Episode ①「姫美似のお庭は駿河湾(するがわん)〜の巻」
霊探偵 姫美似と
「ママ」と蓮華園の仲間たちとが織りなす
魂の浄化&救済の珍道中〜のスピリチュアルストーリー
舞台は静岡 北海道 山梨県の七面山
お伊勢参りに稲荷参り
都会の片隅から長閑な田舎まで
この世からあの世へ 行ったり来たりの自由自在
へっぽこ新米・霊探偵 姫美似の
旅路の始まり始まり ボンボヤージュ!!
どうぞ宜しくお願いいたします
Episode ①「姫美似のお庭は駿河湾〜」の巻
静岡県静岡市...南島という海沿いの町
駿河湾に面する海岸線の砂浜に
今日も霊探偵 姫美似は
己の魂のデトックスのために
独り佇む...
晴れた日には
左手には富士山が
インスタ映え超ベストショット!
これでもかい?!どやどやどやねーん状態で
とっくりと眺めることができるの
雲ひとつない青々とした空の下...
堂々とそびえ立つ日本一の山のてっぺんに
真っ白な雪のシュガーパウダー散りばめられてる
薄っすらと視線の向こうに広がる伊豆半島も
日中は強い太陽光線により濃さも増し
形がリアルに観えてくる
静岡は広いなぁ〜って嬉しくなる
ザブーンザブーンドブーンドブーン
高い波が水飛沫と泡を立てて打ち寄せる
サーシャーっサーシャーって
ロシア人の女の子の可愛いらしい
名前のような音をさせながら
石や砂をコロコロ転がしながら
静かに波が引いて行く
霊探偵 姫美似の魂と身体から
さっきまで格闘していた案件による
黒い魂達の器が...
一波来ては一波引いて行くごとに
洗い浄められていくのを感じる
ありがとう...
流してくれてありがとう...
浄化してくれてありがとう...
流してもらえてよかったね...
浄化してもらえてよかったね...
そっと合掌してそっと感謝を呟く
このスペースはたくさんのテトラポッドたちで
強い波達を抑えて我慢させている
泳げるような賑わうような
ビーチでも何でもないから...
ほとんど誰もいないの♪
たまにスーパーのビニール袋とスコップ片手に
プードルにしてはかなりおデブちゃんの
茶色いワンコをのんびりお散歩させてる
冬でもカンカン帽子を被って
いつも黄色いスウェットを履いてる
季節感もどこ吹く風の
太っ腹なおじぃちゃまを見かけて
遠目からそっと会釈をし合うくらい...
お気に入りの音楽を真っ赤なケースに入った
iPhoneⅪから流す...
お気に入りの紫と黄色の
インパクトカラーコンビのイヤホンを
波の音が聴こえなくならないように
片方だけねじねじ耳に嵌め込み
バイオリン界の伝説の大巨匠...
ヤッシャ・ハイフェッツ大先生の
「シベリウスのバイオリン協奏曲/ニ短調」
でお次は...
フィンランドの雄大な大自然の
世界へと我が魂を我が身を 誘っていただく
静岡の近所の海だけど(笑)
フィンランドではないので...
鷲ではなく...
カモメが飛ぶ
青い空に流線型を描いて真っ白なカモメが舞う
1羽2羽3羽と集まりひらひらと
海原の上を踊る
ムムムっ??
なんの種類かわからないけど...
鳥さんが飛んでいらっしゃる
真っ黒な鳥さんが羽をバタつかせ水面上
飛んで行くのだが...
何故か彼が必死な形相みたいに感じちゃって
思わず
「あんた様...何だか優雅なタイプじゃないけど...
うんうん...頑張ってらっしゃるのねぇ〜」って
激励の言葉を飛ばした瞬間...
彼ってばドサッと水面に着地して...
おもむろに...
ズボッズボッて...
潜ってなんか捕まえてるわ!!!
すごい満足そうに喉を鳴らして
お食事なさってるわ!!!
逞しいわ!!!
荒々しいわ!!!
雄雄しいわ!!!
姫美似の同情なんざ
色黒マッチョの彼には無縁だったわ(笑)
失礼いたしました
恐れ入りまする
どうぞご存分に早めの
「俺様のディナータイム」を
御堪能なさって下さいませ♪
ここは私の...
霊探偵姫美似の特等席!
私だけの贅沢極まりないお庭!!
今日も姫美似はこの広大なマイガーデンを
闊歩して堪能するぞよ〜っっ!!!
(勝手なバーチャル私物化♪ごめんあそばせネ♪)
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Episode ②
「姫美似 大きなお庭チェックして
小さなお部屋に帰る〜の巻」へ続きます
See You〜☆☆☆