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高校進学

どうも〜。原野優誠はらのゆうせいです。今日から高校1年生になる新入生です。中学校で僕は友達が数人いたのですが...その友達全員と別の高校に行くので友達もおらず...同じ学校の人は、まあいるっちゃいるんだけど関わった事がないような人達なので新たに高校で友達を作らねばなりません。


優誠「(こんな時の為に...俺は面白一発ギャグを考えてきた!!これなら行けると自負しているぞ!!!)」

入学式も終わり次の日。迎えた自己紹介の時間。

担任の先生「次の人どうぞ」

空「どうも、天野空あまのそらと言います。趣味は...」


優誠「(次は俺だ...緊張する緊張する緊張する)」

担任の先生「はい、ありがとうございます。じゃあ次の人お願いします。」

優誠「(落ち着け...まずは深呼吸をして)スゥー...どうも、原野優誠と言います。趣味はゲームです。誕生日は9月3日です...ここで一発ギャグします!(そう、俺の考えた一発ギャグはあの有名な人気ゲーム(友達との中ではメジャーだった)のあのシュース・ラガーの伝説的な面白シーン!!...これだ!)」


そう言って優誠はその場で走る演技をして。

優誠「塩と砂糖の戦闘に俺は加担していない!こんなの...冤罪だー!(砂糖軍と塩軍との戦争で砂糖軍に所属していないラガーが冤罪によって捕まる時に泣き叫び逃げ、塩が全身にかかりラガーの砂糖が対消滅していくシーン。感動回でありながらもあまりのカオスさとこのシーンの別名「厳冤塩げんえんしお」により結構ネットではおもちゃにしていた!(俺の友達とネットのほんの一部の人が。)これでどうだ!!)」


クラスの空気はシーンとしていた。

真守「...ごめん。それ何が面白いんだ?」

クラスはどういうこと?や面白かったか?などの反応をしていた。

優誠「(このシーンを...知らないだと!?そんな...はっず...)」

そう思っていた時、後ろの席の...名前は知らないけどポニテの似合う可愛い女子が静かに半笑いしながら話しかけて来る


「ねえねえ、それ厳冤塩だよね?そのシーン面白いよね〜思わず笑っちゃった。よくそんなにマイナーなの選んだね!面白かったよ!」

優誠「え?マイナーなの!?俺の中ではてっきり有名なゲームかと...」

「あ、次私の番だ。」


担任の先生「...あ、ありがとうございます。面白かったですよ...じゃあ次の人お願いします。」

優誠「(うう、先生よ。その言葉が俺には刺さる。)」

小夏「私は鈴木小夏すずきこなつと言います!趣味はゲームで、嫌いな物は今は大丈夫なのですが東の塩です。よろしくお願いします。」


そう言い皆は東の塩ってなんだよwと少し笑っていた。

東の塩と言った瞬間の優誠は...後ろを向き、小夏はニコッとし、座り優誠に小声で話し掛ける

小夏「原野くん。君もあのゲームやってるなら知ってるよね?」

優誠「も、もちろん。東に位置した砂糖軍が塩軍の味を薄くするためにとった味の濃いお茶を塩軍にかけて様々な英雄塩ヒーローソルトすらも倒したあのゲーム1卑怯と呼ばれる作戦の別名「伊東塩いとうえん」だよね!あのシーンで東の塩は嫌いになったなぁ...」


小夏「本当にそうだよね!私英雄塩ヒーローソルト円塩えんえん好きだったからあれで東の塩嫌いになったんだよね」

優誠「円塩えんえんが好きなのか!俺はあのゲームだったらトウス・コーンが好きだなぁ〜」

小夏「トウス・コーンもいいよね!それで言うと...」


そう話していると担任の先生が優誠と小夏に向けて

担任の先生「そこの人達、今は自己紹介の時間です。ちゃんと他の人の自己紹介を聞きなさい!」

と注意される

小夏「すいません。気を付けますね!...怒られちゃったから休み時間に話そうか。」

優誠「そうだね。そうしよう」

?「(なんであんなやつが...)」


そうして、その後も小夏と喋ったり友達を作ろうとしたりして早くも3週間経った。

小夏「ゆーうせいくん!今回出た新キャラ引く?」

優誠「ん?んー...性能微妙だから俺は引かないかなー。」

小夏「私引きたいからさ!シュソールポイント集め手伝ってよ!」


シュソールポイントとは、ゲーム内での通貨的要素でそれを使用してガチャを引くことが出来る。

優誠「おっけー。じゃあ放課後にいつものとこでやろう。」

小夏「分かった!」

そうして放課後になり、優誠は少し先生に頼み事をされ、小夏に約束の場所で先に待っていて貰っていた。


優誠「(やばいな、思ったより時間食っちゃった。早く行かないと)」

そして、階段を下りようとした時に背中を誰かに押される。

優誠「(は?...)」

そうして俺はかなりの段差を頭から落ちそうになる。なんとか背中から受けたが頭も打ち意識が落ちかける。


優誠「(痛い...暗くて何にも見えない。俺を押したのは誰だ?見えない。暗いてか...意識が...)」

そこに小夏が階段をすぐ駆け登り優誠に向かう。

小夏「大丈夫!?遅いから優誠くん探しに来てたんだけど...踏み外した?とりあえず先生を...」

優誠「お、さ...」

小夏「え?」

優誠「お...され...た...。」


その瞬間、優誠の意識は完全に無くなった。気が付くと

優誠「なんだこりゃ?...死後の世界か?俺は死んだのか?」

そう独り言を呟くと機械的な音声で脳内に直接誰かが語りかけてくる。

「いいえ、違います。」


優誠「うわ!びっくりした。お前誰だよ。」

アスタート「私は、貴方の初期アシスタント。名前はアスタート。別名「新たなスタートの付帯者」と申します。」

優誠「?アシスタント?アスタート?新たなスタートの付帯者?」


アスタート「はい。アシスタントのアスタートです。付帯とは、主な物事に付け加えるや、付け加わるといったものとなり、貴方がこの世界へ来るのと同時に私が付帯してこの世界で貴方のアシスタントとしてサポートとなります。」

優誠「ん?待て待て、現実は?俺の元いた世界は?俺死んだの?異世界転生ってやつ!?」


アスタート「厳密に言うと一度は死にましたが、実際死んではいません。」

優誠「え?俺1回死んだの!?じゃあなんで実際には死んでないんだ?」

アスタート「それは、「小夏」の適切な処置や病院への搬送。それに、1度死んだ時に異世界へと転生される予定であったため、その事象が重なり死なずに異世界へと転生されたのでしょう。」


優誠「な、なるほど...でもどうやって現実に戻るんだ?生きてるなら戻れないと意味ないだろ...」

アスタート「それは、まあ後々教えます。」

優誠「えぇ...結構俺からしたら重要な事象なんだけど...」

アスタート「ではこれより、貴方が世界へと生まれる準備に取り掛かります...」


そうアスタートが言うと周囲は光に包まれ、とてつもない速さでどこかへ移動し意識は途絶えた。

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