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sin僟・ザイガ  作者: HEiTO
23/26

二十三ノ罪 地天激動大戰④ 色欲&嫉妬VS

 天使とsin僟隊の面々はそれぞれ分かれて、東京都全域約2,194平方メートルに広がり戦闘状態へと入る。


 


 —————東京 23区 東部 レヴィー&アストVS闇の天使 サキエル




『どうも改めましてお嬢さん方、己の名前はサキエル。闇を司る天使だ。己はジジィの言いつけでこの星を壊しに来たわけじゃないんだが。まぁ、来たからにはアンタらのお手並み拝見させてもらおうかな、と』




 その天使は今までの天使と違い、フランクに話しかけてきた。




「だったら、滅ぼす気がないならさっさと帰ってくんないかな。アンタの相手をする暇はこっちには無いの」




「そ、そうです!私は傑さんの助けに行かないといけないんです!」




『そういうわけにはいかないのよ。俺には少し気になることがあってね』




「気になること?」




『残念だが、それを嬢ちゃんたちに教えるわけにはいかないのよ。だから、とっとと己にやられてくれな?戦うの好きじゃないからさ』




「こっちこそそういうわけにはいかないのよ。あたし達の邪魔をするならここでアンタを斃してあたしらはあたしらの役割を全うする!」




 レヴィーは空中に浮かぶサキエルの足へ蛇の鞭を絡ませるが、サキエルは意にも介さない様子でレヴィーごとさらに上昇し、夢魔アストの元へと向かう。




「逃げろ!夢魔!貴様のsin僟では天使と互角に戦うなど無理だ!」




 夢魔のコクピットにDr.アンフェールの声が響く。


 夢魔のsin僟であるアストは周りの敵を催眠攻撃でかく乱する言わばサポート型、直接的な攻撃手段を持たないアストでは天使との直接的な戦闘は避けざるを得なかった。




 Dr.アンフェールの言葉どおりに闇の天使・サキエルから距離をとって逃げることに専念している夢魔にサキエルは全速力で追いかける。


 そのスピードに翻弄されながらもレヴィーは鞭を離さず、サキエル本人が気づいていないうちに蛇の鞭の解析能力で彼の身体情報や能力の解析を行ない始める。




 レヴィーのモニターには解析中のサキエルのデータが映し出され、体内にあるエネルギー量などが目に入る。


 しかし、その量はあまりにも膨大なためすぐに≪ERROR―解析不可―≫と表示された。




「嘘……。何……、コイツの力……?」




 戸惑う橋姫を他所に、サキエルは逃げる夢魔を追いかける。


 それは正に獲物を駆る鷹のような光景であった。




『キミは早く退場してもらった方が良さそうだ。己と同じ匂いがする。』




「や、やめてください!!私はただの人間です……!!貴方のような化け物と一緒にしないでください!!」




 地上で逃げ回るアストの前に大量の天獸が現れた。


 前方には天獸、後方には天使、挟み撃ちに合った夢魔は悩んだ末に前方へと走る。


 一歩ずつ足を踏み出すたびにアストの脚部をしっかりと曲げ力を溜めていく。


 次第に脚部は太くなり始め地面も脚部の重量に合わせ沈んでいき、天獸との距離が数メートルと言ったところで、右脚に力を込め空高くへと跳んだ。




 天獸の真上を跳ぶアストは耳から少量の粒子を撒き、力が溜まっている左の足で一体の天獸の頭を踏みつけ更に跳び移動する。


 踏まれた天獸の顔面は崩壊し、地面へとのめり込む。


 撒かれた粒子は二体の天獸へと移り催眠状態となったその二体はアストを追いかけるサキエルへ突進を始めた。




『天使の言うことも効かなくなるとは……。本当にそれは悪魔的な存在モノだな』




 自身の持つ長さ10メートルはあろう槍を前に構え突撃体制を取った。




『言うことを効かなくなったタダの獣は駆除しないとな……』




『智天使ノ閃光ケルビム・グリント』




 瞬く間に光の速さで加速したサキエルは向かってくる二体の天獸はおろか川のように流れ向かってくる天獸をも一掃していく。


 自身の身の危険を感じた橋姫はそそくさと蛇の鞭をサキエルの足から外し後方からその光景を眺めているしかできなかった。




 後ろから物凄い速さで追いかけてくるサキエルに対し夢魔は全力で逃げる。




「待って!待って!待ってください!私、まだ死にたくないんです~!!白馬の王子様に出会ったから~!!」




「逃げろ!!夢魔~!」




 段々と音が近づいてくるのを感じた夢魔はゆっくりと着地を始める機体で一か八かの賭けに出る。


 真下の天獸を両足で踏みつけたその瞬間に両足へエネルギーが溜まるようにした。


 先程のエネルギーとまではいかないがある程度溜まったことが分かると、右脚に力を入れバク転の要領でジャンプをした。




 次の瞬間、幸いにもサキエルの一撃は辛うじて避けることができ、残った左脚でサキエルの背中に強烈な一撃を決めることができた。




『グッッハ!!』




 アストの一撃をくらったサキエルは動きが止まり、アストを乗せ地面へと埋め込まれる。


 地面は何メートルもひびが入り、半径数キロに及び衝撃波が走った。


 しかし、何かを察した夢魔は油断することなくサキエルから距離をとる。




 土煙が消える頃、サキエルはゆっくりと立ち上がり彫刻のようなきれいな顔を二人に見せた。




『アンタらがここまでするとは思ってもなかったぜ。仕方ない……。アンタたちには少しばっかし、眠ってもらおうか』




「橋姫さん!!何か大変なものが来るかもしれません!!」




「はっ、やれるもんならやってみな!」




『眠レル鳥籠ザドキエル・クリェートカ』






 レヴィー、そしてアストは謎の黒い球体に飲み込まれた。

第23話読了ありがとうございます!

いよいよ、sin僟隊VS天使の一戦目が幕を開けました!

今回初戦闘のサキエルは一体どれほどの強さなのか?夢魔と橋姫は二機でサキエルに勝つことは出来るのか?

次回、どうぞご期待ください!

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