表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空気(ぼく)たちの町においで  作者: うえぽん
1章 おわりではじまり。
4/782

004 お友達が来た日。

またまた嬉しいです! ちょっと早く出してみました。

当分はこのペース


先週の長かったよ。書き直し効果? ・・・そんなのじゃ無いの。

お友達来るって、ワクワクしちゃった。

君も? うん、そう嬉しいよね。


 お湯を見てるの楽しんだけど。まだやることあるの。飾り付け終わった、さあって思ったらパジャマで、着替えなきゃって感じ?

 僕はずっとこれ。あんなに薄いのに、みんなすごい。


 ゆらゆらが名残惜しい・・・ でも馬さんのお家。後ろ髪が寝癖のようにぴーんと引かれながら、果物をカジカジ。

 のんびりしていいよって言っても、きっと働きたいって、しゃべれたら言う。

 これからは、牛・トリ、羊に 馬さんがいっぱい。建物は・・そうだ! お城にしよう。

「お城住みたい!」ダメ〜じゃ、かわいそうだもん。馬さんいっぱいとか国王様だよね。いや、乗るから騎士さん? すごい! とっても楽しそう。


 そうして、楽しくてかっこいいを妖精さんと相談して、といっても笑っているだけだけど、ワンダ〜な、ランド完成。まず、正面はお花いっぱい、城壁がぐるっと、じゃなくて前だけ、バーンと見えるお城!

 塔をボンボンと建てて、またお花。で、西の方にあるという馬大好きの国風のみんなのお家が左右に並んで真ん中はドーム屋根で雨でも安心。そこから広がる牧場まきば

 来る人の中に牧場王がいると良いなって、楽しくなる。

 

 良いのできた。お城がある町。

 

 あっ。また狼煙のろしが上がった。かなり近いし最後の休憩中かな。

 光の玉を打ち上げて、応答っと。


 ちょっとして、た〜っと、馬が駆けてくる。先触れってヤツだよね。なんかかっこいい。


「すげえなあ! これっ」

 馬でた〜っと来て、ぱっと飛び降りたのは、立った耳が可愛いお兄さん。

 

「どうしたらいい?」

「あの建物が、これから住むとこ。見てから分けてね。荷物下ろしたら、奥の建物にご飯の材料持って来てね。みんなでごはん。でね、馬さんのお家はあれ」


 ぼくは、どやって指差すの。もふもふくんは、「うおっ」って驚いてから、なんか変な納得して戻って行く。ちょっと後に馬に乗った何人かがすごい笑顔で手を振って、建物の方に走っていった。お城に一人だけ分かれて行く。

 それから、ぼ〜っと待っていたら段々と見えてきた。何か賑やか、歌っているらしい。かなりの長旅でも元気だなぁって、安心する。遠くから、うぉー、ぎゃーとか聞こえる。ステキな原っぱだからねぇ、わかるわかる。


 向こうから、僕が見えたらしく、何人か走ってくる。同じように手を振ってくれて建物に走って行く。元気だなあ。それから、続々と来るんだけど、終わりがまだ無い。ぞろぞろぞろ、ずうっと続く。

 通り過ぎるとき、ジロジロ見られる。びくって思わず目を隠して、うずくまる。


「・・・何してんだ、師匠?」

 うずくまっていたら、聞いたことのある声がしたので、そおっと見上げると見知った顔が・・・


「人いっぱいで怖くて・・」

「そうか。空気だもんな、師匠は怖いよなあ。呼んでくれてアリガトな」


 嬉しい気配がする。やっぱり怖いので顔を隠して、目をぎっとつぶったままだけど。


「ようこそ! あと、ごはんの材料。え〜っと。お風呂は温泉の」

 目をつぶったまま。両手を出してお願いしてみた。


「わかってるって! そんで、風呂か。おうっありがてえ! さすが師匠だぜっ!」

 バンっと叩かれた、あわわ。「と・となり。行ってる・・・」って言って、ぴゅ〜っと逃げた。


 お風呂の建物まで逃げてきて、ドキドキが落ち着いてきた頃、男女の二人がやって来た。おお〜とか言ってる。「なんで二人?」とかちょっと思って、「ああ多いからかあ」と納得した。「お風呂の人?」って聞いたら・・・ってなってから、ああっ言ってから「そうです」だって。


「ここで靴。脱ぐの。決まりなの。でね。ここに入れても良いよ」指差して、うなづくのを見てから。次はねって言ってガラララって開ける。

「ここで服を脱ぐの。これ使ってね」ってカゴを見せて棚を指差す。うんうんしてる。


「で、ここがお風呂場で。身体洗うの。先に洗ってね。これ決まりなの。あっちが池、あったかいの」えっ? なんかビックリしてる? 何かダメなとこあった?って、アワアワ、聞いてみた。


「あっ、あのっ。すごく広くてビックリで。まさかこの建物全部だと思わなかったので・・・」

「ダメじゃ無い? よかった。広い方が楽しいかなって。お風呂・・好き? これ温泉なの」

 僕が作ったの。ってお湯をかき回す。う〜ん気持ちいい。


「い1回、いくらなんですか」って、なんかちょっと顔が青くなってるよ。いくらって? 何かビクビクしてるな〜って思ってたけどそうかぁ。


「僕ね。お風呂見たことはあっただけ。いいなあって思ってた。入りたいなあって。でね。作ったの。いっしょに入ってくれる?」ってお願いしてみた。

「いいよ」と「いいえ」って、どっち?

 説明が通じてないのかなあ。難しいとこ無かったんだけど。


「座ってね。身体洗う。といにお湯と水が流れているので、この栓を抜いてね。混ぜて調節するの」とか「これはね。ジャーって浴びるところ。頭洗って流すとき気持ちいいの」とか「石鹸は。まだ作ってない。待っててね」とか、反応がないなあ。

 ちゃんと聞いてるのかなあ。口ぽか〜んって、当たり前すぎかあ。すごいなあ。

 僕だけ、お風呂初めて。


 じゃあ、みんなに教えて、順番に入ると良いよってご飯を作りに行こうとしたら「あの〜こっちの戸は何が」「広すぎたので、二つにしたの。こっちと同じ」

 お姉さん、ぱあっと良い笑顔になって、ぐってポーズをしたと思ったら、静かなお兄さんを早く早くって引っ張って行っちゃった。


 変なのって思ったけど。それよりごはん。食堂に行く途中「あっちだー」「こっち」「うぉー」とか走り回ってて、忙しそうだった。


 食堂に着くと、もう料理が次々並んできている。することないなあってはじっこに座って、忙しいけど楽しそうなみんなを眺めて、僕は嬉しくなった。


 外の騒がしさが、落ち着いてきて、次々と入って来る。料理はすごい量が完成していて、テーブルはいっぱいになった。「できたあ〜!」って、お風呂のお姉さんがやっぱりお兄さんを引っ張って入ってきた。

 それを合図に乾杯の声、ねぎらう声、大きな笑い声が響いて食事が始まった。

 ぎゅうぎゅうになって、ぼくがぽいっと、はじき出されたけどあちこち回って、色んなのを楽しめることは出来た。知らない味があって、とっても美味しかった。


 それから、しばらくしてから、何人かでなんかの勝負があって、ごそっと人が抜けた。また時間が経つとごそっと抜ける。何人かは増えたけど、次々に減っていく。かなり少なくなった頃、お風呂行くことにして、外に出たら、歌ったり、踊っていたりで、すごく賑やか。てててっとお風呂に行く。


 あの時みたいにダメって入らせてくれない。そう、そのための二つ。もしかしてって思ってたから。

 作戦は成功して、ようやくお風呂に入れた。ぼくは風呂のプロのように自然体を保って、身体を洗って、湯船に入る。いつか言おうと思っていたセリフを言うのをすっかり忘れるほど、幸せでいっぱいになった。頭の中でお風呂の英雄譚えいゆうたんがエンディングを迎えて、僕は颯爽さっそうと湯船を出て、タオルが無い。

 ああって反省したり、2階でゴロゴロして楽しかった。


 成功した方には、謎の絵が書いてある看板がある。こんな不思議な絵は僕は書けない。大事な知識が抜けていたことが分かって、いっぱいの勉強もまだまだ足りないっ、もっと情報を集めなきゃって思った。


 その後、お片付けに参加したけど、たくさん転がっている人たちは重くて、そのまま。お腹いっぱいで、お風呂があって、旅の疲れで、パタパタと倒れていく。そのうち大きないびきが聞こえて、起きても寝てても変わらないなあって。宴会を夢でしてるって、おかしくなる。


 今日も頑張った気がする。つぶやいて幸せを運んでくれたみんなに感謝した。

 ぼくはあくびを一つして丸くなって寝た。今日は良い夢が見られる気がする。


 おやすみなさい。また明日。

すごいなぁって、思ってばかり。

前の時、ヒミツを見つけられなかった。

僕は全然、まだまだ。教えて貰って、ようやっと。

あした、お風呂ダメって言わないよね。それだけが気がかり。


つづきは2日後。またね

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ