」
生徒A「なぜ、先生がここに?」
紫「何言ってるの?授業をするためじゃない。」
生徒A「えーと、質問が悪かったですね。校長先生がなぜここに?」
紫「授業のためよ。」
生徒A「授業の担当の先生はどうしたんですか?」
紫「体調が悪くなったそうよ。だから緊急に私が葵のいる教室にきたわけよ。」
生徒A「・・・さいですか。」
何を隠そうこの紫は校長なのである
先生が体調が悪くなったのは本当であろうが、代わりに校長が来たのは職権を乱用したのであろう
紫「くふふ・・・今日の授業は保健だったわね。じっくりと子供の作り方を実践で・・・」
生徒A「あんたもう帰れよ。」
蓮子「そうよ。変態教師め。」
メリー「まったくね。」
月姫「み、みんな落ち着いて。」
紫「ふっ、私は絶対に帰らないわ!そこに月姫がいる限り!」
バシンッ
後ろから紫の秘書の藍が現れ紫をしばいた
藍「よいしょっと。・・・アホが失礼しました。どうぞ、自習をなさってください。」
そういうと藍は紫を担いだまま帰っていった
蓮子「・・・なんだったのよ。」
まったくである
月姫「う~ん・・・」
生徒B「どうしたの?月姫さん。」
月姫「あ、ちょっと気分が悪くて・・・」
生徒B「え、ちょっと待ってね。」
生徒Bが月姫のおでこに手をあてる
その際に殺気が沸いたのは気のせいであろう
生徒B「わ、熱い!熱がでてるよ!保健室に行かないと。」
月姫「じゃあ、そうする・・・」
生徒B「一人じゃ危ないよ。僕がついてい・・・」
蓮子「私が!ついていくわ。」
メリー「あら?私でもいいんじゃない?」
蓮子「何よ?」
メリー「何?」
睨みあう蓮子とメリー
生徒A「・・・保健委員は誰だ?」
生徒C「あ、私です。」
生徒A「じゃあ、頼んだ。」
生徒C「・・・はい。」
見かねた生徒Aが助けをだす
結局保健委員に連れて行かれることに
保健室
生徒C「すいませーん。」
えーりん「どうぞー。」
生徒C「失礼します。」
月姫に肩を貸しながら保健室に入る
永琳「っ!?月姫さん!?」
入ってきた人物を見てうろたえる永琳
生徒C「そうなんですよ。熱があるみ・・・」
永琳「ど、どうしましょう!こんなに顔を青くして・・・もしかしてとんでもない病気!?」
生徒C「いや、だから熱が・・」
永琳「月姫さん、貴女がいなくなったら私は私は・・・」
生徒C「・・・はあ。」
思わずため息をつく生徒C
この永琳という保険医
いつもは完璧でクールなため生徒にも人気なのだが
月姫が病気なので保健室に来た時はものすごいうろたえる
月姫「八意先生・・・落ち着いてください。」
永琳「!、だ、大丈夫なの、月姫さん!?」
月姫「はい・・・熱があるだけです。」
永琳「良かった・・・いえ、良くないわ。放っておくと症状が悪化するかもしれない。薬をすぐ用意するわ!」
そう言うとすごい速さで薬を調合し始める
この学園の保健室は、薬が用意されてるわけではなく、症状を見てから調合をするのだ
生徒C「・・・じゃあ、私帰るね。」
月姫「うん。ありがとう、生徒Cちゃん。」
そう言い月姫は微笑む
生徒C「・・・その笑顔は反則だよ。」
月姫「?」
生徒C「なんでもないよ。じゃあね。」
生徒Cは帰っていった
知らないうちにライバルが増えて行くのであった
永琳「とりあえず、コレを飲んでそこのベッドで寝なさい。」
永琳はそう言い調合したばかりの薬を渡す
月姫「ありがとうございます。」
笑顔でお礼を告げる
熱のせいもあるだろうが、儚げにみえる笑みだ
永琳「押し倒してもいいかしら・・」ボソッ
月姫「?」
永琳「なんでもないわ。さあ、寝なさい。」
月姫「はい。」
そういい月姫はベッドに入る
寝つきがいいのか、あっという間に寝息が聞こえ始めた
永琳「睡眠薬の効き目は上々ね。」
訂正、寝つきがいいのではなく、人為的なものだった
永琳「さてと・・・別にやましいことの為に睡眠薬を入れたわけじゃないけど、隣に月姫さんが寝てるのは変な気分になってくるわね。」
永琳は寝やすいように睡眠薬を入れたみたいだが、発言を聞いてると疑わしくなってくる
永琳「・・・キスしようかしら。」
そういい、唇に自身のそれを近づけて行く
永琳「ふっ、やっぱりダメね。起きてる時じゃないとね。」
が、やめた
永琳「だから今はここで我慢ね。」
そう言い頬に口付けた
月姫「う、う~ん。」
永琳「あら?起きたの。」
月姫「おはようございます。」
永琳「ふふっ、おはよう。」
月姫「今、何時ですか?」
永琳「もう少しで放課後になるわね。・・・早退したほうが良かったかもね。」
月姫「いえ、いいんです。永琳先生と過ごせたので。」
永琳「っ!ありがとう。・・・あら、迎えが来たようね。」
タッタッタと足音が近づいてくる
ガラッ
霊夢「姉さん、大丈夫!?倒れたって聞いたんだけど!さっき聞いたから来るの遅くなってごめん!」
魔理沙「心配したのぜ。」
二人が来た
月姫「ふふっ、心配させてごめんね。熱はだいぶ引いたから大丈夫よ。」
霊夢「良かった~・・・あ、永琳先生姉さんの事ありがとう。」
魔理沙「霊夢がお礼言うなんて明日は雨だな・・・痛てっ!」
月姫「ふふふ・・・」
永琳「お大事にね。また、治らなかったら来なさい。」
月姫「はい。」
保健室を後にした
魔理沙「しかし、永琳先生になんもされなかったか?」
月姫「何かって?」
霊夢「え、っていうか永琳先生も狙ってんの?」
魔理沙「そうだぜ。」
月姫「?」
その後霊夢は一緒に帰ろうと言ったが、部活があるので無理と言ったら
霊夢「またあの幼馴染連中ね・・・」ぶつぶつ
何かぶつぶつと呟きだした
そして、月姫は蓮子達とともに部活動をしてから帰った
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キャラ設定的なもの
・月姫
月姫家の長女。
両親は共働きの為、朝食等の準備は全てやっている。
一級フラグ建築士。
・霊夢
月姫の妹。
東方学園の2年生。
極度のシスコン。
・魔理沙
霊夢の親友。
東方学園の2年生。
幼い頃から優しくしてくれた月姫にぞっこん。
・早苗
霊夢の親友。
東方学園の2年生。
入学した際、転んでこけそうになったのを支えてくれた月姫を見た瞬間一目惚れ。
・妖夢
霊夢の親友。
東方学園の2年生。
父親の繋がりでよく家に来ていた月姫に恋慕の感情を抱く。
・蓮子
月姫の幼馴染で親友。
東方学園の3年生。
秘封倶楽部という部活動に所属。
月姫に素直に感情を出せないが、好き。
・メリー
月姫の幼馴染で親友。
東方学園の3年生。
秘封倶楽部という部活動に所属。
月姫が好き。
・紫
月姫の伯母にあたる人物。
東方学園の校長。
月姫大好き。だが、月姫の母に肉体言語で止められている。
・藍
紫の秘書。
今回少ししかでてないが、月姫スキーな人である。
・永琳
東方学園の保険医。
何回か保健室に足を運んできた月姫にだんだんと惹かれたいった。
ついでに
・生徒A
モブ。男。
月姫の同級生。
面倒見がよく、ツッコミ体質。
・生徒B
モブ。男。
月姫の同級生。
優しく、天然。
・生徒C
モブ。女。
月姫の同級生。
保健委員。
優しい。
本人は気づいてないが、結構前から月姫が好きだった。
今回ので完全に気づいた。
やっとでけた・・・
無理やり終わらした感満載ですんません。
あと、モブが以外に目立つというw
他のキャラも出したかったんですけど、これくらいが限界です。