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天界家族

今回は宣言どおり、天子と衣玖さんです



遅くなってすまんね・・・





天界





天界の一角で月姫と、もう一人、帽子を被った青髪の少女が月姫に抱かれて木に寄り添って寝ていた




月姫「~♪」




目を閉じて、澄んだ歌声で子守唄を歌い続ける月姫

その様はまさに母性あふれる母親といった感じだ




ザッ




そんな二人に近づいていく、一人の影があった

こちらも帽子を被った女性だ




???「月姫様、総領娘様とこちらにおられたのですね。」




その女性のだした声に月姫は目を開いて




月姫「衣玖ちゃん。」

衣玖「お昼寝ですか?」

月姫「ええ、天子ちゃんが眠たいと言っていたからね。」




衣玖は思う

いまだにこのちゃん付けは慣れない

自分より遥かに年上なのだから間違ってはいないのだが

しかし、嬉しいと感じる自分もいる




月姫「もうちょっと寝かしておいてあげたいけど・・・仕事かしら?」

衣玖「いえ、様子を見に来ただけですので。」




実際、仕事なんて普段からあまりありもしないのだ




衣玖「・・・」




衣玖は月姫の優しさを受ける天子を羨ましく思う

衣玖にも優しいのだが、天子が受ける優しさは母のような愛を一気に受ける包み込むような優しさである




衣玖「・・・(私も甘えたら、あんな風にさせてもらえるんだろうか?)」




衣玖はふとそんなことを考える




月姫「衣玖ちゃん?」

衣玖「っはい!」

月姫「ぼーっとしてたけど大丈夫?」

衣玖「だ、大丈夫です。少し考え事をしてただけですので。」

月姫「そう。無理はしないでね。」




その言葉と共に頭を撫でられる



なでなで




衣玖「っ!」




一気に顔を赤くする衣玖




月姫「あ、嫌だったかしら?」

衣玖「・・いえ、むしろもっと・・・・」

天子「う~ん・・・」




撫でてくださいといおうとした瞬間、月姫の腕の中の少女が目を覚ます







天子「う~ん・・・」




微睡みから目を覚ます天子




月姫「目が覚めたかしら?ねぼすけさん♪」




起き抜けにお茶目な笑顔で天子に問いかける月姫




天子「うん!よく寝た!・・・ってなんで衣玖がいんのよ。」




天子は完全に目が覚め、傍に衣玖がいるのに気づく




衣玖「いえ、様子を見に・・・」

天子「大方、月姫の事が気になったんでしょうけど。」

衣玖「っ!」




図星である、完全な図星である

様子見などは建前でしかなく、実際は月姫に会いにきたかっただけだったりする




天子「まったく・・・あげないわよ。」

衣玖「・・・負けるつもりなどありません。」

月姫「・・・」




急に空気が変わりおろおろする月姫




天子「って、月姫が困ってるわね。ごめんなさい。」

衣玖「すみませんでした。」




素直に謝る二人




月姫「二人がなんで急に喧嘩をしたのかはわからないけど、私は二人とも好きよ?」

二人「っ!」




二人は鈍感に呆れつつも、好きと言われたことに顔を赤くする




月姫「?」

天子「さ、さあ!月姫!今日は私の家に来るんでしょう?」

衣玖「料理の準備は出来てます。」

月姫「ふふ・・・じゃあ、行きましょうか。」





そして、家へと向かった








天子の家






天子「やっぱりおいしいわね~、衣玖の料理は。」

月姫「ふふっ、そうね。」

衣玖「ありがとうございます。」




現在、天子の家で、料理を食べている最中である

天子と月姫の言葉に顔を赤くして照れる衣玖




月姫「これだけ料理がうまいんだったら、嫁にいっても問題ないわね♪」

天子「え~。まだ、衣玖は嫁には出せないな~・・・」




月姫は冗談として言ったのだろうが、衣玖にはダメージが凄かった




衣玖「じゃ、じゃあ、私が月姫様の嫁に・・・」

天子「あ~あ~!!!そういえば!」




露骨に邪魔をする天子

その目が語っていた、月姫はわしのもんじゃいと




天子「天界の連中が話してたんだけどね。私達の姿を見て家族みたいだなって。」




天子はとっさにこの前たまたま聞いた天人の世間話を話題に出した




衣玖「家族・・・ですか?」




若干邪魔された恨みからか、睨みながら言う




天子「そ、私が夫で、月姫が嫁。衣玖は娘。」

衣玖「嘘も大概にしてください。私が嫁で、月姫様が夫。総領娘様は娘でしょう?あ、私が夫でもいいですね。」




意味不明な家族議論が始まった




天子「いやいや、どう考えても私でしょう?」

衣玖「・・・ぷっ」

天子「おい、体形見て笑ったろ。」

衣玖「その体形で娘以外になれると?」

天子「おっしゃ、その喧嘩買った。」

月姫「あのね・・・」




一触即発の空気の中、月姫が声をかける




月姫「私は二人と家族みたいだって言われて物凄く嬉しいわ♪」




満面の笑みで言う月姫




天子「・・・」

衣玖「・・・」

月姫「・・・」ニコニコ

天子「はあ・・・まあいいわ。そのうち体に刻み込むから。私が夫だって。」

衣玖「その役目は私です。」

月姫「うふふ・・・」






こうして夜は過ぎて行った・・・




やっと書けたぜ・・・


仕事ばっかいれやがんだうちの会社・・・




ちくせう





今回は久々の執筆ですが、もともとアレな腕は落ちてないでしょうか?

心配です。

しかも短いし・・・

かといって長くしたらぐだぐだになりそうなんだよね。




っていうか、寝ているシーンから始まるの2回目のような気が・・・デジャビュ!?





遅くなった上、短くてすまないです・・・

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