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空気(ぼく)たちの町においで  作者: うえぽん
6章 変わるコト、変わらないコト。
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041 答え合わせ。

賢者とか言ってるくせに、ビリとか

ぷ〜くすくす。


今日もよろしく。

 人によって悲しみは違うというけれど、自分ばっかりの僕と違って、みんなの悲しみは広く深い。この差は思い出の違いかな。いやこんな風に頭で考えないと感情が分からない、僕と同じに考えちゃダメ。


 誰がいて誰がいないのかは、多めと言うだけの人数だし確認し合っていたので、知り合いでは分かっているようだけど、人の区別が付かない僕じゃ誰が居なくなったのは分からない。抜け具合から意外に多かったとだけ。

 べ〜姉も今、把握したいと思わないようで、トップ5人とビリを確認しただけだった。


 それからぞろぞろと町に帰る。

 ぐ〜ちゃんが、僕に賞品の券をピラピラ見せて「どうしょっかな〜」って言ってる。もらった人で考えると4人は僕のところにくるよねえ。賞品って無かったはずなんだけど。


 ビリの人のは、どんな問題だったって聞かれたので、聞いたのはぐ〜ちゃんだし「ミリの高さ」って答えたら、答え方が難しいって言いながら、指2本をせばめたり、指を丸くして単位で答えた。

「正解は1M35センチM」って言うと。「「「なんで」」」って言われて、ぐ〜ちゃんが「ああそうか」って。

 ハテナってしてるのが多いので、本人を指差すと「わたし?」しばらくして、ああとかなるほど〜とか言って「「「難しすぎ!!」」」って、でしょ。

 他の人は、「この色は」とか「2+6は」とか「男風呂は右左どっち」とかすぐ分かるものだったらしい。時々「宝石の名前」や「花の色」や「建物の場所」で間違えるって程度だったそうな。まあ、どれも普通にあるものだし、落ち着いていれば間違うことは無いんだけど。考え中のが口に出ちゃったり、勘違いもある。目の前で間違えられると、焦って自分も間違えたりするもので、あちこちで泣き出しちゃった人がいたらしい。

 いや5個抜けルールだけでしょ、罰とか無かったよね。・・後でできたのかな。


 僕みたいな問題じゃ無くて、良かったって言われた。

 ところで、カタバミちゃん問題の答えが、なぜ「高い」なのかって聞かれて、お姉さん達が二人の違いを出そうとして、いつもリボンの位置がちょっと高いの。まあ、これが正解か分からないけど、聞いた人がああって言う答えになるんじゃないかなって思ったのって言った時には、みんなからムリムリって言われた。これを聞いたお姉さん達は変化を付けてくるから、覚えていても意味ないからね。

 ま、妖精さんと仲良しってことかな。ね。


 帰ったら、ちょうどおやつって事で、ぐ〜ちゃんにチケットをピラピラされた。「と〜ぜん、一人だけって事ないよね〜」そうだよね。そうなるよねえ。

 頭が疲れた時には甘いものは、とっても賛成なんだけど。どうなのって思うよ。



 心へのダメージで疲れた遠足は終わり、クタクタでぐっすり寝て、結果は翌日に。

 べ〜姉は、弟子〜ズを聞き取りに走らせたそうだ。おバカ全員居なくなってると思っていたら、何人かは残っていたらしい。いなくなった、おバカは戻っただろうけど、頑張ってた人が何人もだそうで、閉めてきた店を気にしていたって。

 他は、ご先祖の故郷らしい、いつか帰りたいって言ってて、きっとそうなるって周りにも言ってたそうだ。

 あと、新しい人達も何人かは予想通りかぁ。で、抜けたのが150人くらいとのこと。新しい人達の事は予想してたので、現金に換える選択肢も出るようになっていた。

 正解が少なかったりで途中で壊して取ろうとしたらしく、強制終了となったのが多かったとか。最後の最後で両取りを狙ったのもいたらしい。全問正解が2割というのを入れても、持ち出しは予想よりかなり少なかった。ここを認証するペンダント(腕輪)は、道の誘導で使い切って、ここの記憶を道連れに壊れる。無理な使い方だしね。僕達は寂しいけど、望む道だから良かったこと。


 報償を何も得られなかったのが襲う心配? 制御難しいって言ったでしょ。

 正しい使い方じゃないと適時休憩とか、夜は休むとかが壊れちゃう。最後の最後に壊したヤツだと、お休み無しになったと思うよ。色々忘れてるから、なんで疲れてるのかまで忘れてる気がする。持ってる宝石とかどっかから盗ってきた、とでも解釈しそう。

 大人しく帰った人は頑張ったことだけは覚えているから、その成果ってわかるはず。

 お騒がせの元勇者とかは、あのお買い物の町が欲しかった人材。聖都にとっては、決して裏切らない楽しくて力強い者。わややなもどきまで、上手くまとめてスラムを普通の場所にするだろう。元勇者が45人もいる。アノ国の数ヶ月の停滞を解消し、陰の部分が少なくなって、さらに良くなるのは確実。色々と物理的に壊すだろうけど・・・。

 それが称号の残滓の力。称号は消えてるし、気付かれることも無い。

 もちろん望んで帰った人には、知識が残っているし、たっぷりの資金がある。ちょっと前に帰ったのも、アノ国にとっては良心しかない者になる。まあ、怪しいナリだったし、大金は入るときに取り上げられてるだろうけどね。


 思うところはあるだろうけど、生まれたところだろうって人が多いし、長い間生活していた場所でもある。悪くならないのはここに残った人にとっても嬉しいことになる。

 先には遊びに行けるくらいになるかもっていう確度の高い推測をあの日の夕食の時にみんなに話した。隠す必要が無いことだしね。

 これでアノ国から狙われることは無いから、武器は作らないっていう話は、おじさん達くらいまでにしておいた。戦いの可能性が高かった事は、直前まで知られたくなかったしね。


 翌日から、学校の読み書きクラスに南の土地から来た人達が入った。何人かはすぐに子供先生クラスへ行って、その日のうちに上のクラスへ。徘徊したり、奇声をを上げるのが居なくなって、やりやすいとは言っていた。

 お騒がせ達に同調して、騒いでいたのも、お酒を目指してちょっとだけマトモにはなったそうだ。上級クラスの何人かが抜けてガラガラになって僕は悲しい。


 この前の遠足で効果ありと分かって、馬ににんじんならぬ、成績向上賞というのができた。

 成績トップではないから誰にもチャンスがある。賞品がデート券で、銀やカード王、ぐ〜ちゃんズ、カタバミちゃん・アサガオちゃんの時がすごい人気になる。ゴメンなさいもアリで身だしなみに日々気を配るようになった。

 でも、レアな僕に決まってスイーツって言うのとか。べ〜姉やゆ〜姉の時にお願いしますって根性を注入してもらうのは変だから、ヤメテ。

 逆レアって自由指名をしたらカップルが誕生したけど、それってただの告白だから自由にやってよね。


 振り返ってみたら、雰囲気はそのまま、仕事やら勉強の意欲向上、ピンク度増加と良いこと()くめじゃないか、毎年どうだって言ったおじさんに腹パンが何発も入った上に、泣いたときに言ったこととか暴露(ばくろ)されて散々。ウケ狙いは、ほどほどに。

 あれは、訳分かんなくなって仕方なくなんだから、次とか言わないでよぉ。

おお、伏線回収かって思ったでしょ。

日記みたいなものに、あまり求めないでって。

正直、ペンダント壊されるとは思ってなかった。あんなにキレイなのに。

ヒドいよ。


次もよろしく。

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