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空気(ぼく)たちの町においで  作者: うえぽん
11章 ソラへようこそ。
84/831

082 来たり行ったり。

センソウはあっという間。争いは無かったとは言え

うらつらみの気持ちがいっぱいあった。

普通の子だもの、みんなには辛かったよね。

ゆっくり休めてたら良いな。


いつもありがとう。ぺこり。

 げしって、られて目が覚めた。ああ、人魚さん達が泊まったんだっけ。ぐっすり眠っているので、そおっと家を出ると今日も良い天気。8月7日の月の日。ずっとあったモヤモヤが晴れて気持ちの良い朝。

 気分がとってもいい今日は、ちょっと違うものってコネコネ。大食いばかりが海に行ってるから、人数の5割増しで用意するの。生地を寝かせている間に中に入れるタネを作って、コネコネ。

 生地を切り出して小さな丸に伸ばして、タネを乗せてくるんでいく。乾かないように布を掛けてを繰り返す。

タネを作る時に一緒に切った野菜が煮えて灰汁あくを取って味を調ととのえて完成。

 今日は早かったなあって、卵も取りに行く。コロコロと生まれたばかりの卵をアリガトウする。


 昨日、王達が帰っているとはいえ、ほとんどの人がまだ海にいるから、きっと休みのつもりでいるなあって、ちっとも来ない食堂でクスッとしたりする。

 昨日はずっと心配だった北のお買い物隊が無事だったのは嬉しかった。

 お買い物は無くなっちゃってて、海の街には果物の苗や草はあったけど全部じゃないし、もこもこの動物たちは来て欲しい。

 また行ってもらわないといけないなあって。町の初めに出たきりだから、かなり変わった町を知ってもらわないといけないし、車を扱えるようにしたり、勉強したりとやることがいっぱいあるよ。扱っている商材はいっぱいあるし、それを覚えることとかもある。

 それに女性陣からの信用がなんでか底だったりする。


 でもねって考える。甘く見積もっても不明日数が4月もある。何してたんだろう。昨日の話を聞いていたら南のお買い物隊や仕事感の人達も似たようなものって思ったの。僕は楽しくても、すぐに帰りたくなるのになあ。

 だったら逆だよね。捕まったのは遅かったからで、お仕事じゃない何かをずっとしていて、ようやくお仕事をした。怪しい国だから通らないことって言ってあったのに近道だから通って捕まったってするとスッキリする。でも、なんで?

 お仕事感は下準備、最初にあちこちを見るだけで後でまとめて買うやり方っていうのは何となく。初めての海の街で店を回って採取依頼までするのは、ムリなんだからって、やり方を指示したのに、いつも通りでやっちゃったってことだろう。日程を守ったこと無いから、時間制限って言われて早く回っただけだろうね。僕が済ませたから、やったあのところが、お金取られて呆然としていたってところを僕が回収したってことかな。

 渡したお金の違いがあっても残りのお金が少しだけっていうのも、町に気持ちが無かった勇者のお友達隊によく似てる。じゃなくて、こっちが元かあ。どうりで見た目だけ、ちゃんとしてたわけだ。アノ国の時のは使い切っても誰も気にしなかったんだろうけど、北のお買い物隊に渡したのは僕のお金だし、最近のはみんなで頑張って稼いだものなんだよ。

 何をしていたのかは、おじさん達やお姉さん達は分かってるみたいだけど。どんな気持ちだったのかな。


 首をブルブルしてモヤモヤを飛ばす。ぴゅ〜っと河に行って、ちゃんと着いている船バスの情報を視る。落石はちゃんと避けているし、加減速や虚像機能も問題無い。速さの差も無いから、早い方で設定しておこう。

 朝ひと仕事してきても誰も来ないよ。

 今日は開店休業な感じだし、残ってた人達は、海に行きたかったんだよね。バスのテストをしてもらおうかな。


 お姉さん達の気配がしたので、スイッチを入れる。今日のご飯はオマンジュウっていうもので蒸して作るの。

 やっぱりお姉さん達が起きてきて、どうぞして、ご一緒する。

 アツアツで美味しいとか、肉汁がいっぱいで良いわぁって言ってくれる。蒸して調理するからお家ご飯も出来るんだよって言うと、屋台でも良いわねぇとか、タネを変えると色々出来そうねって、なかなかの高評価だった。


 ごちそうさました頃に続々と入ってきた。やっぱりオヤスミノヒ時間だねって思った。姫〜ズや昨日来た人達をお姉さん達が呼んできてくれて、ようやく賑やかになる。昨日は、センソウしたし、北のお買い物隊を見つけたから、バスのテストを兼ねてみんなで海に行くのを提案するの。きっと心配しているしね。


 そう言えば、みんなに昨日のこと言わなくちゃって、全員で海に行くことになったんだけど、すっかり女性陣に嫌われてる北のお買い物隊は船バスで。この人達は車に乗ったことないし、改良して眠くなるかどうか。これは都合が良い。じゃなくて、大事なテストなの。

 僕達は一足先に報告して安心してもらうね。船バスは2そうとも出航していく。大丈夫みたい。後で記録を見ておこう。

 じゃあ僕達も行こうね。


 来るときは荷室で窓は無かったから、座って外を見ながらの空の旅へ、ゴ〜。

「ちょっとずつとは思ったが、上から見ると余計に何にも無いぞ」

 だよね〜。ガラガラなんだよ。

「王と聖女が考えた町と僕が行き当たりばったりで作ったの違いなの。

 人も少ないし」

「こういうのも好きだぞ。海みたいだ」

 うみ、海。嬉しい。ありがとうする。そうだよね。僕達の居るところが浜だ。


 水平飛行になってしばらくしてから制服に着替えて飲み物サービスをする。

「今回は緊急で保護したの。

 帰りたいところがあれば送るし、元気になってからというので良いよ。

 今すぐ決めては言わないけど、町に居るなら仕事はあるよ」

 王や聖女がいっぱいだし、力も見せた。悪い場所だとは思わないはず。僕達が良いって思い込んで反発された勇者やよく分かんないうちに捨てられちゃうのはこりごり。行きたいところにどうぞなの。

 奴隷だった人は、ニンゲンがほとんどで、ケモミミってことで王や聖女をあなどってるのが分かるからダメだろうなあ。僕よりハッキリ分かってるだろうし。ケモミミ達も当然みたいな顔をしているし、面倒だなあ。


 後ろに集まってもらって、朝考えたお買い物隊についての僕の考えを言う。結果から見ると仕事になっていないし、仕事感と言ってたけど、やってもらって仕事がしたいとは違う。お買い物はついでで、他の何かがしたいことじゃないかって。お買い物が速くなって、固定店になって仕事が安定して嬉しいはずが嫌そう。考えがよく分からないけど、分からない考えも大事にしたいって言う。


「それもそうね。仕事って思うからいけないのよねえ」

「押しつけしてないのに、してるみたいでモヤって楽しくない」

「やらないのは要らないぞ」

 あ〜人魚さんはそうだよね。湖の人達、いつまで居させてくれるんだろう。冬越せるのかなあ。ちょっとだけ手を出してみようかな。おじさん達分かってるぞ、みたいな顔をしないで教えてくれても良いのにぃ。

 ぐ〜ちゃんとき〜ちゃんがニコッてする。あ〜分かってる。小型機だよね。でも、今作ると音より速くなるよ。楽しいを超えちゃう気がするんだけどねえ。


 海の町に着くと、わ〜って集まってくる。どうだったかの心配や僕達を見て安心した顔が並ぶ。

「勝ったぞ〜!」

 大歓声が起きる。なんであおってるのっ。

 まあ必要か。称号がすっかり定着したね。

 ヒメが合図をすると、お兄さんお姉さんがパ〜ッと散っていく。

 集まった人達が詳しく聞きたそうにしているんだけど、ゴメンネ。


 僕達は食堂にぞろぞろと行く。この人達は仲間になりそうもないから案内はしないかな。

 これから何するかというと、王は面接。来たい人を呼んでもらってるの。やりたいとできるは違うというか、性格的なものを見て絞るになると思う、人手不足だけど学んでますのは、ちょっとだけ。グイグイな人魚さん達に合わせたやり方って事。良いなあって思う。ほぼ毎月やってるんだよクジイベント。何がしたいがさっぱりなのばかり、高い自己評価で扱いにくいし、ごのめる時期はもうとっくに終わってるんだけどな。

 ピンポイントな希望は、ぴったりがあれば良いけど基本お断り。理念がとか調べてますとか言われても、どうなるか分かんないし、熱意があって分かってるなら自分でやるって。何となくで良いの。面白そうくらい。期待されすぎると困るよ。

 あ、食材棟はゴッソリ抜けてるから即戦力かなっ。

 お姉さん達は、湖の人魚さんを下から引っ張ってみるをやってもらうの。子供たちから、ちょっと上のをってこと。町が慌ただしいから見逃されているだけで、いつかは追い出されるから、それまでに大人に届くと良いなあなの。すぐ上の子達は勝算があるんだけど、その上は感情を全く見せないから分からないんだよね。


 で、僕は保護の人達。お任せしたかったんだけどヒメは「こんな面倒なのは要らん」って言ってるし、何か偉そうなの、立場とか分かってないって。猶予あるって言ったけど、仲間にならないんなら僕は構ってあげる気が無いな。

 じゃあまず、元奴隷のニンゲンさん達。行きたい場所どうぞって、わ〜って言ってもらう。どうせ聞き取れないと思って本音に近いこと言うかなって。こっそりマーク付けているので心にメモしておく。悪口もいくつか。

 見ていて大丈夫って思ってるだろう元奴隷のケモミミさんどうぞ。また、わ〜っと一度に言ってくる。コレもマークにメモしておく。悪口多かったねえ。僕は悪口はしょっちゅうだったから、言ったからって怒ったりはしないな。いい気はしないけどね。

 奴隷じゃ無いケモミミさんも一度に言う?

 はい、どうぞでわ〜って。コレもメモ。

 ふ〜ん良いの。あの場所には、何にも無いよ。僕へは良いけど王や聖女への悪口はイラッとするって、何人かの言った人に同じ言葉をそれぞれ言う。するとサ〜ッとみんなが青くなる。

 うん、全員聞き取れてるから、希望のとこにお送りするね。


「ちょっと行ってくる」

 飛行の道具に全員を乗せて、希望の所にぽいぽいって落としていく。山の上や山奥の渓谷や原っぱとか近くに人がいなそうなところが割と多かったし、来たとこ(砂の山にした)って言ったのが半分も居た。まだはだかぼうが居たのは、ちょっと面白かった。畑が砂に埋もれて何処か分からなくなってるよ。いっぱい居るし、食料をあげても良いんだけど、そのニオイで会いたくない動物さんイラッシャイになるからねぇ。

 まともに村を言ったのは二人なんだけど、何も持って無いから入れてくれるんだろうか、たいてい入るときにお金が要るよねえ。まあ希望は叶えたし良いか。地理は得意なの。この国(アノ国の属国)だったら、地名は覚えているし、地元ならではの土地だって分かるよ。

 保護したのは良いけど、残るのは居なかったなあ。移住希望だった人は? ふざけて言ったのがいるんだろうけど、ずっと感謝の気持ちは無かったし、仮にも保護した相手にアレは無い。

 泣いたのは攻撃に対してだったってことで、僕らは敵か。なら仕方ないか。


 戻ってきて誰も残らなかったして、そろそろ船バスが来るのでお迎えに行く。

 あっ、ちょうど来た。やっぱりデッキの人達が驚いたポーズで固まっているのがおかしい。寝てる人は居ない。記録を見ても大丈夫。ちょっと修正して、よし運行開始で。


 戻ってくると、お姉さん達が、おいでしてるので行くと、ちょっと上のお姉さんとお兄さんが何人かいてお腹の音がする。お姉さん達とハイタッチして、食べたいものを聞くと、肉とチーズって言う。

 しばらくして、薄く焼いた小麦皮で肉や野菜にチーズを乗せてマキマキしたのを山にしたのとスープを持ってきてどうぞすると、すごい勢いでバクバク。

 食べて落ち着いたところで、ここでは仕事を与えてはくれないし、貢献、みんなのためが無い者は追い出されるから、自分で考えて決めないといけないよって。


「北の海の冬はとっても寒いし、怖い生き物がいっぱいいるけど戦える?

 ごはん子供達からもらってたでしょう。

 あれは僕達が渡してると思って、少ないとかかな。

 タダじゃ無いの。今食べた代金ももらってる。

 子供達が働いて買ってるの。キミタチのごはんのためにだよ。

 良いのそれで? 子供達もそのうち決める。何は当たり前の事をなの」


 この人達にしなさいは言えない。僕達はもう捨てられてる。

 なんで? 僕はとても悲しかったんだよ。


 じゃあごはんって思って、ん〜って考えて、同じのにした。ここでやるのは初めてだし、ごはん作るの大変そうだから簡単で美味しいの良いでしょって。みんなでマキマキ楽しかったけど、量が多くて疲れちゃった。何人か帰るけど大丈夫にしてね。


 また集まってもらってるの。ランチミーティングってこと。

 メンセツは終わったって、おつかれさま。選ぶというか、組み合わせのためのもので、順番を決めたって事。色んな人が混じってた方が良かったり、同じ感じのまとめが良かったりして最良になってるはず。すごいよね。


 バスは前の方は開放窓で、操舵室は無し。平底で下がゴロゴロで上が椅子席で後ろの方に簡単なキッチンがあって、荷物は椅子をたたむ。上にデッキ付き。定員は200人で速さは10と5勇車を選べて、通常は10。ここと向こうに2艘ずつ置いてあって、呼んだりも出来る。河の時に横は2勇車を超えたら曇りになって、ロックが掛かる。取り残されたら、振り落とされて、ゲームみたいにスタートに戻るだよって、改良点を説明する。


 さっき湖の人魚さん達のちょっと大きい子と話をしたの。食べさせて気を付けてを言ってね。様子を見て、考えて、つながったって思った。お買い物隊もね。って言う。

「たぶんね。人魚さん達はあの湖が始まり。

 魚がいっぱいいたっていう痕跡があったの。

 湖がわざとらしいしね。

 岩塩が溶けただけじゃあんなに辛くならないし、暖かいの。

 たぶん道具がどこかにある。

 獲りすぎて、少なくなって海に来たのがここの人魚さん達。

 南の海を目指したのがス〜ちゃん達。

 海の人魚さん達は何とかがんばって、いっぱいになったけど、

 陸の人魚さんは一人だけ。

 じゃないと良いんだけど・・・


 湖の人魚さん達は、子供だけが働くんじゃないかなって。

 当たり前のように働いてる、不思議って思ってた。

 罠が稚拙で、木槍が小さいってお姉さん達が言ってたなって。

 あと貝と小さい魚だって。

 河は流れがあるし深い。魚は大きいから難しい。


 働かせるとハイハイ言うのは強いモノにしたがってきたからかなって。

 食べ物や遊びは良いけど、嫌になった。働けって言う僕達がね。

 大きい子達、子供達が自立するって言うと焦ってた。

 大人が働いていたときの、子供達は幸せに見えたけど、今は辛い顔。

 ス〜ちゃんと行こうね、するつもり」


 大人達の認証具は機能停止にするの。河を上る力はないだろうけど、念のため。ちょっと大きい子は保留。みんなは合点が行ったみたいな感じ?

 ヒメには理解できない事だろうけど、現にいるのに気がついていない?

 これから豊かになってくると差を付けたくなるから、たぶん困ることかなって。


「買い物隊はね。最初値段や納期を調べるの。海の町で見たみたいに全部。

 分かったら遊ぶ。どんなのは分からないけど。

 遊び分のお金が無くなってからお買い物する。

 ちゃんとお買い物してたら、全部傷んでるはずなのが

 ちょっと前に買ったみたいだった。

 かなり多めに持っていってるのにお金の残りがいつもちょっとなの。

 行く人によって、期間が変わったり、モノの値段が大きく変わるのはどうして。

 これって、勇者仲間で行ったお買い物隊とやり方が同じだなあって。

 アノ国でやっていたお買い物の仕方かな。


 いつものやり方を変える事は、なかなかしないから、

 僕達がいるのにいつもをした。変って言ったら、仕事感って言う。

 僕はいっぱい仕事したいって思ったんだけど、いっぱいにすると嫌な顔する。

 あれれって。


 昨日、いつ捕まったを聞いたら南のお買い物隊が着いた頃だった。

 すぐ後に東のお買い物隊が帰って来てる。

 3倍よりも遠いし、交渉で1月掛かってるって。

 尻尾の人達やス〜ちゃん高かったって、でも余ったお金いっぱいで、

 僕の予想通り。

 南のお買い物隊も同じこと言ってたなあ。

 北で保護した人達はみんな僕らと住みたくないだった。あれれって。


 勇車で麦を買い付けた時は北や南のお買い物隊より、ずっと長い距離だったの。

 帰りは馬車だったのに1月半。

 計算するとね。北は4月(よつき)、南は3月(みつき)もよく分からない日がある。


 遊んだお金って僕達のお金だよね。ダメ。

 僕は早く欲しいから、行って帰ってのちょうどを言うと嫌って言う。なんで?

 商売がしたいはずなのに、商店街作りが楽しくないって言うの。

 お買い物の他にしたいことがあるじゃないかなあ。


 だってね。北のお買い物隊は全部使い切っちゃった。

 仲間を探していないし、奴隷を買ってもいない。

 お買い物してたら、ちょっと前だし調べれば、

 大きい買い物は分かるんだけど無くって、お金持ちがずっと遊んでいたって、

 ウワサになっていたから行動がすごく詳しくあった。

 その時は、へ〜だけ。関係無いって思ったの。

 特徴は同じだし、人数も一緒だったのにね。


 獣人狩りがあったって聞いて、北の国に行った。

 僕らが助けに来るって分かってて。

 捕まった獣人や奴隷がいっぱい。それでウヤムヤになるって。

 次の遊びまで休憩だあ〜、かな」


 まあ、遊びに行くためのコウジツと思ってに落ちた。僕らは金蔓かねづるなんだろう。大好きなわけだよね。これからどうするって本人達に聞くつもりは無いし、お買い物はムリ。じゃあ仕事を変えるだよね。自由を選ぶっていうのもある。僕の見る目が無かったから使った大金を目をつぶるにしても、これから一緒しても良いよっているかな。お仕事だって言うんなら余計にね。

 頭では結論が出てるのに、珍しく感情が反対して何とかするを考えてる。

 お買い物は技能な気がするけど、売買に余計があるなら要らない。困らない。


「よく分からないから、お買い物隊は選抜にするの」

 そっちは何か大変なんだなって、他人事かあ。みんなは苦笑。

 アレだけど説明が付いたから良いかな。


 基本的な所は、さすが王と聖女で考えただけあって、もう上手く回り出してる。後は専門的なことばかりだから、来てもらった方が教えやすいってことで、町づくりで来ている人達を本人の希望を聞いてゴッソリ戻すことになった。設備はないし、続きは場所を変えてしっかりと教えるって言ってくれる。

 帰りの船バスで僕の考察を言って「バレてるぞ」って、青くなったのが多かったらしい。これからを考えると戻らない方が正解とは思ったけど、もう帰り道。それぞれの船のど真ん中で話してるし、当然広まってストップ安を何度も味わった。ウサミミのお姉さんは新しい恋を見つけるとか何とか。

 おじさん達の結論も僕と同じだろうけど僕と違って、みんなのショックを考えてくれて言うだけにしてくれた。シッコウユウヨなんだから、人魚さん達が言うコウケンがすぐに無いと、どうにかなるよ。


 小鬼ちゃんは戻らないどころか二人になった。「食べることは大事」ってうれしい。僕が探査して、近くに鉄の鉱脈が見つかったの。可能性もある。

 お買い物隊の人達はやっぱりいない。あ〜あって思う。

 畑と動物さんを育てることに詳しい人達だけ残ってくれた。

 船組は途中おやつが出る。僕達は、おやつを食べながら、交流の頻度を考えたり、冬対策を悩んでみたり、お買い物隊の仕事を見直して商店街のお世話を各棟に振り分けたり、センソウ楽しかったなって言ったりした。


 トリの両翼のようになって羽ばたけると嬉しいな、ね。

センソウは政治だって本で読んだ。商売って書いてある本もある。

形では勝ったけど、得たものは無いし失った(が分かった)だけ。

刑の執行は娯楽だけど、ゴラクはもうあるの。

悲しみを増やしたくないし、挽回ばんかいを頑張ってくれると良いんだけど・・・ね。


また、木曜日に・・だよ。

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