099 よく働いて、いっぱい遊ぶ。その3
巷では、嘘の日だけど、どうだった?
ウソが溢れてるから、今日ぐらいは正直になったらって思うの。
僕は、ここでもちょっと空気。美味しい空気になれるよう頑張るよ。
いつもありがとう、ぺこり。
遊んでいるのを見て、夕ご飯何しようかなあをしてるところ。
座っているみんなを見て「いつも見上げるばっかりだったから、見下ろすのは気分が良いわね」なんてミリが言っていたり、ゲームを始めようとしたところをぐ〜ちゃんが車に顔を近づけて、ビックリして大きな声が出たき〜ちゃんをからかったりして楽しそう。
この仮想ゲームの操作って難しいから、勉強のモチベ〜とかするつもりだけど、製造が一段落すれば、実車を作る。仮想じゃないから、とっても簡単なんだよね。それこそ勉強に馴染みの無い人でも扱えるくらいなの。街のお祭りの乗りもの遊びって言ってるんだから。
車には操作の端末が無いから動かすのが難しく?なるだけ。ボートみたいに操作の端末が出ていれば、分かり易いし誰でも動かせるってことらしい。ほんとかな〜
飛行の道具には操縦桿が付いているけど、操作をイメージし易いようにしているのとカッコイイからだって。ノルデンには計器類があるけど、ファントムには無いの。必要な情報が多すぎてごちゃごちゃするから必要なときに表示させる。
実際の操作は思考で行うから、操作項目は多いし、かなり高度。設計に関わった王達は大丈夫だけど、他の人達はたぶん無理。構造が分からなければ、扉だって開けられない。
分かりやすく言うとね。扉って引き戸にドアってあるでしょ。右開きか左開きか、上開きのガルウイング、押すのか引くのかに、鍵を外すにも、色んなのがある。上や下にとか、ちょっと手前にとか強さも。見て触れば分かるってことも思考でやると難易度が格段に跳ね上がるよってこと。
仮想っていうのが面白いみたいだから、お店の催事部分に良いかもっていうのを今、思った。催事用って空けていたところがあるの。好評なら新しく建てても良いし、空き地はいっぱいあるからね。
たぶんじゃなくて、カード王は気がついてるけど、その力と僕の構築があるとスゴイのができるの。商店街のレジシステムにカード王の端末ってね。僕が居なくっても設定できるの。それに端末の製造はカード王じゃなくてもいい。汎用に出来ちゃう。
認証具は直接妖精さんの力を借りてるから、もっとすごいけど僕しか設定できないもの。
カード王は目立たないようにしてくれているから、低く見ている人が多いけど、いちばん王らしい人。呼び名から誰も王を外せないので分かるはずなんだけど。称号の力っていうか、その結果がね。
色々できそうだけど少しずつにしてもらってる。能ある鷹は爪を隠すものらしいよ。これは比喩。
猫じゃ無いんだから、ツメは隠せないっていうのはナシにしてね。
嵐から被災で、炊き出し、ナベって連想して、夕ごはんはナベ。メニューに意味を持たせる必要は無いんだけど、ほとんど思いつきで動いてる僕には必要なもの。
野菜を鷹の爪や出汁に麹、ショウガ、砂糖の代わりに果実で甘辛く漬けたものは根菜がいっぱい、肉って思ってモツを入れたのをぐつぐつ。主食はパンかコメを炊いたものを選べる。取り分けたものに細かくしたネギをパラパラしてどうぞ。仮想とはいえ、つい身体が動いちゃうから良い運動になっていると思うからね。栄養たっぷり。メニューへの連想も言う。ちょっとピリってするのが美味しいよね。
ずっと、嵐は元気なんだけど、明日には通り過ぎると良いねって。大丈夫なはずだけど、直撃しているルミナリエをちょっと心配しているの。
また、お酒〜って言うので、昨夜とは違うものを出す。試作で作った、これから作る予定のもの。感想を聞かせてね。ぐ〜ちゃん達には温めた甘酒をどうぞ。
明日には嵐は過ぎるって見込みで、何しようの話をしてる。今回のは、嵐としてはフツウだから、ちゃんと対策しているし、見なくても平気かな。風が穏やかだったら朝すぐにボートの改造をして、心配だからルミナリエに行くつもり。損傷を見て、修理するくらいだと思うから、すぐ戻るよ。
僕は、これからすることまでを含めて結論が出ているから、何とも思わないんだけど、何とかされるって想像しているのは、僕には会いたくないよねえ。もし居たいなら会うべきだし、イヤなら何処かに入れてもらうようにお願いしなきゃなんだけど。
今までの経験では、そういう人達って思うだけで動かない、きっと平気って変な自信があるみたいなの。もうどうやって運ぶかって考えているんだけどね。話して平和的〜は無理だからモノとして運ぶ。一度で済む。
冬になるから食料の節約をとか、仲間にも労働力にもならないって思うと心が動かないんだけど、厳しくて荒い北の海では追い出したら素人達だし魚捕れないし、家の構築も出来ないも分かるから、それが無くて適当でも何とかなるって場所に移動させるの。
感情があまりなかった春の僕じゃ考えられない。ちょっとは人らしくなったかなって思う。悲しいって思うし。楽しそうなみんなを見て、笑顔を守るためにガンバル。なんて思ったりするんだよね。
ぱっと目が覚めると、外が静かになってる。風の気配がするくらい。今日やることをアレコレ考える。
お日様の日で18日。見てないけど、嵐がちょっと残ってて、たぶん晴れ。
朝ご飯は、コメを柔らかく炊いたものにアンを掛けて、漬け物を添える。捻じった揚げパン、砂糖がけっていうお気に入りのメニュー。昨日いっぱいお酒飲んだみたいだから、お腹に良いものにした。お酒の毒素は抜いてあるから風邪をひいてなければ、頭イタイは無いはず。
お片付けして湖に行くんだけど、当然のようにみんなでゾロゾロする。家を出たところで船を呼んであるから、ちょうどで来るかな。車でも良いんだけど、船バス開始する前に大丈夫か視ておこうって思って。
よしよし、船がちょうどきた、2艘。故障や損傷は無い。ひとつは次のだけど、当分起きてこなそう。ちゃんと経験を生かしてごはん食べられたのかな。この前の時は朝に食堂前をウロウロしていたのが居たんだけど、静かだな。
風はあるけど、これなら大丈夫。雨はそれほどじゃ無かったみたいで、多めくらい。この前みたいに橋まで水が上がると船が通れなくなるの。見ると堤も問題無いし。川の中は〜濁ってて分かんない。
お城の横は、塀じゃなくて木を植えたの。隠れるまでには、かなり先で肥料をマゼマゼしたくらいでズルはしない。浜に到着してボートを呼ぶ。全部並ぶと多いなって。フムフムって視て、動力を造り変える。前より小型になった。人数分直して乗ってもらう。言われていたところの修正もしてあるので確認もね。
しばらく乗って、戻ってくる。
「すごく良くなったけど、レスポンスが良いから、これからは新しい戦術になる。試さないと」
「「アレ付けて!」」
すっかり遊びモードだった。
改造は大丈夫だったみたいで良かった。ぐ〜ちゃんズやき〜ちゃんにバトル装備を付けて、ボートにも付ける。ボートのデコは後でね。何度も試作したゲーム用の凝った銃を創って、ハイハイって渡す。
「撃ってみて」
パンパンって撃ち合うと、服の装備が消える。おお〜って歓声が上がる。
じゃあって、デコ装備して、他の人達にも付けたら行っちゃった。ゲームのルールは考えてあるから、すぐに始めている気がする。残りの改修をして少し装備も付けておく。
ふむって考えて横並びのボートをいくつか創った。並んでゆっくりっていうのも良いかなって。で、何故か足こぎ式。動力も付いているけど、子供だと漕ぎながら、話しながらだよねえって思ったの。子供用だし白鳥型。
お店や浜食堂の損傷を確認して、開けておく。食堂は居ないけど、そのうち誰か来てくれるだろう。山滑りの確認に行って、損傷を確認して、流れる水をONして温度を設定しておく。冷たいのはそろそろイヤかなって。
降りて、浜に戻ると第二陣が来ていて「「腹減った〜」」って口を揃えて言うから、仕方ないって軽く作った。いっぱいは無いけど、昨日焼いておいたパンとオムレツにお茶を用意した。すごい勢いで食べて「おかわり二人前!」だって、あれ〜またちゃんと食べてないとかなの?
もうって言って今度は乾麺を茹でて、トマトケチャップに野菜や肉詰めを炒めて混ぜたのにした。腹ペコなら重い方が良いかなって。食べ終わったら下げておいてねって言って船で帰る。
これから海に行くの。
戻ると、船着場に何人も居て、お腹の音がする。どうしたのすると戻って作らなきゃになるから、知らんぷりして、ファントムに乗る。バビュ〜ンって着くと、ちょうど朝ごはんの時間らしく良いニオイがする。上から見た感じだと海の街には少なくない被害があったみたいだけど、こっちは大丈夫に見えた。風は強めだけど、無事に抜けて行ったみたいで、青空がキレイ。
ルミ姫が食堂に居るので行くといつものお兄さんお姉さんも一緒。
「来たよ〜」
色んな匂いって思ってたら選べるようになってて、食堂みたいって思った。いやいや、これが普通だった。
里の食堂は選べないよ。聞くとね。僕の話を聞いて、好き嫌いはあっても出来ることをやっていこうって話し合ったって。食堂の担当の人達は嵐の間、トックンしてたそうで、定番を決めて、週替わり定食やたまに新メニューも出して、おやつもやるんだって。
言ってくれて、ありがとうってみんなから。かなりウルッとする。
じゃあ見回ってくるって飛び出した。あのままいたら泣いちゃいそうだった。
畑にぴゅ〜っと行って、嵐で潮が掛かってるのを除去して、ボンボンと温室で覆っていく。
いつかはって思っていたけど良い機会。季節をずらして通年旬になる、ステキなもの。これからは塩害や冷害を心配しなくて良いよ。広々の大麦畑もいくつかで覆う。この後のが、これからの主食になるものだからね。
畑用に導水していた河は冬は凍って、春までだって聞いたので導水を池の方に変える。水量は十分に溜まったし、湧水量も問題無い。水質も塩分濃度は低め、大丈夫。通年同じ温度になるようにしてあるから、冷たくなりすぎることも異常気象で温まることも無いよ。今までの導水路は、池の水が減ったときや船交通に使えば良いと思う。
それから畑の上の方を開墾して更地にした。今ある果実の木と合わせて温室にして果樹園に。池の東側も同じように温室にする。ここはぶどう中心かなあ。湖の人魚さん達が居る近くをドカドカ開発して、圧力も掛けてみた。
まだ先の気がするけど、もう時間が無いとも言えるの。来月もここに居るには最初の日に家賃分が残ってないと鍵が無効になる。ごはんと違って家は住民税が入ってるので、家無しは認めない。まともな理由が無くて払えないとどうかなっちゃうの。働かない人達は良い家に住んでいるから、早め推奨なんだけどねえ。
またぴゅ〜っと、牧場に行く。基本厩舎生活(暖房付き)なので大きく変えるところは無いけど、冬も運動できるように放牧のところも温室化しておく。
嵐の影響を受けやすい入江を見て回ると、大丈夫そうだった。試験状況は順調なので、稚魚や小魚を確保してもらって、本格稼働にするつもり。お願いしておこう。設置は来月かな。
エビを色んな種類で生育を始めたいのでこちらもお願いする。安定供給になると、利益と料理でかなり美味しいことになる。
小さい入江に海水のもの。お隣の入江の海側を細く、池の水を導水して汽水のもの。内側に池を作って淡水のものも大丈夫にする。いっしょに貝も生育にしてもらおうっと。
真珠の生育は、まだ分かっていないことが多くて研究中。試したけど成功率が低くてお休み。今は貝の方を増やしてもらってる。東の国で生育していた人を雇えると良いな。
イルカは可愛い。とは別に作業が落ち着いたら食べてみようと思う。
東の国はイルカ食の習慣があるから、レシピもお願いしていて、手に入るかな。
まだまだ、食べたいものあるの。すごく大きいイルカ、クジラって言うんだっけとか。名前だけ知ってる、このへんにいないアレとかアレも。美味しそうだなあだけだったのが現実になる。やっぱり南もって思う。
オイシイは幸せなんだよ。もっと僕に食材をプリーズ!って思ったりするの。
作る材料が少ないから、食べるのをタノシミにしないのかなあ。
あれもこれも食材いっぱいで楽しい。
僕はね。知ってるメニューをもっと増やしたいも思う。
いただきますっ!
え〜っと、火曜日にまたね。




