穏やかな時間
・・・ようやく完成。
地霊殿です。
出てくるのは地霊殿に住んでるメンバーのみです(月姫除く)
-地霊殿
月姫「……~♪」
お空「うにゅ……」
現在、月姫は地霊殿にて、お空に膝枕をしながら子守唄を歌っていた。
少女は気持ちよさそうにしながら眠りについていた。
月姫「ふふっ……寝ちゃったわね」
そういい、優しく少女の髪を撫でる月姫。
お空「うにゅ……えへへ……」
それに嬉しそうに笑みを漏らすお空。
お燐「羨ましいなあ……お空……」
そう言いながらこの空間に入ってきた、お燐。
月姫「じゃあ、お燐ちゃんはあとでね?」
お燐「にゃっ!? 本当かにゃ?」
月姫「ええ」
お燐「嬉しいにゃ~♪」
ぎゅっ!
お燐は嬉しそうに月姫の背中に抱きつく。
月姫「ふふっ……」
ナデナデ……
それに対し、お空と同じように髪を撫でる月姫。
お燐「ふにゃ~ん……」
お燐は気持ちよさそうにする。
お燐「なんだか、お空の顔を見てたら眠くなってきちゃったにゃん……」
月姫「じゃあ、背中に寄りかかって寝なさいな」
お燐「うん。そうす……る……」
言い終わると同時に眠るお燐。
月姫「……~♪」
二人が気持ちよく寝ていられるように再び歌を心地よいメロディーで歌い始める月姫。
こいし「あ~っ!? 羨ましい!!」
そんな時に、帽子を被った少女が来た。
月姫「ダメよ、こいしちゃん……二人とも寝てるんだから」
こいし「うっ……ごめんなさい」
お空「うにゅ~……」
こいしの声によりお空が目を擦りながら目を覚ます。
お空「あ~……月姫様~♪」
ぎゅっ!
お空「おはよ~♪」
月姫に満面の笑みを浮かべて抱きつき、挨拶をするお空。
月姫「おはよう。……寝癖になってるわ」
そう言い髪をとく月姫。
お空「うにゅ~……ほへ~」
それを擽ったそうにしながら、受け入れるお空。
こいし「そのほのぼのした家族光景……妬ましいわ!」
そんな光景に思わず某嫉妬姫の口癖が飛び出すこいし。
月姫「こいしちゃんもこっちに来なさいな。髪をといてあげるわ」
こいし「行く行く~♪」
急にコロッと変わるこいし。
その顔は満面の笑みである。
月姫「……~♪」
こいし「ふふふ~♪」
こいしは幸せそうである。
さとり「……何か私だけ仲間はずれにされてるような気がします」
どこかの自室で妙な感が働きそう呟いた、少女がいたとかいないとか……
それから大分時間が経ち……
月姫「さて、そろそろお燐ちゃんも起きなさい」
お燐「ん~……おはようにゃ~……」
まだ若干眠たそうである。
月姫「ほら……しっかりとして」
そう言い頬を撫でる月姫。
お燐「……!? 今、しっかりとしたにゃ!」
月姫の予測できなかった行動に顔を真っ赤にして目を覚ますお燐。
月姫「そう? ふふっ……」
こいし「妬ましいわ……」
お空「うにゅ~……月姫様~さとり様のところに行こ~♪」
月姫にそう提案するお空。
月姫「ふふっ……そうね」
そう言って全員でさとりのところに向かった。
-さとりの部屋
さとり「ふう……月姫さんがせっかく来たのに、お空が引っ張って行っちゃたわね……」
さとりとしては月姫とゆっくりとお話をしたかったのだが、来た瞬間にお空が引っ張って行ったのだ。
さとり「……はぁ」
月姫「くすくす……何ため息ついてるの?」
さとり「あ……月姫さん……」
さとりの後ろから月姫が現れた。
さとり「いえ……貴女が来たのでため息の原因は解決しました」
月姫「……? ……ああ、さとりとは今日はお話できていないものね」
さとり「はい……じゃあ、これからゆっくりと……」
こいし「ダメだよ! 私たちも混ざるからね!」
さとりが二人でゆっくりと話をしようと言おうとしたが、こいしたちが現れる。
さとり「……混ざるのは構わないけど、私は今日一度も会話をしてないのよ? 不公平だと思わないかしら?」
こいし「ぜんぜん! どうせお姉ちゃんは月姫さんに隙あらばエロい事をするつもりなんでしょ!」
さとり「……今日という今日は怒ったわよ」
そう言い、弾幕を撃つ体制に入る両名。
しかし……
月姫「こらこら……やめなさいな。姉妹喧嘩をするほど仲がいいのは良いことだけど……」
二人「「良くないっ(ですっ)!」」
月姫の言葉に弾幕を撃つのをやめる。
お空「うにゅ? えろいことって?」
お燐「……お空は知らなくていい事よ……」
お空は疑問を口にするがお燐がフォローする。
月姫「じゃあ、みんなで何かしましょうか?」
月姫のその提案に……
さとり「……わかりました」
こいし「わかったよ~」
お空「うにゅ。わかったの!」
お燐「にゃ~ん」
全員了承する。
月姫「……さて、何をしましょうか?」
考えた末……
月姫「さて、そろそろ探そうかしら」
月姫たちは現在、かくれんぼをやっている。
……いい大人がそれでいいのかさとり。
月姫「……ここらへんが怪しいわね」
そう言ってやってきたのは食堂である。
月姫「……見つけた!」
お空「うにゅ!? 見つかっちゃった~♪」
見つかっちゃった割には嬉しそうである。
お空「だって、月姫様と一緒にいられるもん♪」
さいですか……
あと、作者に話しかけないで頂きたい。
月姫「……? 誰と話してるの?」
お空「うにゅ? 誰とも話してないよ?」
月姫「そう?」
……危なかった。
月姫「……次はここ……かしら?」
次に来た部屋でそう言う月姫。
月姫「……そこね♪」
お燐「にゃっ!? 見つかっちゃった♪」
ほぼ、お空と同じ反応になるお燐。
お燐「だって、月姫さんと……」
割愛。
月姫「さて、次はと……そこね」
……作者の表現が雑になってきたわけではない。
なってないったらなってない。
さとり「……! 見つかってしまいましたか……♪」
やっぱり案の定嬉しそうである。
さとり「だっt……
言わせねえよ!
さとり「ふふっ……とりあえず月姫さん。ゆっくりと……そう、ゆっくりとこいしを探しましょう」
ゆっくりを強調するさとり。
妹に対して存外鬼畜である。
月姫「ふふっ、やっぱりこいしちゃんが最後ね」
こいしはかくれんぼにおいては能力的に無敵である。
……しかし、さっさと見つからないと、月姫がさとりんにとられてしまうが……
さとり「さとりん言うな。……まあ、あの子は能力が強力ですからね」
月姫「ふふっ、でも私は負けないわ♪」
そう言い力こぶしを作る仕草をする月姫。
さとり「……」
お燐「……」
お空「うにゅ? 二人ともどうしたの?」
月姫のそんなお茶目な動作を見せられた二人は顔を赤くしていた。
月姫「さあ♪探すわよ♪」
こいし「月姫さんかわいすぎ~♪」
探すぞと意気込んだ瞬間に、月姫の仕草に耐え切れなかったこいしが飛びついてくる。
月姫「あら? 出てきちゃったの?」
こいし「月姫さんとずっと離れてるのが耐えられなかったの♪」
こいしはずっとグリグリと顔をうずめながら喋る。
さとり「……はっ! こいし離れなさい!」
お燐「……にゃっ! こいし様! 離れてください!」
お空「私も抱きつく~♪」
月姫「あらあら♪」
今日もこんな感じで、月姫の一日は過ぎていった……
深夜になったけど完成はさせたぜ!
・・・すまんね。
勇儀とかに関してはまたいつか書くということで。