第四話
あれから、四年が経過した。その四年の時の間に僕は喋ったり歩くことができるようになった。四歳児だから当たり前かも知れないが。
そして妖力量も大きく増加した。生まれた当初僕が貯めて置ける妖力量は、
言葉として表すのならば琵琶湖並みという公家の中ではあまり多くも少なくもない量であった。だが、今の僕の妖力量はカスピ海並み天皇家などの投手と勝るとも劣らないほどの妖力量だ。そしてここから、空気中の妖力を取り込むことができるのだから言ってしまえば今の僕の妖力量は、空気中に妖力が存在しない特殊な場所を除き無限とも言える量へと変化したのだ。
そして、今日からは剣術の訓練が始まった。この不安定な世界において力を持つことは当然の義務であり、生きていく上で欠かすことのできないことなのだ。
そして、剣術を使う人の中には序列もある。1位から12位までを人々は
『天剣』と呼び畏敬の念を放つのだ。そして『天剣』は原作において酒呑《僕》
が唯一直接対決を避けたまともにやり合えばまず敗北一番低い12位でも、
クリア後の主人公達ですら運が良くないと勝てないという、トンデモっぷりなのだ。そもそもの話がこの『平安宴歌』は3部作で構成される予定であり、
今発売されているものはそれの第一部それこそ物語のプロローグと言っても過言ではないほどの序盤も序盤だったのだ。さて話に戻ろう。
この世界において剣士達の仕事は主君を守ることなのだが(前述した『天剣』は天皇直属の部下である)場合によっては放浪しながら人に害をなす妖を倒すこともある。今から僕が剣術を教わる人の場合は前者だが。
「こんにちは、原三郎さん」
僕は庭に出て、今から剣術を教わる人に挨拶をする。
「おや、坊ちゃんこれはどうもご丁寧に。粗末ですが私の剣術をお教えさせていただきます」
そう、現三郎さんは言った。相変わらず頭を下げないということに苦労をする。ついつい地球の方での習慣が顔を出してしまいそうになる。
「さて、お坊ちゃん。お坊ちゃんは6年後に学園に行くので変な癖がついては大変ですからね。私からは基礎をお教えしたいと思います。
一つ目に上段切りこれは読んで字のごとく刀を振り下ろすか方法です。
二つ目に袈裟斬りこれは剣を斜め上に振り上げ敵に向かって振り下ろす方法です、
三つ目に一文字ぎりこれは右から左へと相手を横に両断する方法ですが、刀は側面からの力に弱いため慣れないうちはあまり使わない方が良いでしょう。
四つ目に突きです。これは剣術の威力を一点に集中させる技です。一点に集中させることによって、莫大な貫通力を生み出します。『天剣』の方々は話によると突きで八岐大蛇の首を一つ落とした人もいるとか・・・」
これらの基礎は戦闘において最も重要な、技でありそれの理解度によって自らの剣術がどのような形になるのかの指針でもあった。
そして、原作での酒呑《僕》は完全に全てを中途半端に学んで諦め妖術や能力以外使う事がなかった例えるのならば、天才的な才能の無駄遣いとも言える。
僕は決してそんな過ちはしない僕は剣術も妖術もその両方を極めるそのためにはまず素振りから始めるとしよう。
「さて、坊ちゃんまずは素振りを千回しましょう!それを毎日繰り返していければきっと何者にも負けない強靭な体が手に入りますよ!」
前言撤回、いくらこの体のスペックが化け物じみているとはいえ4歳の子供に毎日素振り千は鬼じゃなかろうか?
もそもが話、『天剣』は第一作では倒せるようなレベルじゃないんですよね。レベルなどが限界突破してようやく《《戦える》》というレベルだからメインで倒せるようになるのは、《《第三作》》の時点なんだよなぁ




