番外編 *キスがあります!
本編がなかなか進まないのでとりあえずイチャイチャしてる二人の番外編で~す
「な、おい、蓮楓!なにすんだよ!」
俺は今日、友達に連れられて無理やりバーに行かされた。
そして、そこに丁度居合わせた蓮楓に出くわしてしまった。慌てて逃げたが、こいつはいつも俺を見つけることができる。
だから、つかまってしまって、今に至るわけだが……
やばくないか、この状況?!
なんかめっちゃ蓮楓怒ってるし、なぜか俺担がれてるし、おなかが蓮楓の奴の肩にあたってめっちゃ痛いし
「おなか、痛い……!」
「…………」
思わずそう言うと、蓮楓ははっとしたように俺をゆっくり降ろしてくれた。
そして、少し慌てたように俺のおなかをさすってくれた。
……お前、それは反則だろ!何か言おうにも言えねえじゃん!
優しすぎだろ!
もう……好き!
と、俺が思ってると、なぜか今度はお姫様抱っこされた。
「……蓮楓?」
俺は不思議に思って顔をあげて蓮楓を見ようとしたが、いかんせん、お姫様抱っこされている状態ではこいつの顔がよく見えない。
まあ、でも。怒ってますよねぇ、やっぱり。
「あいつらが無理やり俺をバーに連れてくから……」
「……知ってる」
「でも怒ってるんだろ?」
「それは……」
ん?
「それは?」
「ぼ……俺に友達に会いに行くって、伝えてくれなかったから」
あ、今「僕」って言いかけた。
かわいいかよ。
でもまさか、バーに行ったことを怒ってるんじゃなくて、俺があいつらに会いに行くことに嫉妬しているだなんて……
「…………お前はほんっとうに、かわいすぎだ」
「そうか?」
「そうだよ。大好きだ」
立ち止まって俺の顔を覗き込んでそう聞いてくる蓮楓に、これでもかというほど大きな笑顔で大好きだ、と言ってやった。
その瞬間、蓮楓は俺を下ろして、路地裏まで引っ張られていった。
あ、やば。やり過ぎたかも……
路地裏に連れてかれると蓮楓の顔が急接近してきた。
まあ、大体予想できてたけど、やはりいきなりキスされるとは思わなかった俺は、一瞬で蓮楓のキスに飲み込まれた。
乱暴に舌を突っ込んできたかと思えば、急に優しくしてきた。
「んっ……はぁ、ぁ……」
どれくらいたったのかはとっくに忘れた。
俺はふにゃふにゃになって蓮楓に支えてもらって、何とか立っていられた。
あぁ、もう……こうなるの分かってたんだけどなぁ。
「続きは、俺たちの家に戻ってからだ、風弥」
と、耳元でささやかれ、ふにゃふにゃになってた俺を家まで転移札を使って一瞬で到着させた。
この後何が起こったかは明白で、俺は三日ずっとベッドの生活を送った。
「またお前にはめられた……」
ボソッとそうつぶやくと、蓮楓は俺に笑って水をくれた。
俺にしか見せない笑顔のせいか、俺はいつもこいつをすぐに許してしまうのだった。
めっちゃキスの書き方下手なんだけどそこは許してくだせえ




