ぱ
チョー疲れた。あの人体力お化けが過ぎるだろ。
「おやすみ」
「ええ。おやすみなさい、マスター」
✜
−なんだよ楽しそうにしてんじゃん−
全身を黒で覆った者が高く、そして重低音な声で尋ねる。
「そうだな。割と楽しいよ」
−そうか。ヤッパリあの女神ちゃんのおかげか?それともあの犬美人か−
顔も体も判らないそれは虚空の椅子に腰掛ける。こっちに来てもいつも通りか。
「違ーよ。単純にこっちに来てから楽しいよ。好きなことも思い出せたし」
−それは何より−
「それと魔法とか心躍る」
−それな!猛獣を一瞬で惚れさせるとかどんな能力だよ異世界スゲー!−
ん?聞き捨てならない単語が聞こえたぞ?
「おい、惚れさせるてどういうことだよ」
−そんままだよ。あのイノシシちゃんはお前に惚れてる。というより惚れさせられてるってとこか?−
−お前もエグいことするよな〜野性のモンスターを惚れさせるなんて−
「どういうことだよそれ‼惚れさせられてるって、何だってそんな!強制ってのが嫌いなのは分かってんだろ!」
−おっおい落ち着けよ。お前まさか気づいてなかったのか?−
「…何に」
−獄・召喚士の詳しい内容だよ。何だったら今鑑定するか?−
「…《鑑定》」
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《獄・召喚士ヘルサモナー》
[権能 詳細]
解体…解体することが出来る
狂化…狂乱を付与することが出来る
契約…契約することが出来る
恍惚…愛情を付与することが出来る
困惑…混乱を付与することが出来る
使役…使役することが出来る
血抜…血抜きをすることが出来る
追従…仲間だと思わせることが出来る
破壊…精神体を破壊することが出来る
隷属…隷属させることが出来る
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−お前の場合はこの内の使役と恍惚をあのイノシシちゃんにかけたんだよ−
そうか、俺はそんなことをしていたのか。
「明日解いて森に帰す」
−おいおいいいのかよ!貴重な戦闘員だろ?−
「俺は一人でも強いし何ならお前のが強いだろ。俺と違って体術できるし」
−…お前いいならいいよ。あと体術系のスキルも取っといて−
「自分でやれよ」
−見ることは出来てもそこまでの干渉は出来ないっぽい−
「しょうがない。後で何個かとっておくよ」
−あざ。そろそろ起きそうだぞ−
「わかった。用があればまた呼ぶ。マジでやばくなったら交代してくれよ。ジン」
−任せろ【不 じゃなかったペア−
そして夜が明ける。
「おはようマスター。約束通り昼前に起こしたわよ」
温かい日差しが窓から差す宿屋の一部屋。一人分には丁度いい小さめのベッドの上に横たわる青年とその上にのしかかる大きなイノシシ。ここは異世界だ。
「モミジ、スマン。オモイ」
「あらごめんなさい」
腹からモミジが降りる。
「………」
「なによ、どうしたのマスター」
「いや…なんでも」
気まず!!
ジンのやつ曰くモミジは俺の魔法で俺に惚れてるってことらしいけど、今まで好きな人も好きになられた人もいなかった分彼女なんてできなかったし童貞丸出しの行動しかできねぇだろうし。
「?」
くぅ!俺別にケモナーじゃないのにかわいく見えてきやがる!
「」
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〔ステータス〕
名前:ペア [Lv]5 «Parameter»
種族:人間 [HP]155/155 AGI 55 TEC 55
性別:男 [MP]1,305/805+500 DEX 50 LUK 75
年齢:16 [SP]160/160 STR 45 VIT 50
職業:銀級冒険者
レベルポイント,15
スキルポイント,200
‹使用可能魔法›
‘炎系統魔法’
炎属性魔法 爆炎魔法 神炎魔法 焔魔法
雷魔法 雷電魔法 迅雷魔法
性魔法 淫乱魔法
‘風系統魔法’
獣魔法 獣身魔法
空間魔法
変身魔法
〈スキル〉
鑑定_全 複言語者 居合術 刀剣術 魔導武装・纏刃
〈加護〉
炎神の加護 獣神の加護 ??の加護
〈称号〉
異世界人 焔神子 獄・召喚士




