1/1
〜勇者でなければ世界が救えないなど誰が言った〜
うっとおしくなる程の草花の青臭さで俺は目覚めた、気分は最悪だ、何せ引きこもりゲーマーの俺にとってこの大自然の匂いってやつは天敵だ、「にしても何でこんな自然の香りが、?俺さっきまで自分の部屋で寝てたよな・・・、それに周りも何だかうるせぇ、」俺はそんな疑問をついぼやいた、「ん、なんだこれ草、?てか外??何で、どうなってんだよ!?」俺は突然すぎる現状に絶叫、そして続け様に信じられない光景を目にする「あ、あそこでぴょこぴょこしてる生き物、てか生き物だよな、?リアルじゃあ今までで一度も見たことねぇ、てかあれ、、、スライムだよなRPGとかに出てくる」その瞬間ゲーマーでありオタクな俺の頭に一つの考えが浮かんだ、「異世界、、転移、、なのか、、?」
見知らぬ地にて一人絶望的な状況、だが不思議とマイナスな感情はなかった、自分でも驚くほどに、今までに感じたことのない熱いおもい、高揚感、胸が高鳴っているのを感じた、「何だよこれ、、、最高じゃん、、、、」
今この瞬間から新たな俺の人生が始まるかのようなそんな予感がした。