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第六話

剣術の修行に入ってから、一ヶ月が経過した。一週間前から原三郎との、模擬戦が始まっているがいまだに一本を取る事ができない。だがそれも当然だと思ってはいけない。なぜならば原作において、酒呑《僕》は天才的なまでの才能を有していた。例えるのならば、触れたことのない武器に触れても二、三回ふればすぐに上級者並みの実力になるほどのだが上級者はどこまで行っても上級者、その道を極めた達人などには相手が悪くいかに酒呑が、天才的なまでの頭脳、力、才能

能力を持っていたとしても、それを満足に生かす事ができなくては意味がない。だからこそ、まずは、戦闘という分野において最も有利となりうる武器の所在を知っている剣術を今こうして習っているわけなのだが、未だに僕はこの体の《《ポテンシャル》》を完全に引き出すに至ってはいない今引き出せているのは、この体の30%といったところだ。改めて考えてみても低すぎる。

自分は、いまだに強くなるということに覚悟ができていないのか?覚悟しなくてもいいのか?

否!断じて否である!例え僕がどれ程まで弱くあろうと、例え僕がどれほど

自らが力で人を殺すことに恐怖を抱こうとも自らを愛すると言ってくれた家族がために、そのために、命をかけて守り続けなくてはいけないんだ!

絶対に守り抜く!絶対にだ!

____その少年が祈ったのはかつて、世界に牙を剥いた大いなる悪鬼の願い

それは生まれることのなかったはずの奇跡を生み出し、それはその肉体の本質を引き出すに至る。かの少年《酒呑》が得た能力について『蓮』は一つ勘違いをしていた

なぜならば、かの少年が得たとされる『百鬼夜行』はその能力の形状から、

朝廷に名前をつけられたに過ぎない。酒呑が得た能力、その真なる名とは、

『山本五郎左衛門』その能力はまさに原典である、『稲生物会録絵巻』において語られた天狗の類でも、化け狸の類でもない。それは、人であれば技術を獲得し、それは妖であればその能力を獲得する。だが、原作において酒呑はそれを知らなかった。いや、最後になって気づいたのだ自らの能力の真の力にだが最後だからこそそれを生かす事ができなかった。だが、今回の生では『蓮』がこの能力に目覚めた原作を知りこの世界に存在する《《ほぼ全ての妖怪の情報を知っている》》『蓮』の知識と、『酒呑』の圧倒的なまでの『才能』その二つが組み合わさった時、どんな超化学反応ケミストリーが起きるのかは誰にも分からない。だがこれだけは言えるであろう。

今、《《未来の魔王が誕生した》》と




いやはやどうでした?山本五郎左衛門元はラスボスとして使わせていただこうかな〜って思っていたんですが、もっと適役がいたのでやめました。

あと、『魔王』というものについてなんですが、この世界においては『魔王』というものは一種の称号みたいなものなんですよ。絶対に触れるなよ!触れたら呪いまち切らすぞ!ってな感じの。

さて、これから酒呑くんは物語が大きく動き出す、15さいまでに納得のいくほどに強くなれるのでしょうか?答えは作者のみぞ知る(笑)


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