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第4話

ブックマーク登録、ポイント評価ありがとうございますm(__)m

今後もよろしくお願いします。

自身のミスでもあるが、神なのだから突っ込んでおいて欲しかった情報が一切存在しなかった事に軽く絶望していたが、


解・すでに始まってしまった事ですので仕方が無いのでは?


の一言でどうにか再起動を果たす。


「そうだな。既に状況は手遅れなのだから、焦っても仕方ないか。あの駄女神めは適当に呪っておくとして、先に“アレ”を確認しておくか……。」


解・そうですね。それがよろしいかと存じます


ヘルプ機能からも許可をもらえたので、この世界に来てからやってみたかった“アレ”を試してみる事にする。


「ではやるぞ!





【ステータス・オープン】!!」


すると、丁度目の前に半透明で様々な情報が記入された板(?)が現れた。


********



名前・未設定

種族・スケルトン

レベル・1/100

スキル・剣術、闇魔法

ギフト・【ヘルプ機能】、【?】、【?】、【?】

残進化可能回数・3



******



解・すでにご存知かとは思われますが、一応解説致しますと、上から


主様のお名前。これはいまだに名無しでございますので、未設定になっております。


現在の種族。主様はこれから幾度かの進化を経験なされる予定ですが、そうでない限りこの欄は変化いたしません。


現在のレベル。この世界にはレベルの概念があり、意識のあるモノを殺害するか屈伏させると入手出来、それが一定値貯まると上昇します。レベルの上昇と共に体力や魔力、身体能力等が上昇し、スキルを獲得する事があります。また、主様のような魔物諸族は、レベル上限ギリギリまで上げてから進化した方がより強力な進化先になると言われております。


現在所持しているスキル。これは見たままになります。「剣術」を所持していれば剣を扱え、「闇魔法」を所持していれば闇魔法が使えます。レベル上昇等で手にはいることがあります。


主様に贈られし『ギフト』。4つある『ギフト』の中で、現時点では常時発動しているのは自分【ヘルプ機能】のみとなっております。インストールされた情報の中には、『何を贈ったか』は入っておりませんでしたが、『贈り物のリスト』は入っておりましたので、名前さえ判明すれば参照可能です。


最後のこれは、文字通りに『残りの進化出来る回数』になります。ぶっちゃけた話、進化自体はいつでも出来ます。それこそ現在のレベル1のままでも可能です。ですが、そんなことをしても種族が変わるか怪しい上にたいして強くもならず、更に言えば貴重な進化回数まで消費してしまう事になるので、はっきり言って無駄以外の何物でもありません。


以上で説明を終えさせていただきますが、何か質問はございますか?


「……ステータスなのに能力値が無いのは何故に?」


解・自身のステータス鑑定ではこの程度が限界です。更に詳しい詳細を求める場合は、専用の鑑定道具が必要になります。人類圏の《冒険者ギルド》にて使用されている《ギルドカード》がその機能を有しています。


oh…ファンタジー

やっぱりあるのか、冒険者ギルド

それは興味有るなぁ、ギルドカード

……よし、決めた!


解・どうなさいました?


ん?いや、今後の方針を考えていたんだけどさ?

駄女神からの『お願い』も条件不足で実行出来ないし?多少、勝手に動いちゃっても仕方ないよね?


解・……まぁ、そうですね。


だよね!だから、今後は取り敢えず


1、レベルを上げて進化する


何時までも低レベルのままだと、何かの拍子で死にかねないので、レベルを上げて強くなる!出来そうなら進化もしてみる!


2、人間の国に行ってみて《冒険者ギルド》で《ギルドカード》を作ってみる!


冒険者、面白そうじゃあないかい?

それにほら、人間の情報を得るには人間の国に行かないとね?


バレずに潜入出来るのか?

……レベル上昇ないし進化先で出来そうなスキルの入手、又はパッと見で人間みたいな見た目に変化すればいける!……多分。


上記の2つを一応の活動方針に据えようと考えているのだけれど、それでいいかね?


解・概ね大丈夫かと。只、2つ目に関しては、運の要素が強く懸かっていますので、多少不安は残りますが


まぁその程度なら大丈夫でしょ。

と言う訳で、レベル上げに勤しみたいと思います!



が、一つ聞いてもよろしいかなヘルプさんや?


解・なんでしょう?


確か今居るこの森、魔物がたくさん出てくるんだよね?


解・そうですね。


そいつらってさ?俺みたいって言うと語弊が有るけど、ある程度知識や知性があったりするのかい?

それとも、只の獣?


解・……一部の上位種を除けば、基本的に高い知性を獲得している個体はいない様です。


じゃあさ?その『一部の上位種』以外は倒しちゃっても構わないよね?

いけそうなら他の連中を従えて、『魔王』を名乗っても大丈夫だよね?


解・!しかし、それならば配下になる予定の魔物を倒さずに、人間を狩れば良いのでは?


まぁそれも考えたんだけどね?只、それを実践しようとすると

1・まず人間の集落を探し出す段階から始める必要がある

2・あまり弱い状態から人間狩りを始めると、速攻で多数からのターゲットにされて俺が死にかねない

それにほら、連続殺人犯のスケルトンなんて目立つ事この上ないから、速攻で狩られるぞ?

と以上の理由からまずは魔物でレベル上げと考えたんだけどご理解いただけたかね?ヘルプ君?


解・なるほど、理解しました。それで大丈夫かと思います。


良し!そうと決まれば行動有るのみ!

と言う訳でさっそく狩りに行こうかと思うんだけど、近場で良さそうなの、何かないかい?


解・少々お待ち下さい。……検索中……検索中


流石に、転移直後の周辺情報位は入っている……よね?


解・検索完了しました。近くに手頃な魔物の群生地がある様です。案内を開始しますか?


んじゃ、よろしく!


******


彼等(?)は広場を後にし、森へと分け入って行く。


目指す先に待つのは【ゴブリンの生息地帯】


果たして彼等は無事にレベルを上げられるか?


それは神(駄女神ではない)のみぞ知る……

年内にもう一話更新できたら……いいなぁ……

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新作始めてみました クラス丸ごと異世界転移~無人島から始まる異世界冒険譚~ 宜しければ、こちらもお願いしますm(__)m
― 新着の感想 ―
[良い点] 第4話まで今のところ良い感じですね [気になる点] そもそも初期ステータスで勝てるのだろうか...
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