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空気(ぼく)たちの町においで  作者: うえぽん
14章 収穫なんだけど。
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108 の〜ぜ〜。

ルミナリエも始まったし、収穫の村や町も大丈夫。

生産始められるかな。


GWは楽しいね。見てくれてありがとう!

あ、あと旧暦なので10月なんですよお。

 新しい月になった、9月1日は火の日。ルミナリエが町の稼働を始めるし、商店街が予定の体制になる。ようやっと里が生産を始められる。

 待望の収穫受け取りがあったものの、売り先を確保するための商店街がアレだし、収穫のところが存亡のラインにあって驚いた。本人達は、自覚がなくって、危機感も無いの。僕からすると何年も持たないレベル。

 これヤバイってみんなは何度も思ったんじゃなかな。僕はムリにしていくつかの計画を先送りにしようとしてた。里は人が増える気がしなくて、今でも仕事がいっぱいなんだし、他にも増えそうな予感というか。きっと僕が増やすって思って余裕は取っておきたかった。

 でもね。みんなが何とかしたいって言うの。このみんなは大変になる部門のってことで、お友達二人が言ったから「みんな言ってるよ」って事じゃない、本当のみんな。


 商店街、ダメってすぐ分かったから、出来るようになるまで、広場に屋台置くだけでも良いよだったんだけど、分かってすぐに何とかするって、足りない分をカバーするって言ってくれたの。でも、分かってくると、レベルがすごく低くて、うちの子供達に店やってもらった方が良いんじゃないかって、ヤケクソに言う人も居るくらいでね。

 それでもって、いっぱい考えて、やって形にはなった。でも、里の人ありきじゃ、これからの運営ムリだって誰もが分かる。

 手が足りない助けてって、人魚さん達の勉強を町の稼働するからって勝手に約束を変えて、目をつぶってサイコロを投げた。


 大きい数出てって、しただけなの。6を出したかった。そうしたら10じゃないな。20くらいが出た感じで、その目を使って、ひと月時間を戻したって状況。ほぼ素人(しろうと)だった商店街の人達が何とか初級者くらいになった。東のお買い物大部隊の中から商店街やるって人が出て、計画した姿よりプラスかな。

 東にお店が増えたって感じだから、あとは南に1店欲しいななんて、余裕を出したりしてるの。最初の計画5店だったしね。東の店が会社だけど。


 収穫の村や町はダメダメだけど、オカルトして妄信(もうしん)的にさせて、ケモミミでOKの都合のよい、イヤな気分にさせられない場所。先取り開拓で、夏収穫でチャラに持っていく予定なの。

 傀儡(かいらい)にするけど、どっちも守るためだけ、働くのはそれぞれの人達でね。自分たちの生活を良くするには自分から頑張ってもらわないといけないの。今は与えられたものだけ、危険だし守るよ。

 大丈夫になったら保護は解く。僕は対等が良いんだよ。


 朝食を作らされていて、平べったい魚の煮付けを作ってるの。お姉さん達に海で美味しいもの食べてズルイって言われて、新しい何かって材料いっぱいもらってきたし、東の国のレシピいっぱい手に入ったからね。作ってみた。

 ミーリーンって安い甘いお酒。ウチでも作ってるをね。使って砂糖も入れる、ちょっと甘い食べ物。お魚を嫌いになって欲しくないから、臭みは塩ふって熱湯掛けてキュッて冷やして取ってある。ちょっとめんどくさいをすると美味しくなるから、気持ちを込めてね、作るの。


 スープは、またトーフーに海藻のミーソー汁。浅漬け野菜にコメ。もちろんいつものパンも白黒とか色々あるし、シリアルやメンにおかずもある。選べるって食堂っぽくなったなあって思う。僕は、たま〜にだから数に入れちゃだめ。

 お姉さん達の起きる時間に合わせて作るだけ、100食限定。一緒の子供達も同じ。子供ちゃんはパンの(こだわ)りとかないから大丈夫。

 昨日は気分的に、しんどくて哲学しちゃってたけど、お風呂入って、ぐっすり寝て元気になったよ。僕みたいなのが普通を望むなんて、かなり疲れていたみたい。


 今朝になって、ちょっとザワッてしてる。昨日はルミナリエの店作りで、ほとんどの人達が海に行っていたしね。ちょっと遅れて来た人が、味見させてって魚定食の人が(たか)られてるってこともあるけど、アノお買い物隊達がいないってこと。

 いつも居る場所に居ないって。人数多かったし気が付くよねえ。海ではゴソッと居なくなっていたし、人魚さん達は仕方ないって感情ばかりだった。

 シャーデンフォロイデを感じない。僕を責める感情が来る。


 今日、お別れしたかったとかだろうか。彼らが宝石を盗もうとしたから強制追放になった。(くさ)いし置いとけない。まあ予想通りだけど、時間や場所もね。

 僕は、もう決めていたから何とも思わないけど・・。あの街の広場に置いて結界を外したとき、ぷっぷっぷぅ〜ってハモって、クスって笑っちゃったのはナイショ。


 里のは臭いが弱め、おなら臭いだけだから(自分も臭いけど)大丈夫? 痛痒(いたがゆ)くて動けなくなるのは5日ごと、正直のノロいとか上手くやるだろうし。聞かれたら教えるけど、罪はみんな知っているから、わざわざ言うことでも無い。

 聞かれれば、どうするって答えたけど、僕に話しかける人は、あんまりいないし、ウサミミさん達から話しかけてくれる事は無かったもの。


 でもさ。(いち)イベントで問題を起こして助けなかった勇者のお友達たちと状況は一緒。使っちゃったお金は、ずっとずっと多いんだよ。あの時のキミタチは(さび)しいなだけ。それも1日も持たなかった。

 罪は金額に比例するのは分かってるはずだよね。どうして僕を(にら)むの。ちゃんとしなかったから、あの人達は生きてるの。望んでいる「じゃあ、お別れ」ってしたら目の前で。物理的になっちゃうんだよ。


 うん、知ってる。そうじゃないってこと。

 好き嫌いが入ってる、とっても理不尽な感情でしょ。僕には分からないよ。


 たいていの街は今日辺りから収穫祭をする。農民は小麦や大麦を製粉、あるいはワインなどにして税として納め、工房は製品を物納する。その他のものは、金銭を納める。

「・・だったけ、商店街は商人枠だからお金?」

 商店街は、行商の延長でしか考えていないから、場所も商売自体もそんなに大きくないんだけど人がいっぱい来るんで(もう)かってみえるかなあ。単価が安いから、そんなでもないんだけど。

 名実とも僕のだから(僕に)払えって来てるらしい。始めて1月だけだし、前の商店主が代わりに払ってくれるところだけど、売り尽くしセール分が権利買い取りみたいに思っているようだから、やっぱり僕か。


 もうちょっとマトモかと思ったけど、大商会と結託して納品妨害しているし、変なの送り込んでくるし、仲良くなれそうもないなあ。

 う〜んと、偽装の納品で半分取られているから物品税はOKで、人頭税くらいか。毎日催促に来てるって言うから行こうかな。こういうときに暦あれば便利。うちの標準器使えば良いのにって思う。

 だって、口頭だから支払いについての告知で一度は来ないといけないし、日にちの概念が無いから、毎日来ないといけないの。明日は分かるけど、明後日(あさって)っていう言葉は無いんだよね。明日の明日って言うと、言葉を繰り返して頭を心配するのが市民の知恵。笑い話みたいだけど普通のことらしいの。こんな感じだから掛け売りとか、本当はあり得ないってこと。商店街の人達が計算出来るのが少ないのも利点があったのかもね。


 お姉さん達に東の国への運送について、相談というかお願いをする。食材棟の人を使いまくってるから、食堂が忙しいってこともなくなってるって知ってるよ。

 日帰りじゃなくてもというと、キランとする。美味しいものいっぱいだし、お酒もね、なんだもの。

 僕がやりたいくらいだけど、僕が定期の仕事を受け持つのは違うの。


 8人いるし、大体ふた月1回くらいかなと、臨時運送で他の人が入って来るだろうし、ついでに観光できるから、たまになら良いかなって言ってくれた。聖女がいる会社って色んな意味で安心かなと。

 商店街にふたり来てくれることになった。覚えてもらう方法が「キレイな風景」だって。目をつぶってもらってぎゅってする。道具をイルカの頭に付けて海を調べたときの風景を思い出して、心が動いたときに知識をドババ〜って転写する。

「すごくキレイだった。覚えたしアリガトね」

 もうひとりのお姉さんにも同じように転写する。


 じゃあって、ノルデンに行く。二人に操縦席に座ってもらって最初は分担して、それからは交代しながら操縦してもらう。

 思った通り、飛ぶ感覚を理解しているので、(なん)なくできる。今の操縦は仮初(かりそ)めなので、繰り返してやってもらえばそのまま習得だろう。

 道具がいつまで経っても使えない採石場の人達を何とかするヒントが見えた気がした。


 不安も無くクローネに到着。お金の壺を台車(道具)に乗せてガラガラ〜っと押していく。実際は、音も振動も無いけど押してる感じがしないから、自分で言ってるだけ。

 きょうは、たくさんの教官がいなくなった初日なので、離れていたり、物陰から商材棟の人達がハラハラしながら見てる。

 時々、お店の見習い指導で腕組んで監視しているの見るけど、あれはダメ。教官本人は見守っているつもりだろうけど、威圧(いあつ)しているし、拒絶や不満の表れでもあるの。店内にそんなのがいるのは感じ悪い。まずお前が要らないって思うよ。

 あのね、腕を組むって言うのは怒っているぞとか偉いんだぞっていうサインでもあるの。客商売で絶対にやっちゃダメ。腰に手を当てたり、ポーズでも気持ちを伝えられるって、ずっと観察していたしポーズで伝えるって方法を割とする。


 ぐ〜ちゃんやカード王がいて、納税に来たのって言うとね。

 そろそろ来る時間だって教えてくれる。お姉さん達がノルデン操縦したのって言うと「そう言えば、まだ動かしてない。忘れてた!」って笑わせてくれる。

「なかなか楽しかったわよぉ」「今度、ファントムで最高速度実験しよう」「忘れてそう・・」


 楽しく話しているとポツポツ顔のでぶっちょが来てね、徴税(ちょうぜい)官であるって言うの。ちょっとゲロ(くさ)い。時々プ、プってして笑いそうになる。

「僕が代表なの。これが税だよ」

 渡すとね。思ってたより重かったらしくニイッってカエルみたいな顔になる。

 スラムの子いっぱい居るから、その分多いだけだけど、人扱いしていなかったので、把握(はあく)していなかったのかもね。嬉しそうに受け取り状を差し出すので、お互いサインして、交換する。これで納付オワリ。

 お姉さん達やぐ〜ちゃんやカード王に手を出さないで、驚かないでねって。


「商店街は税金の支払いを終えたよ〜。入街税の5割は高すぎ〜。

 大商会からいくらもらったの〜」

 道具の力を使って大きな声にする。周りから横暴だ。高過ぎ。ネコババすんな。()こき虫、くせえ。キモイ。カエル顔〜。って声が掛かる。


 カエル顔の徴税官がプルプルとして

「だまれだまれ〜」

 僕を突き飛ばすと、ぽ〜んって飛んで壁に当たって手がポキって折れる。血がジワ〜って広がる。


「称号に手を出すつもりだな」

 カード王が(すご)む。イタイイタイって、すごく思いながら、妖精さんにお願いして光に包まれて、元通りになって現れる。

 巫女(みこ)だっ、アイツ巫女(みこ)に手を出した。周りが口々に叫ぶ。

 徴税官は、うわ〜って驚いて、オナラをぷ〜ぷ〜しながら、(つぼ)を落として行ってしまった。

 僕らが商店街に消えると、見物していた人達が、わ〜ってお金を拾う。


 商店街にテクテクして、ぐ〜ちゃんがパッと振り返って僕をぎゅ〜ってする。

 言いたいこと、きっとあるんだろうけど、称号で僕のやったことが分かるから、口をぎゅっとしてる。

 ゴメンネ。商店街はどこも妨害が(ひど)くてね。これじゃ働いてる人達が危険になるし、これから本格化する(おろし)表立(おもてだ)っては出来なくなるし、そうなると(つぶ)さなきゃいけない。ここを統治するつもりは無いの。(すみ)っこ居させてくれれば良いだけ。

 ケモミミだと称号も(あなど)られちゃうから、この機会に僕(巫女)の存在を見せて、僕がみんなの(たて)になろうと思ったんだよ。すぐ直っても、痛いのは一緒。泣かないようにしてるだけ。叫ばないようにガマンした。


 この後、アズールとバウムにも行って、同じようなことになった。どこもヒドイからね。これは身体を張った警告なの。僕らに手を出したって事実だけ残す。

 次はないよって。


 里に帰って、みんなにすごく怒られた。ぎゅっとされてゴメンネされるの。

 僕はビックリさせて、ごめんなさいって言いながら、怒られて嬉しいなんて思ってた。怒ったとこが想像できなかったカード王や銀が徴税官に怒ってくれたのは、とても嬉しかったの。

 みんな大好き! ガンバルから嫌わないでって。

段々と直接的な妨害をしてきていたの。

働いてるみんなが危ないからね。

これをに税も有耶無耶うやむやにしようもちょっとね。


また、え〜と木曜日にね。またね。

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