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9 日本保守党

◇党の概略


 LGBT理解増進法に対する保守層の強い反発から、ベストセラー作家の百田尚樹氏やジャーナリストの有本香氏らを中心として2023年10月17日に設立されたかなり新しい政治団体です。


 まだ国政政党の要件を満たしていないものの、

 各紙報道では愛知1区に出馬予定の前名古屋市長で共同代表の河村たかし氏の当選可能性が高く、比例でも1議席獲得可能性があるとしており、本稿でも取り上げるに至りました。


 「日本保守党」と言う名前の政治団体は石濱哲信氏が2021年に設立した団体として他にもあり、その商標権を巡って法廷で争っています。


 また、代表の百田尚樹氏はかなり“気まぐれ“とも言える性格であり、

 肝臓がんの手術を2024年2月に受けたことから健康不安も囁かれており、

 早期に政治団体が消滅してしまう懸念があります。



※10月8日の東京新聞の記事と公式ホームページを参照しています。



◇政治改革


・国会議員の歳費、地方議員の報酬を一般国民並みの給与にまで引き下げる。


・政党交付金を諸外国の事例に鑑み、半額程度に引き下げる。


・資金管理団体の「世襲」を見直す。


⇒ 40点


 政治団体の相続非課税を見直すことに関してはいいですが、

 どうにも政治家の給料を下げたがるところは解せません。


 僕としては国民が議員解任を請願できるシステムを作る必要性があると思います。



◇経済政策


・再エネ賦課金の廃止


・消費税率の8%から5%への段階的な引き下げ


・名古屋モデルを参考に地方税減税を全国で推進する


・ガソリン税減税


・税の簡素化、不公平感の解消、労働力不足への対応のため「二分二乗制」の導入も含め、検討し提言する


⇒ 65点


 減税に関して包括的に掲げていることは良いと思います。

 ただし、財政法4条と社会保障費減免が欲しいところです。


 ただ、税の簡素化につきましては「言い訳がましい実質負担増」があまりにも増えている現状を鑑みるとかなり必要なことであり、改善するべきことだと感じています。



◇安全保障


・憲法9条改正(2項の一部削除)


・自衛隊法改正(在外邦人、日本協力者の救助を可能にする)


・海上保安庁法改正(諸外国のコーストガードと同等の対処力を保持する)


・「スパイ防止法」の制定、諜報専門機関の設置及び関連法整備


・外国資本によるエネルギー事業への参入を禁ずる法整備


・外国資本による不動産買収の禁止や情報機関の設置に向けた法整備


・北朝鮮による日本人拉致問題解決のため、国内の「北朝鮮協力者」への制裁の強化


・中国、北朝鮮を念頭に、近隣国での人権問題解決に向けた積極的な働きかけ(日本版ウイグル人権法、強制労働防止法制定)


・入管難民法の改正と運用の厳正化


⇒ 80点

 

 農業安全保障についてありませんが、それ以外は最高峰の内容が含まれているといっていいでしょう。


 ただ、自由な立場で実効性が無い泡沫政党であるという事を当然念頭に入れなくてはいけないように思います。



◇社会保障


・健康保険法改正(外国人の健康保険を別立てにする)


⇒ 評価不能


 公式ホームページを見ても社会保障についてあまりにも政策が少なすぎて評価しにくいです。

 他の党もそうですが、減税政策が強力だと社会保障政策について疎かになる傾向がどうしてもあるようです。



◇その他の政策


・少子化による「大学余り」の解消。補助金を減らし統廃合を促す

 

・皇室典範を改正し、宮家と旧宮家との間の養子縁組を可能にする


・LGBT理解増進法の改正(特に児童への教育に関する条文削除)


 大学については特に私立大学はこの少子化のご時世の中でも数が増え続け、

 外国人生徒を入れて無意味に「延命」することが良いこととは思いませんからね。


 旧宮家との養子縁組については賛否が分かれるところかなと思います。



 以上で各野党の国政政党と日本保守党の政策を確認させていただきました。お疲れさまでした。


 次の項目からは見て言った段階でまだ選べない方々のために、

「どう言う基準」で政党や候補者を選んで行けばいいのかについて語っていこうと思います。

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