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愛と初狩り
暗い。目の前はかろうじて見えるが暗すぎてなーんも見えない。火をつければまだ視界がよくなるのだろうけどそれは無理。イヤーホント困ったね。
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「え、難しいのこの依頼。全部?」
「ええ」
えー意気揚々とファルンさんにやります宣言しちゃったしなぁ。
「こいつらそんなに強いのか?」
「マスターなら一瞬だけど?」
え?
「ただ冒険者は依頼を達成した証がいるの」
「ほーん」
魔石とかドロップ品とかだったら楽しみだな
「ゴブリンだと耳ね」
「へ?」
「ミミ?」
「そう耳。右耳を切り取ると聞いたわ」
あ そっかー耳ですかあッはッは!
「あ~帰りたい」
「え」
いやまぁ現実的に考えてそういうのだと思うけどさぁ。グロいのはなぁ。
…R-15ついてましたっけ?
「…ふっ。マスターなら大丈夫よ」
わぁ。すんごいかわいい声で体育座りした俺にキッスしてきた。いやうん。すごいうれしいよ?あっちからしたら親愛的な奴だと思うしさ。すっごい救われる感もあるしやる気出たけど、イノシシにされても…うん。これは考えちゃいけない。
「まぁ。いくか」




