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19 連携戦闘

前に出たリリーンはうろたえているフォレストウルフの一体にめがけて斜めに剣を振り下ろした。

魔物の首の付け根がぱっくりと割れて魔石に変わって消滅した。


リリーンが後ろに下がろうとした一瞬の隙をつき、別のフォレストウルフがとびかかって来る。


「ワイヤーバインド!!」


メルトが叫ぶと、とびかかってきていた魔物はワイヤーで絡めとられて動けなくなり、その場に転がった。

ミーシャがそれに合わせてファイヤの魔法でフォレストウルフを焼くと魔石になって地面に落ちる。


残り四匹のフォレストウルフは警戒を強めじりじりと後ろに下がって行った。


「メタルスプラッシュ!!」


メルトが叫ぶと彼の手の平から鋭くとがった大量の金属片が勢いよく放出された、広範囲攻撃である。

金属片は、固まっていたフォレストウルフの身体をズダズタにひきさいた。


魔物は全て倒れ込み、塵となって消え、その場には魔石だけが転がった。


「ふぅ、これで全部か、確かにリンク攻撃は厄介だったな。

「メルト・・・あなたの攻撃スキルはやはりすごいわ、特に広範囲攻撃の使い勝手がすごく良いわ」

「そうかい?とりあえず様子を見て使えそうなスキルを出しただけなんだが」


「ご謙遜~私はやっぱりワイヤーバインドが連携出来て良いと思うな」

ミーシャは魔石を回収しながらメルトに話しかけている。


「フォレストウルフを一匹も逃がさずに群れを壊滅させるのはとても難しいことなんですよ、残り2-3体になると素早く逃走してしまうので」

セルフィンは笑顔でメルトに近づいて来た。


その後はまた森の中を進むと同じようにフォレストウルフが現れ、前回同様に連携を取り、全滅させた。


「ふぅ、今日はこれくらいにしようかしら」

リリーンがそう言うと全員がそれに賛同した。


「それなりに収入があったから、少しは良いものを食べませんか?」

セルフィンがそう言うとリリーンは賛同する。


「いいわね、さすがに貧しい食事ばかりで心がすさんできていたわね・・・」

もと来た山道を歩いて行くとやがて都市メルボクの門が見えてきた。


都市に入るといつも通りにぎやかで、様々な物売りが街路に広がっていた。


「ご飯食べるとしたらあそこにする?」

「そうですね、安くて量も多いですから」


ミーシャとセルフィンが話し合っている。


「あそこってどこなんだい?」

メルトがその話に入るとリリーンが隣から話しかけてきた。


「栗毛の子馬停よ、冒険者ならみんな知っているんだからね」

「ふーん・・・やっぱり冒険者内での暗黙の了解ってのがあるんだな」


メルトは顎に手をあてて考え込むような仕草をしている。


「そんなかしこまったことじゃないわよ、今日みたいに魔物を狩っている所に割り込んで横取りしないとか、逆に魔物に追われている場合はなるべく助けること、助けられた方はそれなりの礼金を払うこと、とか・・・当たり前のことよ」

「ふーん・・・ギルドでもそうだったけれど荒くれ者が多い冒険者でもそう言うのがあるんだね」

「評判が最悪になるとモノを売ってくれないとか、街にいられなくなるから荒くれに見えても最低限わきまえてるパーティーばかりよ」


リリーンはメルトに軽い口調で話しかけた。






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