教師に転生者
家に教師が来ることとなり、魔法...はまあ教えてもらうことはあんまりなさそうだったので、とりあえず座学を教えてもらうこにした。
ジセン「それじゃ、次は勉強だけど...」
ティオール「それなら!別言語の発音が分からないものがあって...」
ジセン「べ、別言語?...そ、それはちょっと見て見ないと分からないかな。」
ティオール「それならここの...あれ?」
アスタート「自動理解の効果である程度の発音方法などを理解することができるようになりました。」
ジセン「あーっと...この言語は僕の範囲外、というか...そもそも言語を複数覚えてどうする?」
ティオール「ん?どういうことですか?」
ジセン「だって、複数覚えても使い所なんて無いだろ?自慢にもなりゃしないよ。」
ティオール「(アスタート、どういう事?)」
アスタート「この世界では、1度生まれた故郷やその周辺国、友好国などとしか関わらないので必然的に標準語以外使う場面が無いのでしょう。」
なんか、経済状況がブロック経済みたいだなと思った。
ティオール「なるほど...それならばそれ以外に教えられることはあるんですか?」
ジセン「そうだね...算術!」
〜30分後〜
ジセン「...私よりも完璧だ...」
ティオール「(まあ、一応高一ですし...)」
ジセン「ならば歴史は!」
〜更に30分後〜
ジセン「...なんでそんなにこの国についての歴史に詳しいんだ...?」
ティオール「(まあ、暇すぎて本読んでたら歴史もいつの間にか...)」
ジセン「な、ならば魔法理論!」
〜更に更に30分後〜
ジセン「超常的な理論すぎて合ってるかわからんな...」
ティオール「(いやまあこれ持論ですし...合ってるのかなぁ...)」
アスタート「自信を喪失しないでください。合っていますよ。」
ティオール「(なんかアスタートさんに励まされちゃった...)」
そうしているとジセンは少し困ったように言う
ジセン「うーん...このままだと私が教えることなど何も無いな...君は何歳だっけ?」
ティオール「えっと、4歳ですけど...」
ジセン「はぁー...これが4歳なわけが無いだろ。このままだと示しがつかない。何か出来ることは無いか?」
ティオール「うーん、それなら...ジセンさん以外に誰か1人教師を紹介していただけないでしょうか?」
ジセン「...分かった、それならば探してみるよ。それと、時々君に勉学を教えてもらいたい。私の方が知識がない。こんな事、4歳の子供に言うことでは無いが...」
ティオール「いいですよ!それと、もう1つ頼みがあるんですが...」
ジセン「私に出来ることなら何でもしてあげよう。」
ティオール「...それなら、同伴して僕の外出に付き合ってもらうことって出来ますか?俺1人だと家族が外出させてくれなくて...」
ジセン「それならば、私は忙しいから...私の弟子をつけよう!年齢は8歳だが...実力も申し分無いと思う。それでいいか?丁度あいつにもそろそろ外出してもらおうと思ってね。」
ティオール「...?(外出してもらおう?どういう事だ?もしかして...引きこも...なわけないか)」
それから1週間後。ジセンさんに連れられてその弟子...とやらに見に行ったら、見事に引きこもりだった。
ジセン「〜今日は客人を連れたぞ〜」
ティオール「あの〜そのお弟子さんというのは...」
ジセン「ああ、タマチ・オロマって名前でね。実力は確かなのだが...まあ見ての通り引きこもりでね...」
ティオール「見れば分かります...ははは。」
ジセン「だが...君が来たのなら大丈夫だ!」
ティオール「?どういう事ですか?」
大きく息を吸って大声でジセンは叫ぶ
ジセン「今日来たのは4歳の男の子だぁ〜〜〜!」
ティオール「!?」
そうジセンさんが言った瞬間に、部屋の中は慌ただしい音が鳴り響き、ドアが開きティオールは連れていかれた。
ティオール「ちょ!?」
目の前が真っ暗になったが、鼻息荒くはーはー言いながらどこかへ走っている事だけが分かる
ティオール「(普通に怖いんですけど!?)ちょな、何をするんだー!」
?「わっ!」
そうティオールが言った瞬間逃げる...が、
ティオール「えーっと...あなたがタマチ・オロマさんですか?初めまして!僕...」
そう言いかけていた時、割り込んで話をしてくる
オロマ?「君は完璧だ!...自然な金色の髪!サラサラな髪の毛!そしてその髪からは想像出来ない白銀の瞳!魅了されてしまう程だ!...あーっ...最っ高。主人公補正マシマシだ!」
ティオール「...(こいつ、ヤバいやつだけど...それよりも気になったことがある。)主人公補正って...え?」
そう俺は日本語で問う。
オロマ?「...え?日本語?君って...転生者?」
...それから5分ほど気まずい時間が続く。
ティオール「あー、えっと...日本語ってことは、オロマさんも転生者?」
オロマ「ああ、この世界での名前はタマチ・オロマだ。あっちでの名前は峰崎朱那って言うの。まあ、もう8年前に死んでるけどね」
そう言われ、ティオールは思い出した
...4年前アスタートとの初会話時...
アスタート「1度死んだ時に異世界へと転生される予定であったため、その事象が重なり死なずに異世界へと転生されたのでしょう。」
的なことを言っていたこと。
ティオール「あ?ああ、転生っていうのはそういえば死んだ時なのか...」
オロマ「君は死んではいないの?」
ティオール「1回死んだらしいけど...適切な処置されて生きてはいる...らしい。まだ現実に戻れてないけど。」
オロマ「戻り方は分かるの?」
ティオール「(そういえば分からないな...アスタートさん。現実には戻れるのか?)」
そうアスタートに問いかける。
アスタート「はい、戻れます。が、今現在は戻ることは不可能です。」
ティオール「どうやら、戻れるけど今は戻ることは出来ないらしい。」
オロマ「それはどうしてなの?」
アスタート「現実へと戻れない理由を確認しますか?」
ティオールにそうアスタートは問いかける
ティオール「(ああ、よろしく頼む)」
その瞬間理由を理解し、声に出す。
ティオール「えーっと...チュートリアル未達成。現実世界で意識不明の重体。と...イベント未達成。この3つが主な原因らしい。」
オロマ「意識不明の重体なの?」
ティオール「ああ、俺階段下りる時に誰かに後ろ押されてさ。それで...1回死んだらしい。」
オロマ「なるほどねぇ...チュートリアルって言うのは?」
ティオール「チュートリアルは...まず「モンスターの狩り」と「冒険者になる」と「パーティーを組む」と「最低6年を過ごす」あとは「イベント達成」らしい。」
オロマ「ふーん。意外と早く達成できそうね!...そうだ!チュートリアル私が手伝うからさ...君のその体を隅から隅まで見せてよ!!!」
ティオール「...は?」
...そう興奮気味にオロマはティオールに提案するのだった。