第三話
父や老婆達がいなくなってから数分が経過した
さて、まずは当面の目標を立てよう。
そしてこの世界において一番の問題は強制力だ。いかに僕が善行をしたとしても強制力によって僕と主人公が戦うことになるかも知れない。
だからこそ、最大の目標は強くなること、家族や大切な人を守り抜くために。そして差別もなく人々が笑顔で暮らせる国を作るそうすればいかに強制力といえども僕たちを滅ぼすことは容易ではなくなるだろう。
だからこそ一つ目の目標は力を得ること。力といっても付喪神などのような力でも構わない。本編での僕は強力な『妖』の能力を使うだけだった。付喪神などのような弱い力でも、組み合わせや発想の転換などによって強い力を発揮することもある。そのことを僕はよく知っていた。だからこそまずは『村正』を手に入れる必要がある。だがそのためには僕がもっと成長する必要もある。だから5歳になってから動き始めよう。
それまでの間は、妖力を高めることに全力を注ごう。
ここで妖力について思い出しておこう。
妖力というのはガソリンのようなもの。多ければ大いいほど困ることはない。
そして、妖力は能力を使う際以外にも使用することがある。
例えるのならば、結界術や治療術この二つは能力から発展した形であるため当然使う。二つ目に『妖具』これは付与法術という特殊な技法で作られた寺院などが量産している道具。公家達が誇る能力などと比べると特段目立った能力なんてものは少ないが殆ど揚力を使わない。しかも、釈迦が作ったとされる『五大宝具』と呼ばれるものは一種の神器のような力を有しているが、『神敵』と呼ばれる寺院から完全に抹殺命令が下された場合や『ナーガ』や『ガルーダ』のような特殊なインドの化け物が出てきたときぐらいしか使われないまさしく寺院にとっての奥の手のような、代物だ。
三つ目に付喪神彼らは長きにわたって使われた道具が意志を持った生命体?だ。
彼らは基本的に空気中に漂っている妖力を吸収しているが基本的に能力を持たないため武器として使う人はあまりいない。だが特殊な名工などが作った武器などは特殊な能力が宿ることもある。
『雷切』という刀は雷を纏い『蜻蛉切』という槍は300メートル先まで伸びるそして、僕が欲している『村正』はなんでも切ることができるという能力だ。
それこそ空間ごと断ち切ったりすることなんかも可能と成田がそれには圧倒的なまでの妖力が必要とされるのだ。この能力は、ヒロインの空間を操る能力に、
対抗することができる可能性を秘めているだからこそ、早く妖力を高める訓練をしなくてはいけないな。
妖力を高める訓練には二つある。
一つ目は体に、妖力を取り込み続けること。これはとても安全で基本的なやり方だ。ゆっくりと成長していくことができる。だがこれの成長速度は同じなのだ。
時間がない僕にはあまりにも遅すぎる。だからこそ二つ目の方法を使う。
その方法とは、自らが持つ妖力と空気中に漂う妖力を組み合わせること。
これを行うと爆発的なエネルギーを手に入れることができる。その代わりにとんでもないほどの苦痛がおこなった人間を襲うのだ。
まあ当然の話である。これによって手に入るエネルギーは例えるのならば核融合で得たエネルギーをそのまま使うようなものだからこそ、何度も何度も繰り返し自分の器を広げ大量の妖力を自分自身の肉体に慣らす必要があるのだ。
これはそれこそ、邪法として禁術に指定されているのだが僕には知ったこっちゃない。僕が今急ぐべきなのは、今から7年後に生まれるはずの『クダン』に、
全ての呪いをつく究極の解呪術『不動王生霊返し』の呪文を教わる必要があるからある。しかしそのクダンが生まれる場所というのが厄介で、茨木童子の居住地であるのだ。だからこそ、朝廷の欲深い者達もクダンを諦めたわけなのだが、だからこそ全力で修行に臨もう。
僕は息を吸う要領で空気中にある妖力を吸収した。その瞬間、全身の筋肉が強張る。くそっ、ここまで酷いなんて想定外だった。いや、当然といえば当然だ。僕の今の妖力の密度をパーセントで表すというのならば、10%だがこの空気中の妖力の密度は100%をゆうに超えている。例えるのならば高山病を数百倍にしたような状態でもある。だが、いやだからこそ僕は全力をかけなくてはいけない。
僕を初めて僕として見てくれた。自分の行きたいままに生きろと言ってくれた、
家族を守るために、この幸せな毎日を続けるために命をかけろ赤月酒呑!
全力で吸収するんだ!それから数時間が経過した。
その瞬間、息苦しさがなくなった。
これが、本当の妖力!これが僕が家族を守るための力か!ああ、本当に嬉しい。
今はこうして何かを自分の力で成し遂げた自分が誇らしい。さぁ問題はこれからだ・・・こうして僕は眠りについた
その姿を家族に見られ、笑顔を向けられたのは別の話だが。
こうして書いていると、やっぱりアドレナリンがでまくりますね!本来、クダンっていう妖怪は少し特殊でして寿命が短い代わりに必ず何かしらの予言を残していくって感じなんですが、この世界のクダンっていうのは術を教えてくれる役割を持った妖怪なんですよね。そして『不動王生霊返し』っていうのは究極の呪い返しの術です。そして、究極の回復術としても使える代物でして・・・これ作ると少し厄介なことになりそうですねあんま会得出来ないというか一度使ったらもう向こう10年は使えないんですが・・使われた本人はそれ以降呪いにかかることがなくなるというとんでもない術ですね。書いてて思ったけど、僕の小説とんでもないものばかり出してるなバハムートとかヨルムンガルドとか・・・
jkローリングさんが言っていた言葉を少し思い出した気分ですよ。やっぱデウスエクスマキナ的なものは、ポンポン出しちゃダメですよね。




