女神と愉快なしんれいびょー
予告どおり神霊廟です。
【芳香・青娥】
月姫「う~ん、困ったわね~・・・」
月姫は現在、困っていた
一切困っているようには見えないが
芳香「がーおー、まーてー。」
月姫は札が顔に張られている少女に追いかけられていた
月姫「まったく、青娥ちゃんの仕業ね。」
月姫はなぜか微笑ましいものを見るように逃げている
気分は悪戯する子供を持った母親といった感じなのであろう
芳香「つーかまーえたー・・・」
月姫「あら、捕まっちゃったわ♪」
・・・楽しそうである
青娥「ふふふ・・・今日こそ、わたしとまぐわいをしてもらいますよ。」
いろいろと台無しなことをいいながら青娥が出てきた
月姫「?、まぐわい?」
青娥「ああ、そんな純粋なとこも大好きです!その真っ白な雪のように純粋な心を私色に染め上げる・・・なんて素晴らしい!」
芳香「じちょーしろー。」
まったくもってそのとおりである
月姫「もう、芳香ちゃんを使ってまで、悪戯しちゃだめでしょ。」
めっ、といった感じで怒る月姫
青娥「はい、すいません。(ああ、かあいいよおおおお)」
いろいろと崩壊気味の青娥である
芳香「つきひめー、わたしにもかまえー。」
月姫「あら、ごめんなさいね。」
なでなで
芳香「ふゆー・・・・」
芳香は撫でられてご満悦である
だが、
青娥「・・・芳香、貴女はいつから主人に逆らうような子になったのかしら?」
芳香「つきひめーの撫での前ではちゅーせーしんなんてむいみー。」
青娥が背筋が凍るような目で芳香を睨みつける
しかし、芳香もゆっくりとした口調だが、確実に反論している
青娥「そう・・・ここで決着をつけるときが来たようね。」
芳香「のぞむところだー。」
月姫「???、よくわからないけど、喧嘩はダメよ。」
青娥「喧嘩じゃないです。」
芳香「そうだぞー。」
二人「「聖戦です。」」
そして、弾幕勝負が始まった
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【布都・屠自古・神子】
布都「もっと遊ぶぞ!月姫!」
月姫「ふふふ、わかったわ♪」
現在、月姫は、布都と遊んでいた
月姫「次はなにをする?」
布都「そうじゃのう・・・」
うーんうーんと悩む姿は子供である
実際は子供ではないが
布都「決めたぞ!弾幕ごっこをしよう!なんだかんだいって、やったことがあまりないからのう。」
月姫「う~ん・・・わかったわ。あまり気乗りしないけど・・・」
そうして弾幕ごっこをすることに
弾幕シーン
省略!
布都「うう・・・負けてしまったのじゃあ・・・」
月姫「ふふ、ごめんなさいね。布都ちゃんも強かったわよ。」
布都「本当か!」
単純な子供である
布都「くあ~・・・疲れてしまったのじゃあ・・・」
月姫「あらあらおねむかしら?じゃあ、はい。」
そういって膝を差し出す月姫
布都「うむ、失礼するのじゃ・・・」
ストンッ
布都「気持ちいいのじゃあ・・・」
月姫「ふふっ、おやすみなさい。」
月姫はそういい、布都の額にキスをした
布都が寝たところで後ろから、少女が現れた
屠自古「すみません。布都殿が。」
月姫「ふふっ、気にしてないわ。」
そう言い微笑む
それは娘を見守る母親のような笑みだった
屠自古「月姫殿の前では、布都殿も子供そのものですね。」
屠自古はそういい苦笑いをする
月姫「ふふっ、私にとってはみんな娘のように大切よ。・・・屠自古ちゃんもね。」
屠自古「ひゅい!?」
屠自古にとって予想外の返答だったのか、驚きのあまり某かっぱの声がでる
月姫「なんなら、屠自古ちゃんも膝枕で寝る?片方開いてるし♪」
月姫は完全にからかうような笑みで屠自古を見ている
屠自古「え、えっと・・・お、お願いしちゃおっかな~・・・」
屠自古は小さく呟いた
月姫「じゃあ、どうぞ♪」
満面の笑みで手招きする
屠自古「じゃ、じゃあ失礼して・・・」
喉をごくりとならしながら、一歩一歩膝に近づいて行く
もう少しで膝に到達すると思った瞬間
神子「何をやっているのですか?」
見る人が見れば、見惚れるような笑みで、しかし、実際は底冷えするような笑みで
神子が後ろから声をかけてきた
屠自古「ひっ!」
一気に飛び上がる屠自古
神子「いいですねえ・・・膝枕ですか。私は一人自分の部屋で仲間はずれですか。
そうですかそうですか・・・・しばきたおしますよ。」
屠自古「すいませんすいません・・・」
別に屠自古が悪いわけではないのだが、そこは力関係の差
物凄い勢いで土下座をする
月姫「神子ちゃん。あまり責めないであげて。仲間はずれにしていたわけじゃないから。」
神子「・・・まあ、いいでしょう。」
神子は月姫のフォローに仕方なく妥協する
神子「しかし、そのかわり私も膝枕してください。」
その代わりに膝枕を要求する恥さらしな摂政がいた!
屠自古「わたしはまだしてもらってないのに・・・」ぼそっ
神子「ナニカイイマシタ?」
屠自古「い、いえっ!なんでもございません!」
無情である
月姫「ふふっ、じゃあどうぞ♪屠自古ちゃんはまた今度ね。」
屠自古「は、はいっ!」
屠自古は顔をパアッと明るくする
神子「また阻止しましょう。」ぼそっ
屠自古「い、今不穏な言葉が聞こえたような・・・」
神子「いえいえ・・・」
神子はとりあえず、膝枕にレッツゴーした
神子「・・・」
しかし、片方に寝ている布都を凝視し
神子「ていっ。」
布都「ふぎゅっ!」
神子は布都を突き落とした
布都「な、何をするのじゃあ!」
神子「ナニカ?」
布都「ナンデモアリマセン。」
ここでも上下関係が素晴らしいことになっていた
独占欲が強いなあ
月姫「こら!ダメでしょ神子ちゃん。」
神子「す、すみません・・・」
二人「「!?」」
月姫はさすがに怒り
それに対しシュンとして素直に謝る神子
そして、謝ったことに驚く二人
月姫「反省してる?」
神子「はい、すごく反省してます。だから頭を撫でて下さい。」
二人「「(反省してねーっ!?)」」
月姫「ん、よろしい♪」
二人「「(騙されてるーっ!?)」」
二人のツッコミの声が響き渡った一日であった
短くてすいやせん・・・