091 すっかり秋になりました。
こんなになるまで、ど〜して気がつかなかったのって。
僕も思う。冷静になると、ザルも良いとこなのに。
給金、少ないは違うよ。毎日働くの。学校は勉強してる人だけ。
きょうもありがとね。
休み明けの朝、慌ただしい雰囲気を感じて目が覚めた。
たたた〜って商店街に行く人達をお見送りにいく。明るい雰囲気にピリッとした決意みたいなものを感じる。
元々の資金は潤沢で、商品は売れまくっていたから、もらえる金が少ないぞ、溜め込みやがってって思っていたのが多かったみたい。6日前にお買い物隊の中に浪費しまくっているっていうのが分かって、その額がすごい金額だった。仲間を開放するためや有力者とのコネクションや価値のある何かの取得になっていたら目的通りだったんだけど、遊びで消えたっていう。
買い物を誤魔化していたりもしてたって、大好きは僕達や町じゃなくて、僕らのお金。
ガサツだけど優しい感じでね。ウサミミさん達と仲良しだったから、どうするかは言わなかった。バツは感情が高ぶったときに、正直に言う呪いみたいなものだけ。シメシメやアセアセでペラリと言う。
言葉が足りない人が多いから、みんなにも掛けてもいいくらいだけど、僕にはダメ。ウツウツばかりの気持ちはみんなを困らせると思う。
商店街に行く人が、ガンバローって思うのは、まあお金が無いから。ダメダメな商店街の人達を何とかしないとっていう気持ちもある。注文した収穫分はあるけど、だけ。ここも海も産地だから、食べ物には困らないけど、何かを買うときにはお金が要る。この町がゼロラインだなあって思う。
一緒にお見送りしている、ゆ〜姉がまた嵐になるって言う。木の日から金の日で、お日様の日までかもしれないって。この時期は何回も嵐になるときがあるけど、無い年の方が多い。収量が減らないかドキドキした。
昨日は、オヤツの時に夏休みの話が出て、花火っていうの見たいなんて言われてね。周りも乗っかってくるものだから、じゃあってなって花火セットの準備したり、木の実やキノコをいっぱい持って戻った。どうせ夕ご飯もって事だろうから、なら食べたいもの。
木の実は、初夏のキノコ捜索隊が森でサンカク木の実の群生地を見つけていて、ちょっと前に大量に採ってきててね。剥くのが大変なんだけど、美味しいから今までにも何度も食べてて道具を作ってる。それをこの前テストして、剥いたのがこちら。加工品にして売ってみようって思ってるの。
キノコや、残り少ない東の調味料にお酒やお酒の調味料、塩、昆布を洗ったおコメと炊いたのと、豚や野菜たっぷりのをスープにして東の調味料は終わり。すぐに手に入るから使い切るためでもあるね。
みんなを船に乗せて、湖をぐるっと遊覧して、停泊。今日のは、完全に東の国の食べ物で、どうかなって思ったけど、大丈夫そう。影響されて、二本の棒で食べるって人もパラパラ。僕も今回は棒ので。棒にするって人は椀に盛って、スプーンの人にはお皿に盛った。童話の鶴と狐のごちそうみたいな意地悪はしないよ。
そうして、食事が終わったなあ、の頃に花火がスタート。薄暗い時間だし、今日のはちょっと長め、段々暗くなる空の変化も楽しんでね。おつまみを食べながらどうぞ。人魚さん達が楽しんで、ゴラクについて考えてくれますように。
夕食は早めだから、まだ早いよねって食堂でゲーム大会をしてね。ルミ姫だけ食堂のはしっこに引っ張って来て、明後日は海に行って僕がみんなに言うよって。
とっても人がいっぱいだから何回かに分けてっていうか、行動が似ているのをまとめた方が良いと思ってね。これからの事が、ちゃんと伝わりきらないといけないの。あそこにはモヤモヤする思いの壁を感じてる。
アノ国でケモミミ達へ向けるようなイヤな感じがするの。同じ種族なのにね。人魚らしさが無い事が強み?お役目とかいうのがエライの? 理解できないけど、歴史に当てはまることがあるから予想はつく。人は差別するのが大好き。
あと頑張っていた人達が気がついていなかった、働いているフリをしていた人は、もう誤魔化せないっていうのは、ごはんの度に減っていく残高で・・気がついていないのかなあ。
何であっても、役目はしてないはず。大きく変わってるからね。保護元というか、決めてる僕の意図がハッキリして、生活の安定や先行きが大丈夫になるのが先だって言うのは子供でも分かるよね。いや、ウチの子達は必要な事は判ってる。やらなくちゃいけないことも。理解しない代表は勇者かな。出来たばっかり、もらうばっかりで自活がずっと先。
ここだって、ようやく収穫できても、肝心の小麦や大麦たちの買い付けがまだ無いし、海の町作ったり、商店街作ったりでお金が出て行くばっかり、お買い物隊のお金が回収出来ないって分かったりして、安心にはちょっと遠くなってて、ゴメンネなの。
でね、ちゃんと「説明!」をしようって思った。聞くかどうかまでは強制しないけど、分かった上で決めてもらうの。湖の人魚さん達はラストチャンスかな。
明日は、早々にルミ姫を送って、説明の連絡を改めてしてもらう。説明会は指名制で、約100人ずつのが20回。朝から夕方まで。リストも渡すね。湖の人魚さん達は、例のちょっと大きい子達に通知を頼むというか最後通牒。
ここが始まり。始まりは僕が決める。人魚さん達は悪くないの。僕のワガママってしてね。
ケンシュウの人は明日、座学とお店の練習で、夕ご飯の後に説明する。明後日から、お店でケンシュウで商店街が休みの時はここで。いないので僕担当の人達は商店街のお手伝いね。
商店街は、毎日やってないの。お日様の日は休みだし。各棟のスタッフが揃わない日も休み。元の店主や店員達が、お粗末さんなので任せるのは無理。
こっそり探してもらっている新店員が来てからかなあ。お買い物隊がちゃんとやってくれてれば、だったんだけど、こういう経験も大事な事。次に活かそうね。北ばっかりなので、南の方に1つ作りたいんだけど、まだ余裕が無いの。
商店街の選定は、アノ国の資料で決めててね。街の状態はかなり詳しく分かってて、まず大きい街。そして物価が変に高いところ(高すぎる税金や大商会や地理的問題なんか)を選んでる。僕達のは良い品だし安いから、影響与えちゃっても良いよねってとこにしてるの。
商店街の近くの店は、影響大きいと思う。大商会傘下じゃないなら、ちゃんと人を見て誘う。あと知り合い関係で、働ける年になった人をお誘いしてる。少しずつ任せていって、個別のお店を増やすの。人が足りないから、店を広くして、何でも置いているけど、ちゃんと分けた方が良いと思う。東の人達が帰って来て、何人か商店街やるよってなったら良いな。でも、お日様の日は、やっぱり休みだよ。
火の日も商店街はあって、明日もある。嵐があるから木の日、金の日、当然お日様の日は休み。っていうのは、言葉で表示してるの。○月○日は休みとか、お日様の日はいつも休みってね。ウチの標準器(暦)を買わないと分からないから買ってね。今のは半年なので半額だし、クローネ50%も付いてお得。今月の表紙は銀で王子様でカッコイイよ。石版画っていう技法を使っていて綺麗。下部分は凸版、ハンコを並べているの。月の満ち欠けや昼の一番長い日、同じの日、短い日なんかも分かって便利だし、カミだから書き込みもできるんだよ。
寝ぼけ状態のルミ姫をファントムに乗せて、朝ごはんしながら、商店街の話をしてるとこ。標準器は基本だし広めたいもの。全員が同じ説明ができる。それから扱っている商品の説明知識ね。ただ売るんじゃなくて、もっと好きになってもらうため、モノに込めた物語を聞いてもらうの。
朝で、ぼや〜んとしてても姫だから、ちゃんと分かってるはず・・だよね。ルミナリエに着いて、心配だから姫の側近にも、ちゃんと説明する。必ず全員に伝わるようにって念を押すように言う。じゃあ明日ね。
びゅ〜んって帰るの。今日はケンシュウあるし。
ほとんどのケンシュウの人は、お昼前が座学でお昼の後は、お店の練習をしてるはず。僕担当のケンシュウの人は確実に書けて、四則計算だけじゃなく、周辺の情報も詰め込まれていて大変。お昼の後にみんなに混じってお店練習でホッとしてるかな。オヤツの後はジッケンするね。
ふよふよ浮かんでいた塩水を3階に移動して、オヤツから戻ってきた5人に土ナベに布を重ねて張った所に塩水を掛けて、ゴミを取ってもらってね。1割くらいになるまで、グラグラって煮詰めると白く濁ってくるの。それをまた布で漉して、またグラグラ煮詰めるとね。塩の結晶が出来てきて、ドロドロになるの。それを漉して塩の出来上がり。液体の方は、海水だとニガリなんだけど、湖のはたぶん違う。
出来た白いのを舐めてもらうと確かに塩だって、ちょっと感動してる?
これがこれから君達が作るもので、もっと純度を上げるの。何で勉強してるのかって言うと、グラグラするのとか、全部道具にするためなの。今はラクラクって感じって思ってるだろうけど、これが大きい釜になるとグラグラ作業が長くって暑くって大変なんだよって、詳しく言うと青くなる。ね、勉強を頑張ってね。
じゃあ次は、もう一つの産物ね。取ってきた魚をスパパ〜って開きにすると、おお〜っていう。じゃあみんなにやってもらう。最初ビクビクってやっていたけど、そんなに難しくないし、量をこなせば何とかなるもので、形にはなったね。
次に作った塩を水に溶かして、1Lに10G(50〜150G)の割合の溶液を作って、半H漬けてね。よく水気を取って網々の棚に広げて、風通しの良いところで干すの。少し乾いたら裏返しね。ベタつかなくなったら完成。
これは一夜干しっていうもの。日持ちはしないけど旨味がぎゅっとして美味しいよ。朝は商店街行きで時間が無いので、明日の夕食でみんなに食べてもらおうね。
この塩と加工品が、あの街の大事な収入源になるの、頑張ってね。塩の種類は少ないけど、作るのは色々あって町の多くの人がやることになるかな。キミタチはその指導をするの。とっても大事って言う。お互いを見て表情が引き締まったみたい。責任の重さを感じたかな。
ケンシュウの人達には、今度は塩づくりを自分たちでやってもらうね。僕はキッカケをあげるだけ。技術を勝ち取って。
がんばりを応援したいから、そういうメニューは何かなあって考えていたら「カツにしよう」って、お手伝いが定番化したお留守番隊の尻尾の人。東の国では、がんばりたい時に食べるそうで、苦難に勝つや試練に勝つ、自分にカツって。言葉遊び好きだね。
で、肝心のカツって何って聞いたら、「豚で、卵液、小麦粉に付けて、パン粉して揚げる」って、夏に試作で作って好評だったアレじゃない。良いの考えたって思ってたら、もうあったものかあ。付け合わせの野菜山盛りまで。
記憶のはしにあったのかもしれない。あと、エビの揚げたのも付けるって、定番とかいう。いっぱいあるから大丈夫だけど何でエビ?
潰したイモもカツの仲間(コロッケって言われた)にして、夕ごはん。パンとコメを選べるようにしてみたの。コメは、収穫の時の手間はあるけど、収量が多いし、連作障害が無さそうで優秀だし、パンと違ってお家で炊けるから、好きになってって思う。
ごはんは、カチカチパンと薄い味のスープから始まって、色々になった。食材はいっぱいだし、何作ろうかで悩むほど、メニューも増えた。甘いのもある。どれも美味しい。
ワイワイの中には怖くて入れないけど、美味しい顔や楽しい顔を見ているのは嬉しい。僕の家族が幸せに、関わったみんなも幸せにって僕は願ったんだよ。
道具は半分理解って言われてるだけで、知識の半分てドコって思っちゃう。
作る時に、意識していない理解もあるし、
僕が大事って思ってたとこがカウントされていないかも。
梅は咲いたか、桜はまだかいな。またね〜




