表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空気(ぼく)たちの町においで  作者: うえぽん
11章 ソラへようこそ。
85/850

083 ちょっとそこまで。

明日から商店街設置があるから、最終確認とか

不足の作成でそれなりに忙しいはずなんだけど

落選で置いてけぼりの人達がちゃんとやってたって。

王が居ないから、サボってるとか思ってゴメンね。


ありがと〜。

「「おはよ〜」」

 二人がごはん一緒しようって言う。まあ何でかは分かるけどね。快晴で飛行日和(びより)だよってこと。設計に関わっているから、なんで飛ぶや空のことも分かってるし、どうやっては、ちょっとで大丈夫。だからつくってよ、でしょ。

 あと一昨日おとといセンソウして、まだ落ち着かないから、ぱ〜っとしたいもあるかな。僕はずっと生死が近くにあったし、今回は誰も傷つけていないから、何とも思わないんだけど、二人は普通の子だものね。

 あの国は首都に大事なものから、ある程度必要なものくらいまでが全部集まっていて、もう国としては機能しない。聖国への戦争前夜らしくて、若者のほとんども集まっていたかな。実は小心な馬さんはどっかに逃げちゃってるだろうし、家畜もだろうね。畑はそのままなんだけど、掘ってをするのや料理の〜が無いから、生うめえかな。そう言えば、あの辺りは狼や熊がいて、大きい種類だったはず、生うめえにならないと良いね。

 今回のは童話のネタ提供じゃ無くて、現実は創作より、ずっとスゴイよっていう、ミコの戦い方だから聖国弱ええはデマで、やっぱ怖ええ〜になるだろう。聖国が自分でやるならって、代理戦争や〜めたになるといいなというところまでが今回の目論見もくろみ。僕の2つの町の人達が、現実味を感じないようにというのも、ちょっとあるかも知れない。


 食堂に行くと、シリアルが並んでて、昨日切った野菜や果物が冷ケースに並んでる。朝食はこっち系で、続けるってことかもしれない。なかなか種類があって良いんだけど、もう少し・・例えば卵にパン、固いのと薄いの。パンに付けるのとか、ケチャップ。塩胡椒はテーブルに置くようにしてって考えてたら、どうしたのって。

「もっと色々あったら良いかなあ」

 シリアルを盛って牛乳を掛けて机に着いてから、選べたり色々にするの。きちゃうよって。

「楽々にして欲しいけど、美味しいや楽しいも大事。

 どれにしようは嬉しいことなの」

 考えてたことを言うと、

「色んなのあるし、毎日でも良いと思ったけど、それもそうだね」

「固いパンが無いとさびしそうな人いる」

 それから、ゆで卵やハムや肉詰めにペーストやジャム、クリームに果物なんて言うから、それじゃ甘味が好きな人はそればっか食べそうって笑った。もっと簡単したいな。パンに果物とクリームは四角いパンに合いそう。内側の白いところだけ使ってって、今度って思ってるの、またね。


 熱い視線に耐えきれず、大急ぎでお片付けして3人でテクテク。向こうに飛行の道具が見える。カッコイイ!

 名前付けたんだっけ、え〜と。「ノルデン」だった。横に書いてあるのを見たのはナイショ。ここの言葉じゃないから模様にしか見えないかな。無くなっちゃった北の国の方言は語尾に「でん」を付けるから、乗るでん。みんなに言った方は、ある国の言葉で北を意味するよって方。いや流石さすがに言えなくって。

 ・・モノでも名前覚えられないよ、やだなあ。

 そうそう何度か乗るでんして、羽に変な風の流れを見つけてね。あ〜そう言えば紙飛行機の先っぽを折ったら安定したなあを思い出して、ぴょこっと立てたのを付けたらい感じになった。うん、やってみたは大事な事。


 嵐で飛ばされそうになったときに、妖精さんがすぐに結界を創ってくれて、平気だ〜になっちゃったの。飛ばされた〜守ってくれた〜で、何十年もず〜っと研究してた物理の世界の風や音の問題が、ひと風で解決なんだもの。でもデキソウになっても僕だけじゃ無理。正解を引き続ける王が6人もいたから出来たこと。それでもどうしようもないこと(今の技術力では無理)はあるけど、それは僕が解決してるから、あとはみんなで安全や楽しいになるかを考えてね。

 ノルデンが出来たら、小型の方はすぐ出来ちゃって、デザインになってたの。僕は何人かで乗りたいし、小さくてもキッチンは必要だし、荷室とかトイレとかもね。そうなると小さくない。デブったのを隠すために付けた大きな空気取り入れ口に意味なんて無いけど、斜めの尾翼には意味あるからね。

 じゃあって、創ろうとして「ちょっと待って」を言われたので、色々と思い出してたり、朝ご飯を楽しくとか、ばんを焼く道具を考えたりしてる。待ちボンヤリ中。


「「 決まった〜」」

 呼ばれたので行くと、色をどうするかって話をしていたって。夏休みのボート大会で僕が全員にプレゼントした服のスカーフの色が各棟カラーになって、その後に細かく変更、称号チームカラーになっててね。ぐ〜ちゃんの赤、き〜ちゃんの黄色を入れたいって。カラフルなノルデンを見て、真っ黒じゃないって思ったそうな。

 決まったのは、白地にして、赤と黄色を線で入れるだって、出来上がってからまた変更すれば良いのには、ちょっと違うんだよね。

 決まったことだしって、作り始め〜

 ノルデンの時は、初めてばかりだし探りながらだったけど、作って分かったことがいっぱいあるから、迷い無くできるよ。とはいっても、音超えちゃうものなので、もっともっと安全になるように気持ちを込めるの。料理と一緒、込めた分だけ良くなるって思うからね。

 今回も外装をまず。ドアを開けて中に入る。意外と広いな。操縦席は、二人の希望を聞きながらだから、まず内装を作る。ゆ〜姉が頑張ってくれた椅子や収納式に見えない豪華な机に、商材棟のお部屋を素敵にするグッズを置くとね、ステキ空間になるの。床はフワフワの毛織物風。これから冬にかけて作る予定だったんだけど、肝心かんじんのもこもこ達がまだ来てない。お買い物隊は買ったって言ってるけど、保護した人が誰も残らなかったので、お買い物自体が怪しいって思ってる。

 これから買うとなると、毛が伸びてる分を割増しで買うか、刈った後のを安く買うかなら、毛を買った方が良いになっちゃう。畑の布工場を作る時に、僕が熱く語っちゃってるから春に買いに行った意味を分かってる人が多いの。

 北のお買い物隊の評価がどんどん低くなってるのは当然。

 ・・なんて考えちゃってるのは、すごく楽しみにしてたからだよねえ。


 じゃあ操縦席作るよって、二人を呼ぶ。入ると窓が無いよって言う。僕はふふんと得意げにパンってすると真ん中から天井近くまでが外の景色になる。

 うわあ〜って、びっくりした?

 外から見たときに窓なかったでしょ。外装を均一にって考えると、窓の素材はどうしても近くには、ならないなあって思って、無くしちゃえにしたの。二人なら速い景色でも眠くならないでしょって。

 あとねって、トイレに引っ張ってきてドアを開けると中が花畑になっている。「海の中や空の上にもできるの」楽しいでしょって言う。

 操縦席で、数値を出したり、地図や遠くのを近くにしたり、雲の無い景色や夜の景色とかね。いっぱいの道具より欲しい情報が出る方が良いかなって。でも、操縦桿いるっていうからそれはちゃんとあるよって説明する。

 それから、二人の希望を聞いて修正していく。全部黒だったんだけど、椅子を白に変えたりね。


 中が出来たので、じゃあってカラーリングを施して

「「「かんせ〜い!!」」」

 すると後ろから、パチパチや「出来たねえ」「カッコイイ」って声が掛かる。

「じゃあ行こう!」って乗り込んでいくの。えええ〜って驚いていると、ゆ〜姉にグイグイ押されて中に戻った。

 入ると、みんなしっかり座っていて、早く早くってノリノリな感じではやし立てるの。急にやる気になった二人が、急いで操縦席に座るから、僕は二人の後ろに立って「ドアを閉めてロック」や「機器の動作確認」「周囲の安全確認」って言う。

 いきなり一人では大変だと思うので、き〜ちゃんに上昇のコントロールをしてもらって、離陸。上がり始めて、ぐ〜ちゃんに推進の準備をしてもらって、かなり高く上がったところで推進出力を上げていく。安定したところで、上昇の道具を止めて、き〜ちゃんにオツカレサマを言う。

「緊張したあ」

 なんて、き〜ちゃんには珍しい事を言う。

「聖都が見えてきまあす」「もう大丈夫」

 みんなにご案内して、制御を交代する。

「「これ面白〜い」」

 ホッペをちょっと赤くして二人が後ろにやってくる。

 ぼくは、後ろをパカッてしてキッチンを出し、お茶とクッキーを用意して机に置く。


「今、音を超えるよ。はい超えた」

 まあ、中に居ると変わらないけどね。結界のおかげで、最初からうるさくないし、外への騒音や衝撃も無いの。僕が居るし、外からは見えてないけど、通った後に真っ直ぐの雲が出来ちゃってる。まあ、見上げて生活する人は居ないから平気だろうけどね。進行方向は東。東の国に向かっているお買い物隊が、そろそろ着く頃かなって、何となく。帰りはお迎えするよって言おうは、今考えたんだけど。

 乗るでんの時とは違うって思うから、やっぱり相当速いんだろうなは感じるよ。


 みんなは地図を机に投影して、位置を確認したり、通過した国の話しで盛り上がったりしている。こんなに広大な地図にしても、アノ国の属国がチラホラある。とても遠い東の国は属国ではないけれど、友好国として情報があったから、僕が知っていたの。この先にもずっと大陸が続いていて、東の国の文化に影響を与えたっていう大きな国があって、さらに海の先にも島や陸があるんじゃないかって言われているの。ワクワクする。

 そろそろかなって、ぐ〜ちゃんとき〜ちゃんにまた操縦席に座ってもらって、僕はこの飛行の道具を使って探知を遠くに伸ばす。・・・・あ、いた。

 減速をしてから、操作をき〜ちゃんに渡して、正面にマップを投影して位置をマークする。

「ちょっと先に降りよう」

 き〜ちゃんが言うと、景色がぐっと下がって行く。ぐーっと旋回して機首を上げて推進の道具を止めると、ぐ〜ちゃんが上昇の道具の操作して速度を落としつつ、ぐぐっと下がって行って振動も無く着地。すご〜いって僕はパチパチする。ドアのロックを外して、開けて飛び出して、空に赤い花を上げる。これは、町で僕が合図に使ったものだから、気がつくと思う。しばらくして、遠くに赤い花が上がる。答えた! 僕はポンポン上げておく。

「東の国のかなり近いところなの。早かった」

 まだお昼前だしね。あっという間だったねって。飛行の道具に紐をかけてターフを張る。今日は良い天気だし、まだまだ暑いからね。食材を下ろしてもらって、お昼の準備をして出来上がった頃に車団が近づいてくる。


 長い車の列が止まって、しばらくして手を振る王達に気がついたらしく、ゾロゾロ降りてくる。またねとは言ったものの、もう会えないって思ってた人達。何となく覚えがある人の何人かにぎゅっとする。フリフリ元気に揺れる尻尾を見て、来て良かったって言う。

「俺に会いたくなっちまったか」

 がははって笑う。何となくで来たんだけど黙っておこう。


 それから、みんなでごはんをして、人魚さんの新しい町の話やいちイベントが大成功だった話、楽しい話だけをしてね。帰りは、街の近くまでお迎えするとか、速いから時々は里帰りしてってお願いというか、日にちを決めちゃったり、欲しいものの追加をお願いしたりする。早めのおやつまでして、お別れしたの。

 また会うまでに、楽しいことを見つけて、いっぱい話したいなって。嬉しいまたねがまた。僕は見えなくなるまで、いっぱい手を振っていたよ。

飛行の道具って速すぎじゃ無い?!

いつかは東の大国見物って今ちがうんだっけ・・そして新大陸とか。

夢が広がるねえ。


じゃあ、また〜。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ