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地獄にて愛を詠う

今回はえーき様とこまっちゃんの地獄コンビです。

ここは冥界の三途の川・・・

そんな所に




月姫「あらあら、小町ちゃんまたさぼり?」




月姫はいた




小町「うへえっ!?・・・なんだい月姫さんかい。びっくりさせないでおくれよ・・・」

月姫「あらあら、ごめんなさい♪」




月姫はよくふらふらと散歩に出るほうだが、冥界にまで来るのは珍しい




小町「珍しいね、こんな所まで来るなんて。」

月姫「ふふっ、そろそろ寂しがってるんじゃないかと思ってね?」

小町「ああ~・・・確かに四季さま、そろそろ寂しがってるでしょうね~・・・」

月姫「・・・ふふっ、そうね映姫ちゃんもそうだけど、小町ちゃんもね?」

小町「あたいもかいっ!?」




小町はツッコミを入れると、月姫は悪戯が成功した子供のような笑みを浮かべていた




小町「・・・ずるいなあ、その微笑。」

月姫「?」




小町はその笑みを見て、心の底からの感想が漏れる




小町「・・・まあ、あたいも確かに寂しかったよ。月姫さんの綺麗な顔を拝めないのはさ♪」




さっきの趣返しなのか、そう告げる小町




月姫「あらあら、私はそんなに綺麗じゃないわよ。」




しかし、月姫には効いてないようである




小町「やっぱり効かないかあ・・・っていうか、鈍感だねえ・・・」

月姫「?」





小町が「はあっ」とため息をついた時




???「何をしているのですか、小町。」






声がした方に振り向くと、しゃくをもった少女がいた




小町「げ、四季さま・・・」

映姫「久しぶりに仕事をしてるかと見に来て見れば・・・月姫さんとのんきにお喋りですか・・・」

小町「いや・・・その・・・」

映姫「良い訳は不要です。・・・月姫さん、お久しぶりです。」

月姫「ええ、久しぶりね。映姫ちゃん♪」




映姫ちゃんと言った瞬間、映姫の顔が赤くなる




映姫「そ、その呼び方はよしてくださいと言ったではないですか!」

月姫「?、映姫ちゃんは映姫ちゃんでしょ?」




何がおかしいのといった感じで首を傾げる月姫




映姫「~っ!も、もうそれでいいです!」

小町「おやまあ、照れちゃって。」

映姫「小町っ!」

小町「きゃいん!」




小町が照れている映姫にからかい気味に言うと、顔を真っ赤にして怒鳴られる




月姫「くすくす・・・」




それを楽しそうに見る月姫




小町「は~、やっぱりその笑みは凶器だねえ・・・ね、四季さま?」

映姫「・・・」

小町「四季さま?」

映姫「・・・」

小町「ダメだこりゃ。久々にみた月姫さんの笑みにやられちまってる。」




月姫の笑みに完全に沈黙をした映姫





映姫「・・・・はっ!私は今まで何を。」

小町「耐性が無いねえ・・・」

映姫「う、うるさいですよ、小町!」

小町「さっきのだって、あたいと月姫さんが喋ってるのに嫉妬しただけじゃ・・・」

映姫「小町!」

小町「きゃいん!」

月姫「ふふっ・・・相変わらずね貴女達は・・・」





その後も騒動は続いた・・・




裁判所




現在、月姫達がいる場所は裁判所

あの後、映姫が小町に散々説教をしたあと、月姫とともに裁判所に戻ってきた

当然だが、三途の川が勤務場所の小町はついてきてはいない

小町自身は寂しそうだったが


「また、あとで来るわ。」


との月姫の言葉に元気を取り戻し、いつも以上に張り切って仕事をし始めた

・・・映姫は不機嫌そうだったが




月姫「映姫ちゃんはまだ仕事があるの?」

映姫「ええ・・・・残念ながら(ぼそっ)」




最後の方はぼそっという映姫

本音を言えば仕事など放り出して、月姫と一緒にいたいのだが、そうもいかないのが現実である

だから、不満は募る一方である




月姫「・・・映姫ちゃんは偉いわね。」

映姫「・・・突然なんですか?」




映姫は月姫の意図がわからない




月姫「誰にも頼らずに一人で仕事をこなす。」

映姫「・・・」

月姫「偉いけど・・・でも、たまには誰かに甘えないとね?」

映姫「!、以前と同じ事を言われてしまいましたね・・・」




映姫はそう言って、苦笑いをする




映姫「・・・仕事は一休みにして・・・甘えさせてくださいますか?」

月姫「ええ、もちろん♪」




月姫はそういい腕を広げる




映姫「月姫さんっ!」




映姫はその広げた腕に飛び込んでいった





その後は、すやすやと安心した顔で眠る映姫と慈愛に満ちた顔で映姫を撫で続ける月姫がいたという





映姫の最後のくだり微妙な気が・・・


今回のキャラは一番キャラ崩壊が控えめではないでしょうか?


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