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陽気な散歩

遅くなって住みませんでした!

-霧の湖




月姫「~♪」



 月姫は現在、湖を歩いていた。



月姫「~♪」


チルノ「あ~っ! 月姫だ~!」



 歩いていた所に後ろからチルノに叫ばれる。



月姫「あら、チルノちゃん」


チルノ「ねえねえ! 今日はどうしたの? あたいと遊んでくれるの?」


月姫「ふふっ、単に散歩をしていただけよ。チルノちゃんも来るかしら?」


チルノ「じゃあ、あたいも散歩する~!」



 チルノも散歩についていきたいのか、目をキラキラしながら返事をする。



月姫「ふふっ、じゃあ行こっか?」


チルノ「うん!」



 そうして手を繋ぎながら歩き始めた。



月姫「あら、あそこにいるのはルーミアちゃんね」


ルーミア「わは~♪月姫なのか~」


月姫「ルーミアちゃん、おはよう」


ルーミア「おはようなのか~♪……手を繋いでどこかに行くのか~?」


月姫「ふふっ、ちょっと気ままに散歩をね♪」


チルノ「ルーミアもついてくる?」


ルーミア「行く~」



 こうしてルーミアもついてくることになった。


 ルーミアは逆側の手を繋いでいる。


 また、暫く歩くと……



月姫「あら? 今日はよく会う日ね。今度はミスティアちゃん達ね」


ミスティア「あっ! 月姫さん! おはようございます」


リグル「あっ、おはよー」


大妖精「おはようございます」



 ミスティアは月姫の存在に気づいて、嬉しそうに挨拶をする。


 それに続いてリグルと大妖精が挨拶をする。



月姫「ふふっ、おはよう。ミスティアちゃん、リグルちゃん、だいちゃん」


リグル「どこかに行かれるんですか?」


チルノ「気ままな散歩よ」


ルーミア「みんなで散歩するのか~♪」


ミスティア「ふふっ、それはいいわね。ちょうど暇だったし」


大妖精「え~と……月姫さんが迷惑でなければ……」


月姫「ふふっ、迷惑なんかじゃないわ♪みんなで行きましょう?」


全員「「「「「「レッツゴー♪」」」」」」



 こうして大所帯になったみんなが手を繋ぎながら向かった先は……






-太陽の畑




リグル「……ここはやばくないですか?」


月姫「……? 何が?」


リグル「だ、だってここには幽香さんが……」



幽香「あら? 私が何かしら?」


リグル「ひっ!」


月姫「あら、幽香」



 リグルがここの危険性について説明しようとした瞬間に後ろから太陽の畑のUSC……幽香が現れる。

 幽香の登場にリグルは完全にビビッているが、月姫は普通に挨拶を交わす。




幽香「ここに何のようかしら?」


月姫「ふふっ……散歩をしてたら、ついこの畑を見たくなって」


幽香「そう……だったら好きなだけ見ていくといいわ」


月姫「ありがとう♪」



 リグル達は目を丸くしている。

 なぜならあのUSCである幽香が穏やかに会話をし、更にはひまわり畑を自由に見てもいい許可を出したのだから。



幽香「どうかしら? そのついでに私の家でティータイムでも」


月姫「ふふっ、じゃあご一緒させてもらうわ」



 リグル達は唖然としていた。



リグル「あ、あの知り合いだったんですか?」


月姫「あら? 知らなかったかしら? 私達は昔からの親友同士という間柄よ」


幽香「そうよ。恋人と言っても過言ではないわ」


月姫「ふふっ、幽香ったら……」


ルーミア「過言なのかー」


リグル「そ、そんなこと言わないほうが……」


チルノ「あんた! 月姫の恋人はあたいがなるんだからね!」


大妖精「チ、チルノちゃん! 落ち着いて!」


ミスティア「……私も月姫さんと……うふふ……うふふふふ…………」



 幽香の恋人発言に、月姫は冗談と思ってるのか、くすくすと笑い。


 ルーミアは無表情になり毒を吐き。


 リグルは相変わらず幽香の顔色を伺い。


 チルノは負けじと言い返し、大妖精はそんなチルノを宥める。


 そして、ミスティアは危ない妄想に浸っている。



幽香「ふ~ん……⑨が恋人ねぇ……」


チルノ「なによ! なんか文句あんの!」


幽香「貴女じゃ月姫に釣り合わないわ。出直してきなさいな」


チルノ「む! そんなことない! あたいが月姫の恋人になって幸せにするの!」



 チルノはムキになって叫ぶ。



月姫「ふふっ、ありがとう♪」



 ナデナデ


 チルノを撫でる月姫。



チルノ「ふみゅ……」



 チルノは気持ち良さそうにそれを受け入れる。



幽香を除く全員「「「「あ~っ!?」」」」


ルーミア「私も撫でてほしいのか~!」


リグル「ぼ、僕も!」


大妖精「あの……できれば私も……」


ミスティア「私にもお願いします」



 幽香を除く全員が撫でることを要求する。



月姫「ふふっ、じゃあ順番にね♪」



 そう言って順番に撫で始める。



ルーミア「わは~♪」


リグル「はう……」


大妖精「はぅ~♪」


ミスティア「うふふ……」



 みんな撫でられてうっとりとする。



幽香「撫でられるので満足するなんてまだまだ子供ね……私は撫でなくてもいいから、私の家でイイこと……」


みんな「「「「「させない!」」」」」



 幽香がすごい発言をしようとしたが、みんなに阻止される。



幽香「ふっ、愛の道に進む私を止めようなんて……百年……いや、一生早いわよ!」


チルノ「何するかは知らないけど良くないことだってことはわかる! あたいの月姫は渡さない!」


リグル「月姫さんは僕の大事な人です! これだけは譲れないんだぁ~っ!」


ルーミア「月姫は私のもの……私だけの……うふふふふ……」


大妖精「私が月姫さんを守ります!」


ミスティア「うふふ……月姫さんとイイことをするのは私の役目!」



 なんだかんだでいつも通りの展開に……


 ルーミアに至ってはEX化までしている。



月姫「ふふっ、愛されてるわね♪」




 そう嬉しそうに呟いた月姫であった……

幻想郷の地理なんて気にしたら負け

霧の湖から太陽の畑はおかしくないか?

と思ったら負けです

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