032 すぐ出てくるアイツ。
お仕事探しはクジで。ごめんなさいはアリ。何回引いてもOK
キャッチもアリ。選択基準はよく分からない。顔パスは多分ないはず。
いつもありがとう。
うさぎ肉ディナーは美味しかった。新鮮は大事な要素だけど、2段くらい上。商材として想像しても1段上は確実、加工すれば、さらにいけるかも知れない。お姉さん達効果なのは、もちろんだけど美味しいとなれば向上したくなるもの。嬉しいことがまた増えた。
想像して、ニマニマしていたら,お姉さん達が用意していた「人材振り分けイベント」が始まった。商材棟から鳴り物を持ってきて賑やか。まあ、ただのクジでは並んで取って終わりだから、イベントとか煽りすぎではと思っていたんだけど。
「はい!一番目は、玩具王チーム」「やったあ〜」「くそ〜」とか喜んだり、周りは悔しがったりしてるけどダメじゃないだろうか。と思っていたら,案の定。
「ごめんなさい」ほら〜。あっ、そうか。だからイベント。これは面白いかも。
「え〜次は、カード王」「きゃ〜」「いいなぁ」「ん〜、ごめんなさいかな」
おおっと、当たった人から断られたってアリ? 女の子に人気あるのにカード王のとこで働きたいっていう娘、いないんだよねぇ。
反対に銀のとこは女の子に人気だなあ。暑いし力仕事なんだよ、これから。
すんなり行くのは、カタバミちゃんとアサガオちゃんとこくらい。でもやること多いし、ハート的にもきついんだけど、分かってないよなあ。ま、矯正を効かせる方が控えてるから平気かな。
べ〜姉は、クジと関係無く捕まえてる、顔を。き〜ちゃんは、持ち上げてる、重さ? え。
ゆ〜姉は、抱きごこちらしい。体格を見ているようだ。あ〜称号持ちにいたずらすると跳ぶよ。ほら。
クジじゃ難しいって思ったらしい、ぐ〜ちゃんズがスカウトしだした。似たのばっかりでアイドルグループを作るつもりじゃないだろか。
余ったら僕がもらおうとか思ってたけど、上手く収まってしまった。やりたいこといっぱいあるんだけど。
こども達は見てるだけ。参加はしない。色々見てやって、やりたいことを見つけてね。
こんな感じで、選抜イベントは盛り上がった。大変なのは、これから。
今までは、希望が決まっていないのは、数日ごとに場所が変わっていた。受け入れる方もそれなりにしか見ていないから、特に指導はしない。学校が始まって基礎知識が付いて、少し良くなった程度の人がいっぱい。町の始め頃なら、それで十分だったんだけど抑圧から解放されて、はっちゃける人が増えて、ついには勇者が出て荒れる。勇者は外に出されたものの、難易度が上がって仕事が面白いとするものと、日々何となくの多数派に分かれた。お姉さん達が増えるだろう仕事を何とかしたいというのがキッカケだけど、一緒に楽しみたいっていう気持ちが大きいと思う。とうとう配置が決まったから、広く浅くから、広さはそのままで、やたら深い部分がって感じかなあ。これからどんどん深くなる。きっと楽しいよ。ね。
一夜明けて、学校は仕事単位になる。専門性が高くなり、称号持ちも含めて全員。だいたいが言われた通りにやっているだけだから、とにかく知識が不足しているの。「何が」「どうして」を勉強中。「どうやっては」一応できてる。とは言え、いきなりは無理だから、内容は易しい。植物に必要なものは何?から。・・・なんてことはないの。こども達のレベルで、内容を区切っているだけだから、こども達も一緒。
まあ、おとな達の知識はお察し。今までは、席について、話を聞く、名前を書ける程度。何でか出来ちゃってる称号持ちたちも、基礎の基礎は知っておくべきなので参加。もう放置はしない、ぼやっとしてるのは強制的に。この時点でこども達に遅れてるんだからしっかりね。
残念ですが、何人かは居残り。一桁の足し算間違えてます。いやちょっと、さすがに・・ええっ。呆れてる教師陣。まだ残っていたこども達が任せてと名乗りでてくれる。うちのこども達は優しいから冗談にならないシーンでは真面目。ここは任せた方が良さそうということで、居残り組はお任せ。
・・なんか騒がしいなあ。
「で、でたあ〜」「アイツアイツが〜」ひゃ〜と言いながらこども達が走ってきた。アイツアイツしか言わないので、ピンときたお姉さん達が走って行く。僕達も遅れて向かう。
またかあ〜。到着すると縛られているのが5人って半分も!
「もう。すぐ湧くんだから」「ホント!嫌になっちゃう」
勇者。前のが解決したかが分からないのに、また。
称号の力で、前のように混乱に巻き込まれないように「(勇者から)にげる」「(勇者と)いわない」「(勇者を)しらせる」というのを決めたばかりで、すぐに出来たとは素晴らしい。
ここではうつりやすいから、口にするのも怖い。
こども達から顛末を聞くと、たまたま持っていた小物を使って足し算について教えていた。何度かやる内に一桁の足し算が大丈夫になったので、祭りのことを思い出して、足し算でみんなでいくつというのが分かるし、分けるときにも文句が出ないから良いよって話していたところで、わあ〜となったそうだ。
なるほど、さっき発生したアイツは、アノ国の配分の仕事の時によく数が合わなくて、他のものを持ってくるというのをしてたらしい。それで問題にならないから計算は要らない、勢いさえあれば何とかなるで、あれかあ。根深いっ、どんぶり勘定思考。小さい子に諭されてっていうのもあるんだろうけど。
「しょうが無いから、引き取る」「そうねえ」「決まったばかりで悪いけどね」「アレだし」
優しいなあ。僕は、あの国に返そうって言うとこだった。でも良いのかなあ。こういう考えは成長を望まないアノ国と一致するから、きっとアノ国にいた時も不満なかっただろう。どっちかって言うと、僕達に無理矢理連れて来られたとも思っていそうなんだけど。勇者達や、なりかけのほとんどが実は幸せだったんじゃないだろうか。
「「「また、自分が悪いとか思ってるんでしょう、コノコノ」」」
考えに沈んでいる僕をお姉さん達がぷにぷにしてくる。
「戻った方が良いなんて事はないからぁ」「とうぶん勉強は無しだけどねぇ」
「そうだ。日記を書かせたらどうかしら。日報ってことにして、字は何とか書けるようになったんだしねぇ。あとで、もだえ苦しむのを見てみたい」「いいわ!」「それよっ」
あくまでも面倒を見る、にしてくれた。うれしい。
この後、相談して下のクラスは、学校に来たくなければ無理にとは言わないとなった。アレ化の原因が何となく分かったけど,さじ加減が難しいから、予備軍の扱いについては近くの人が注意して見るということになる。アレの制御は何とかできるけど、成長を受け入れなくなるから。
こうポンポンと現れるとなると、もうじき帰って来る勇車(勇者が荷車を牽くから)の称号が取れているかは怪しいなあ。ぼくのおいしいもの計画が・・・
力任せは、もう要らないから現状で戦力となっていないものはそのまま・・アレを放置して伝染ったらと考えると隔離かなあ。どうしよう勇車くらいしか思いつかない。
誰か導師を見つけて来て〜!
前のが心配なのに、またとかもう嫌ぁ。思考が幼児とか対処もムリ。
隔離で影響を防ぐ必要のある○○災害レベル。
注意)この町だけ、こういう扱いで他だと喜ばれたり、尊敬を集めたりする称号。
毎週火曜日と木曜の22時で〜す!
では、またね。
あと「悪のマ王がやってくる」も見てね。こっちは金曜日。
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