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空気(ぼく)たちの町においで  作者: うえぽん
6章 変わるコト、変わらないコト。
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044 違いが分からないって。

巫女は能力が使えれば誰でもOK。

最下層から急に最上位になれちゃいます。

目の前のエサを見たら、アレコレ知りたいとか、実権〜とか気にしないよね。


今日もよろしく。

 おじさんが「巫女ってのは、名前の有る無しの違いってことかあ」って言って、巫女ちゃんはキーってしてるけど、巫女はみんなこんなもんだよね。「おおっスパイシー」とかワザと怒らせないで、うるさいから。反応していると、それ名前になっちゃうから気を付けてって、名前が付くほど居るかなあ。


 じゃあ、新しい人達の案内って立ったら、南の先着の人達が私たちがって言ってくれたのでお任せで。丸投げ大好きっ。

 俺らは酒盛りとか言ってる、おじさん達を呼んで畑の新工場の話をする。興味深く聞いてた話が一段落して「しまった」って顔してるけど、もう遅いよ。ゆ〜姉にっこりしてるでしょ。学校があるからって逃れようとしてるけど、毎日はやってないよね。まあこんなのは、いつもの。「やられた〜」って言いたいだけ、面白いって顔してたもの。コントを挟むのはお約束。

 んじゃ早速になって、ぞろぞろと畑の方に行く。歩きながら詳細を詰めてる感じかな。なぜかオマケが居たりするけど、いじるのは飽きたみたいで放置らしく。

 話に夢中のフリで、アレ何、コレ何とかスルーされてる。僕には聞きたくないらしい。

 お城、気になるよね〜。あっちの大きい温室とかも。案内ツアーの方に行けば良かったのに。


 建築予定の場所に着いたので、さあって考える。話していた内容は聞こえていたから、もちろん。

 むむって、考えて、お願い〜いって、気持ちを込める。紙づくりは水をいっぱい使うし、隣はお城と温室だからって考えて、水色の四角に硝子がらすみたいのにおおわれて、キラキラの大きなお倉庫風にした。全面の池がステキな雰囲気で良い出来じゃないかな。四角くって倉庫って感じなんだけど一枚岩ぽい、カッコイイって感じなの。

 入ってすぐは広くって展示とか出来る。水色の壁はけて明るいけど、キラキラのを後で付けるって言っておく。なんかガラ〜ンとして寂しい感じだし。5階建てなの。外から見ると周りが大きいから普通って見えるかな。正面は窓もないし。入るとおおって、大きさ感じるでしょっ、ね。1階が事務所と倉庫、2・3階が紙で、4・5階が布ね。昇降の道具は練習して出来るようになってから作るっていうのは同じ。それっぽいのやったことある人が多いから、すぐできると思うよって建物の解説をしとく。


 何なのって、ゆ〜姉に文句言ってる。そうそう、ここはゆ〜姉のとこだからね。

「巫女だからでしょ、絵本で見た通りだし」

 そうだけど、巫女にはできないよねぇ。さっさと帰ろっと。残されて一人、ムリムリ〜って叫んでいたらしい。

 荷車で見つけたときは、落として行くつもりだったそうだけど、お腹の声がうるさくて、まあ良いかになったって。巫女になって1年経ってないというのは体型で分かる。(巫女はまん丸なもの)供物の差配が止まって、腹ペコなのは自分たちのせいもあるかなと。バカでも傲慢ごうまんでもないし、感謝もちゃんと出来る。反応が面白い。要は気に入ったってことらしい。僕も面白いって思う。ここに来られたってことは害も無いしね。


 まあ、どうでも良いの。欲しい食材は、ほぼ揃ったし甘味の方が大事。心配な作付けは無事だった。東と言えば海のものだけど、遠すぎて定期的には難しい。南は暑すぎ。陸路は山越えてになるから大変で、広い河だし川から海はアリだよね。などと気がはやりながらも色々と安定確保を考えていたりする。安定は大事。今日は、ずっと試したかった作りたいモノがあるの。


 種を割って中身を出す。ひたすら。それをりつぶす、砂糖ドバッと入れて。ひたすら。かなりの量だけど、きっと足りない。まあ、僕が食べられれば良いので作れるだけの量。

 大きい鍋に牛乳をどばどばっ入れて温める。泡が出てきたら海藻から取った白いのを加えて溶かす。種の磨ったのをちょっとずつ入れて混ぜ混ぜ、クリームを入れて、冷やしながら混ぜ混ぜ。浅いパッドに入れる。たくさん。ガラガラと肉さんが休憩中の所にお邪魔させてもらう。

 鍋に特上水を入れ、砂糖をドバッと。ゆっくり温めて混ぜ混ぜ。甘い果物を細かく切ってぽいぽいっと。これも、同じように冷やしておくの。お茶の用意をしてしばらく、ぼ〜っと紙の作り方を考える。砂時計を2回逆さまにして、鍋を取ってくる。パッドに冷やしたのをサクサクって切って、ぽいぽいと鍋に入れる。

 良し完成。


「「「できたぁ〜?」」」

 うわっ、急に後ろから声がしてビックリ。僕が一所懸命なのを見てたらしい。

 器に盛って、お茶を用意する。で、試食。うん想像した通り。おいしい。優しい味って言われる。これは薬でもあって喉に良いの。東の方は食べ物で体をやすって考えがあって、これはそれって説明する。

 試食の中に巫女ちゃんもいる。今日は、やりたいこと他にもあるので、じゃあってぴゅ〜っと。


 来たのは蔵。

 あの調味料作り。今日は準備。身体をちゃんと洗ってから中に入る。

 鍋に豆を入れ、水をちゃんと測って置く。作るのは明日。で次。


 今度は、採石場。

 様子を見ると、教え方が良いようで理解度の上がりが順調かなと、工場も近々かなあ。

 工場の位置は少し離れたところにするから、足はやっぱり必要だよね。ルートと前に決めた仕様を修正。自走は動力に困るし、制御も足りないからムリ。1箇所で済むからケーブル式かなあ。そうすると途中は飛び乗り、飛び降りに・・・は不味まずいよねぇ。簡単なボタンと衝突防止ってとこかな。頭の中でグルグルと考える。


 ああそうだって思って。ぴゅ〜っと食堂に戻る。

 また、種から中身を取るモノを作る。さっき思いついたのが南から届いた木の実で作ったらってこと。多分こっちの方が簡単。海藻の代わりに食材棟で作ったもので試してみようと思いついた。これの試作をしていなかったしね。作り終わって、また冷やしておく。はっとすると「まあたやってるって見てた」ってニヤニヤがいっぱい。さっきのを違うもので作ってみたらって思って、作っただけで試作していない食材を試したいなあって、夕食に出して様子を見てみたいって言う。いいんじゃなあい。美味しかったしね。楽しみぃ。


 夕食は、あの調味料で肉を浸けて野菜と炒めたモノを出した。木の実をったモノを混ぜたのはアレンジ。辛く仕上げるところに甘みを入れて食べやすくしてみた。

 今日は、デザート(時々しか用意してない)があって喜んでいる人が多い。おやつの時間に戻ってこられない人が多いからね。辛くするモノも用意したけどチャレンジとかは無し。食べ物で遊ぶのダメ。

 子供用に、木の実ソースがあるよ。甘くなるからね。

 東の人達に美味いって言わせたかったのもあるかなあ。町の可能性を味でも感じて欲しいと思って。そろそろ仕事を選んでくれないと人手がというか。例のクジイベントやりそうだしね。


 味は喜んでもらえた。新しさは感じたかなあって。こども達は、ほんのり辛い味がおとなって言って、楽しそうだった。野菜が美味しい料理で、苦手が減ると良いなって思う。

 デザートは違いが分かる人は居なかった。材料費は相当違うんだけど、値段は薬と常食の違いで同じようなら嬉しいこと。料理の幅がまた広がる。うれしいっ。

 巫女ちゃんは、あちこちに付いてきて僕を見てる。そんなことより、やりたいことがいっぱいあるので気にしてるヒマはないなあ。誰か聞いといて。


 そうそう、例のゼロラインをプカプカしている人がカッコイイって言った言葉を僕も聞いた。夕食の時に。

 ぐ〜ちゃんがデザートを食べて「宵越よいごしの菓子は食わねえ」ええ〜って。


 町は平和だねっ、きょうも楽しかったって思った。

アレ言ったの僕だって思ってたでしょ。

知らないうちに失言してたとか・・・あれ、思い当たることが。


またよろしく。

え〜と木曜日22時に? がんばるっ

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