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26 クエストの報酬

巨大キラービーを全滅させた後、消火作業を行い巣の燃えカスを足でどけると、大量の魔石が転がり出てきた。


「うわっ!す、すごい量!!」

「ああ、想像以上だ」


リリーンとメルトは若干引き気味で魔石を拾い上げる。


「わー!これだけあれば豪華な食事が食べられるよー!!」

「・・・」


ミーシャは満面の笑みでせかせかと魔石を回収し、セルフィンは黙々と魔石を回収している。


取りこぼしが無いか全員で地面を総ざらいして皮袋に入れると、とても運びきれない量の魔石が集まった。


「良し、空間収納!」


メルトはそう言って皮袋を開いた空間に放り込んだ。


そのまま東門に向かい大通りを抜けると冒険者ギルドの扉をくぐった。


「あら、キラービーの討伐はどうでした?」


受付嬢がそう聞いてきたのでメルトは空間収納を開き、皮袋を抱えてカウンターの上に置くと、受け柄場がぽかんとした顔をしている。


「あの、これは・・・?」

「巨大キラービーの巣を排除しました、これは収集した魔石です」


メルトがそう言うと受付嬢は驚きを隠せない様子だった。


「す・・・すごい・・・半日とかからずに・・・」

「へへ、さて報酬をもらおうかしら、巣の排除に魔石を換金するといくらくらいになるかしらね?」


リリーンは受け付け嬢に顔を近づけた。


「あっ、はいしばらくお待ちください」


受付嬢はそう言うと皮袋を抱えて部屋の奥へ消えて行った。


「よぉ、姉ちゃん、どうやってあの難物依頼を成功させたんだ?」

冒険者の一人が声をかけてくる。


「内緒に決まってるじゃない、冒険者は秘密が多いものよ、そうでしょ?」


リリーンは振り返ってその冒険者に返事を返した。


「はっ、そりゃそうだ」


声をかけて来た冒険者は自分の額を手でたたいて苦笑いをした。


しばらくして受付嬢が戻ってきて用紙を机に置いた。


「討伐依頼金30万に魔石20万円分で合わせて50万になります」


「・・・やったわね!大勝利よ!ミードが飲み放題だわ!」


リリーンが拳を突き上げると、後ろにいたミーシャとセルフィンは声をあげて手を叩き合わせていた。


「ふぅ・・・大成功だったな、ああもうまくいくとは」


メルトは笑顔で腕組みをしている。


「さぁさ、良い時間なんだからさっそく酒場に繰り出しましょう」


リリーンは受付嬢にお勧めの酒場を聞き出している。


四人が街路を進むと、もう薄暗くなってきていた。


「えーと・・・この辺りの店のはずだわ、他の店よりも良いミードが置いてあるって言ってたわよ、あっあそこだわ、けやき亭」


リリーンが「けやき亭」のドアを押して中に入ると、様々な色の魔石ランプが店内に灯されていて、幻想的な空間が広がっていた。


「わぁ・・・きれいですね・・・」

「そう言えば女性向って言っていたわ」


セルフィンとリリーンは天井をみまわしてその光景に見入っている。


「ま、とりあえず席に着いてミードをぐっとやろうよ」


ミーシャは魔石ランプが映し出す光景よりも、酒の方に興味があるらしい。


全員が席に着くと、シェアする食事とミードをそれぞれ注文した。


「へへーん、クエストがいいお金になったから子牛の肉を頼んじゃった~」

「私は若鳥の香草焼きを」


リリーンとセルフィンは向かい合ってきゃっきゃとはしゃいでいる。


「はいはい、おまたせね、若鳥と子牛にミードね、他のは後から来るからね」


店の女将が食事と酒をテーブルに並べていった。


「さぁさぁマグを掲げて!カンパーイ!!」


全員が木製のマグを合わせて叫んだ。



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