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華美  作者: 武屋向日葵
1/2

1.閉鎖

人物紹介


私 (26) 警官


彼女はそう、背中から口までを一直線に貫かれていた。それがなんて残酷で華やかな死であるかと私は興奮した。


私はこの兎翔村(とかけむら)の唯一の警官である。警官と言っても雑用ばかりで、実際何のために働いているのかふと考えてしまうほどだ。村の人口はざっと見積もっても600人ほど。少し多いように感じるがこんなに広い場所に対して人が少なすぎると思ってしまう。この村は何かと外界と断絶されているような空間で、外界との連絡手段は私のいる交番の非常用固定電話のみ。こんな所で殺人でも起これば混乱が起こるに決まっているのだ。


以下は交番にあった調査書兼日誌である。

1/5 人が死んだ

時刻としては第一発見者の時刻は15:05

死亡推定時刻が2時間前より13時頃だろう

死因は見たところ絞殺のようだがあまりにイカれていた

被害者は 金森 愛菜 (かなもり あいな) (13)

発見状況は祖父の金森 源 (かなもり げん) (74) が愛菜ちゃんの母から居なくなったと近くの中学校から連絡が来たと聞き母の家に直行

離れの蔵で死んでいたという状況だ

こんな冷静に書いているようだが心拍が上がっていくのがわかる

なぜなら死体は焼け焦げて農業用の鍬が三本突き刺さっておりいずれも心臓・肺の両方の三ヶ所を的確に貫いていた

また蔵の扉を外して中に入った瞬間ひとつの花火が上がった

それは私も確認したが色が血のような鮮血色だった


以下は当時の内容を再現した会話である

「孫娘が死んでおる。駆けつけてきてくれ。」老人は涙混じりの声で震えながら、交番に電話をかけてきた。「はい? 死んだ? 嘘ですよね?病気ですか?」私は現実なのかが曖昧で何度も問いただしたが、本人は「いいから来てくれ。あと救急も。」としか言わなかった。十分後救急車に乗って私と救命士が現場に着いた。状況はあまりに酷くて苦笑いするしかできないほどだった。


と、まあそんなところだ。誰がどう見ても殺人事件だが、容疑者としてまっさきに挙がる祖父と母は両方アリバイのあるようだったので一旦進展がない胸糞の悪い事件に出会ってしまったようだ。


1/8 数日前から事件の犯人を探っているが、全く該当するような人物が見当たらない。私は別に探偵ではないが、やっていることが某有名探偵漫画チックになってきてるようだ。なぜだか昂りが抑えられない。そんなことは置いておくとしてだ。あまりにも警官1人というのは心苦しい。少なくとも10人は本部から応援を要請したいものだ。本日の事件の進展0



私は少し事件解決が進まないことにいらだちを感じ始め、本部に要請をした。事件の残忍さから何人かの刑事が来るようだ。いまわかっているだけの刑事リストを共有しよう。

・本郷 灯夜 (ほんごう とうや)(52)

この事件の指揮を執るらしい

・西幻 実 (さいげん みのる)(32)

大体の事件はこの人だけで事足りるとの事

・瑞野 菜美 (みずの なみ)(35)

本部の方では女性陣が数人いるが1人だけ格が違うと言う

早急に来てくれることを願うばかりだが、生憎ここら辺は山に囲まれていて極寒で、おまけにトンネルの中も凍ってしまいスリップが多発しているそうだ。溶けるまで少し待つことにしよう。

なんか色んな作品完結せずに放置して申し訳ないです。

ちょっと事件チックなものを思いついたので今回かかさせて頂きました。

事件解決の糸口はもうわかるようになっていますが、容疑者はまだ判明してませんよね? 楽しみに待っていてください。

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