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空気(ぼく)たちの町においで  作者: うえぽん
4章 あれもこれも。
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029 今あかされるヒミツ。

ちゃんと正直に言うって言ったのに、まだ隠し事があったなんて。

ひどい。実家(あの国)・・・には帰りたくないなあ。


今日もありがとう。ぺこり。

 八人目の称号持ち誕生イベント、楽しかったなあって満足して散っていった。

 みんな忘れているようだけど最初は勇者だからね。40人もいるんだからねえ。外から見ると、この辺りに大量に出てるって心配の(たね)。当事者になると、ついつい忘れてしまうのが勇者の存在。

 そして知られているのにカウントされない食堂の聖女さま。

 などと、お姉さん達と新聖人に話しているところ。そして面白いことに首を突っ込みたくなる王たち。


「カタバミちゃんとアサガオちゃんって、前の名前覚えてる?」

 え〜と、え〜とって考えてる。

 それにしても初めて会ったときの傷だらけアザだらけ、ススだらけの頃とは別人だなあ。あの時は黒いモヤモヤな雰囲気だったのに、今はキラキラした感じだし、というか髪の色に性別まで変わってる?


「お姉さん。この子達はこれからは、こんな感じにするの?」

 そおよう。可愛いでしょう。ね〜ってお姉さん達では決定事項のようだ。いいのだろうか。

 おっと、二人が確認し終わって返事してくれるようだ。


「私たち。最初に名前あったかどうかも覚えてない、よ」

 おお、やっぱり。


「それじゃあ。他の王の人達はどう?」

 え、えっ。まさか話を振られるとは思っていなかったらしい。


「わたしはね〜。あれ? べ〜までしか覚えが無い」「ん〜おもいだせなぁい」「ええっ!」

 ああやっぱり。


「学校で最初に名前を書けるように練習するのってね。

 名前を忘れないようにって書いておくためでもあったの。長いしね。

 ここの人は、学校行く必要が無くなったから。

 名前のことを気付いたの最近。遅かった、ごめんね。

 童話でも、何とか勇者とか何とか聖女しか書いてないなあって。

 もしかしたらぁと思ってたの。

 王になってから、称号でしか呼ばれてないなあって」


 名前が長いから、わかりやすい方で呼ばれてるのかなあって思ってたよ。たいてい、オイとかお前しか言わないし、そういうのつまんないから呼びやすい名前にしようって話が広まったって言うから、呼び合っていたのはそっちの名前だと思うんだけど・・・。


「多分だけど、何のを自分で受け入れると、それが名前になっちゃうの」

 不思議なんだけどね。


「商材グループの人達はゲームの名前で恥ずかしくないでしょ、今は」

 ああそういえばって、うなづき合っている。

 食堂のお姉さん達と勇者達や他の称号の人達との違いは「何の」だもの。最初から強かったから、お知らせの機会がなくて、もういいやにしてた。そのうち、もしかしたらって思ってた。一人称を自分の名前でいうのは小さい子だけだから、気が付くの遅れたんだよねぇ。名前って自分のためって言うより、呼びたいや呼ばれたいものだし。僕に一番遠いものかなあ。


「称号はね、分かんない。記録は無いの。僕が見えるのは、名前と可能性だけ」

「可能性って?」

「ゆ〜姉だと、地の掌握や知識、情が見えるけどね。

 それでどうなるとか分かんない。

 情があるし畑なら、トリと仲良しかなあとは思ったけど。

 自覚? 名前を受け入れると分かってくるのかなあって」


 ん〜って考えてる。

「そうねぇ」「な〜るほど」「うんうん」

 分かったこと、教えて欲しいんだけど。


「願ってない? 妖精さんが叶えてくれてる気がするの。

 称号は強い願いみたいな気がするから。


 みんなに書いてもらってる名前は変。だから呼ばないのかなあって。

 ゲームの名前は自分で決めたもの。

 なら、みんなも名前願えば良いかなあって」


 まあ、僕の予想なんだけど。みんなの名前は慣習で、覚えなきゃなだけ。好きでも嫌いでも無い記号。でも、呼びたいなら「呼びたい名前で呼ぼう」っていう僕の提案が広まって、自分や友達が考えた名前を持っていた。称号は希望で、どちらかというと僕のだけど、強い思いがこもってるから叶えられたって思ったの。

 みんなに書いてもらって「それで呼ばれたい?」っていう問いかけでもあるけど、気がついてはいないよねえ。呼ばれたいようなものじゃ無かったしねぇ。あと、僕は考えたというか見えた名前じゃないと覚えられないし、認識難しいというのは黙っていよう。

 あんなに一緒に頑張って、新しい町を計画したおじさん達をよく覚えてないっていうの、コラ〜だよね。ごめんねえ。


「じゃあもし、すっごく面白いゲーム作って、みんなが呼びまくったら変わっちゃう?」

 ぐ〜ちゃん、いまさらだよお。他の人、そうかもとか。ええ〜だよお。


「なんないと思うの。”玩具王の面白いゲーム” なだけ」

「ま〜知ってた。言ってみただけ〜 変わったら面白いなあって」

 自分の名前を面白いとか、さすがだよ。


「今、明かされるヒミツ。面白かった?」

 いや〜サプライズだった。やるう。楽しかった〜。って喜んでもらえて何より。


「で、残念なお知らせも」

 あ〜やっぱりかあ。だよねえ。来るよねえ、当然。本当に? うそ〜。だよね。


「まあ、500人程度記録は楽だけど、決めるのがねえ」「そう、それがぁ」「いやあ」

 その人にしっくりくる名前とか超むずかしいと思うよ。被ることあるしねえ。仮でも思いつかな〜いって人ばっかりだし、生まれた時に名前付けられて性格がそれに寄るっていうよりは良いと思うし。呼ばれ続けると性格がそれっぽくなるから、読みが違うとか、不思議〜なのとかの名前は付けて欲しくないの。呼ばれるための名前が、呼ばれたくないや呼びたくないんじゃ意味がないんだから。


「急がないけど、呼べるのは良いと思うの。

 でね。この他にファミリーネーム、家族ですって言う名前ね。

 それを足すとね。ケンカにならないかなあって。

 候補1000人分考えたから、どうかなあ。

 あと名前のほかに愛称、べ〜姉とかなの」


「あ〜そこに繫がるのかあ。でも候補良いねえ、助かるぅ」「やっぱり、まとめ役だよねえ」

 うん、それは逃れられないかなあ。そういう称号(役割)だもの。


「愛称ねえ。じゃ、輝石王は、き〜ちゃんで〜 銀は銀で、カード王はぁ、カード王!」

 ええって顔してるけど定着してるし、そうかなぁとは、僕も思ってた。変えたければ頑張って。

 アサガオちゃんたちはそのままねえ。可愛いからぁってお姉さん達にクリクリされている。

 私もさわりた〜いって、人気! 良かったね。


「あ、あのぉ・・・」っておずおずとカタバミちゃん。「お姉さん達は」


「カタバミちゃんたちが、花シリーズってすると。お姉さん達は色なの」

 ん〜って、お姉さん達は顔を見合わせている。


「まだ良いかなあって。最近、称号イベント多すぎだし。困ってないしね。ねえ。

 心配してくれてアリガト」

 ほっぺフニフニされてる。まあ、そうだろなあって思ってたけどね。心通信あるし。


 学校で名前を書いたことで、少しだけどウスウス気付いている人がいるし、ここの人達はもちろん気がついているはず。モヤモヤは良くないし答えらしきものになれば良いかなって。僕もこれが正解とは思ってない。第一、称号の大量発生がよく分からない。

 妖精さんが何かしてるんじゃないかとは思うけど、会話は出来ないしねぇ。

 そんなことより、これですっきり美味しいごはんを作ってくれるはず、あれもこれも食材グループを作るためなの。みんな忘れがちだけど、ごはん大事!一番!


 お姉さん達は、僕の楽しそうな顔を見て、ああと思い出したけど、いまさらねえって感じ。

 それよりアサガオちゃんたちだけじゃなく、き〜ちゃんやぐ〜ちゃんズもいるわっと燃えていたって。

聞くとなあ〜んだって感じかな。

せっかくだし、お姉さん達とアクセや洋服開発とかできるかなあ。


毎週火曜日と木曜の22時にアップしてまぁす!

またまたよろしく。

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