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やがて魔王へと至る最弱魔物《スケルトン》  作者: 久遠


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第10話

前回から少々時間が飛んでます

……どうも、皆さん。

名も無きスケルトンです。

私が皆さんと最後にお会いしてから、こちらでは5日程が経ちました。

私はその間、頑張ってゴブリン共を狩り続け、レベルも結構上がって来ました。

ちなみに現在のステータスがこちらです。



******


名前・未設定

種族・スケルトン

レベル・95

スキル・剣術、剣術【二刀流】、闇魔法、闇魔法【剣】、魔力操作、クリティカル、骨食、魔石喰い、思考加速、遠斬

ギフト・【ヘルプ機能】、【成長促進】、【?】、【?】

残進化可能回数・3


******


……変なスキルが増えているのが気になるとは思いますが、基本的に見たままのスキルです。

剣術【二刀流】と闇魔法【剣】は、塒に籠っている夜に暇潰しとして闇魔法を弄っていたら、何か使えそうな剣に出来たので、実際に使ってみたら獲得してました。

【二刀流】の方も、なんとなく出来そうだったので、闇魔法の剣も使って試してみたら獲得してました。


……この世界のスキルの獲得条件なんですが、どうもただレベルを上げれば良い訳ではなく、特定の条件を満たした上で、レベルを上昇させると獲得出来る……らしいです。

まぁ、『骨食』や『遠斬』何かは何故に獲得出来たのか不明ですけどね?

ぶっちゃけ心当たりないし。


ちなみにこの『遠斬』ってスキルですが、皆さんが想像している様な


点Aから点Bまで斬撃を飛ばして、二点間を凪ぎ払う


なんて便利なスキルじゃあありません。

正しくは、


点Aから点Bにある物を斬れる


そんなスキルです。



え、違いがわからん?


では、点Aを私、点Bをリンゴと仮定し、両点の間にパイナップルをおきます。


皆さんが想像した方ですと、リンゴを標的とすると間に置いたパイナップルも真っ二つになる……ハズです。


しかし、今回私が獲得したスキルの場合、パイナップルは斬れずにリンゴだけ切れます。


何?それはそれで便利じゃないか?

……実は、対象となるのは『点B』であって『物体B』じゃあ無いんですよ。


お察しの通り、追尾機能はありません。

対象も一度に一ヶ所だけです。

スキル一回発動するのに剣を一振りする必要もあります。

……あ、でもメリットもあります。

このスキル、どうも空間攻撃らしく、当たれば相手の硬度や強度はあまり関係無い模様です。

それと、普通に剣で斬りながらでも発動出来る事も確認出来ました。

……負荷が大きくなるのであまりしませんけどね。

発動までの時間差もある程度操作出来るみたいです。



そんな感じに成長した私ですが、現在ヘルプ機能によるナビゲートにより絶賛移動中。

目的地は『ゴブリンの生息圏』その最奥、ゴブリン・ロードがいると思われる場所になります。


******


解・主様、もう少しで到着します。


ん、了解。

しっかし、レベル上げの為とは言え乱獲し過ぎたかねぇ?


解・……それは仕方がないかと。


まさか、狩りすぎたせいで、ボスクラスのゴブリン・ロードがいるハズの最奥地まで出向く羽目になるとはね。


解・やはり、適当な魔石で上限までレベルを上げたのち、進化してからの方が良かったのでは?


まぁ、それでも良かったんだけどねぇ。

でも、やっぱり上位種の魔石を食った方が力の充足感が強いから、多分ステータスの伸びも良いと思うんだ。

同じくレベルを上げるなら、強くなれる方が良いっしょ?


解・……それもそうですね。

それと主様、見えて来ました。

アレがゴブリン・ロードの住処と思われる場所です。


……アレが?


解・はい。


あの砦みたいなのが!?


解・そうです。

ゴブリン・ロードまでになれば、いくらゴブリンとはいえある程度知恵が働くようになるので、あのような建築物も作るようになるそうです。


……だからってやり過ぎじゃね?


解・基本的にこうなる前に人間等に討伐されるのですが、ここには人間は入ってこれない為、放置された結果としてここまでの規模に至ったのかと。


……マジかぁ。

まぁ、良いか。

どうせやることに変わりは無いんだし、気にしない気にしない。


解・……いつもながら、その切り替えの速さ、何をどうしたらそうなるのですか?


知らん。

さて、早速殴り込むとするか!


解・……早々にゴブリン・ロードとかち合わない限り大丈夫だとは思いますが、どうかご無事で。


何、大丈夫さね。

最後に危なくなってから(前話の5対1)レベルもしっかり上がっているし、骨食を繰り返した結果、全身が異常な位硬くなっているの知ってるだろう?

※注・昨日、剣で腕を切りつけてみたら、腕は無傷で剣が欠けました。(骨食で剣も直りました。不思議ですね。)


解・……そうでしたね。

では、どう攻めますか?アレ


……ヘルプ機能よ。


解・なんでしょうか?


俺が元いた世界では、こんなシチュエーションではお決まりのパターン、『作法』みたいなのが有ってな。

それをこれから教えてやろう。


そこで俺は闇魔法を展開する。

左手に剣を一振り出し、残りの四本を背後に浮かべておく。

全五本の準備が整ったので、ヘルプ機能へのレクチャーを再開する。


「良いか、ヘルプ機能。

こう言う時にはな、『作法』として扉を蹴破ってから、こう叫ぶんだ。」


とそこで俺は、足に魔力を流して強化した上で、3m四方程の両開きの扉を蹴破りながら、砦内部にいたゴブリンに切りつけつつ、こう叫んだ。







「カチコミじゃあーーーーーーー!!!」









今回、一人称が途中で変わっていますが仕様ですので悪しからず

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新作始めてみました クラス丸ごと異世界転移~無人島から始まる異世界冒険譚~ 宜しければ、こちらもお願いしますm(__)m
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