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VRと魔王の友達

勇 「え?なに勝手に人の家に挙がってんの?」


魔央 「お帰り勇者よ。遅かったな。」


勇 「いつも通りだって。今日はお前がが早いんだよ。」


魔央 「ちょっと、VRを友人たちにやらせたくてな。」


芹愛 「こんにちわ。」


聖歌 「おじゃましています。」


樹里亜 (ブン、ブン、ヒョイ)


勇 「いらっしゃい。ちょっとこっちいいかな魔央ちゃん。」


魔央 「なんじゃ。」


勇 「なに、人んちに勝手に友達あげてんの?」


魔央 「別によかろう。この機を逃したら女の子がお前んちに来ることなど一生ないぞ。」


勇 「そんなことないよ!たぶん!!てか、女の子若過ぎんだけど。ガチで事案なんだけど。」


魔央 「固いこと言うな。」


勇 「この世界の倫理はオリハルコンよりも固いんだよ。てか、どうやって入った?」


魔央 「いや、普通に魔法でじゃが?」


勇 「普通じゃないよね。」


魔央 「というわけで死にそうなんじゃが、魔力をくれい。」


勇 「こういうくだらないことに魔法使うのやめようね。てか、みんなが居るから後でね。」


魔央 「心配するな。みな、わしのこともお主のことも承知しておる。」


勇 「え゛?おまえ、俺のことみんなになんて紹介してんの?」


魔央 「いや、普通に勇者って紹介してるが?」


勇 「それ、まじやめてくんない?」


魔央 「勇者に身分を偽らねばならぬ後ろめたいことなどなかろう。」


勇 「この世界では勇者を名乗ること自体が後ろめたいことなんだよ。」


魔央 「どうでもいいから早く魔力くれい。」


芹亜 「勇者さんの魔法使うところ見てみたい。」


聖歌 「わたしもですの。」


樹里亜 (ブン、ブン、ヒョイ)


勇 「魔法って言っても、魔央ちゃんに魔力渡すだけだからね。」


芹愛・聖歌 (こくこく)


勇 「見てて良いけど、その代わり、親御さんにここの住所と、お兄さんの電話番号を連絡しておいてくれるかな?出来れば一度連絡くださいって。」


魔央 「なんじゃ?ナンパか?」


勇 「なんでだよ。普通にこのままだと事案なの。」


魔央 「別に、お主ロリコンじゃないし大丈夫じゃろ。」


勇 「そういう問題じゃなくてね。世の中が許さないの。法律なの。」


魔央 「なんで、ロリコンじゃないのに怒られるシステムなのじゃ。」


勇 「誰がロリコンかなんて見た目じゃ解んないからじゃない?」


魔央 「その点は、抜かりない。ちゃんと確認したからの?」


勇 「確認?」


魔央 「おまえのアダルト動画ファイルを全部確認した。」


勇 「ガッデム!!」


芹愛 「勇者さんおっぱい大きい人好きなの。」


勇 「みんなで!?」


魔央 「いちおう、幼女モノがあったら、帰ろうと思っての。」


芹愛 「まおちゃん違うよ。そういう時はランドセルについてる紐のやつをグイって引っ張るんだよ。」


勇 「親御さんの教育が行き届いてるのは良いけど、芹愛ちゃんは防犯ブザーの機能を勘違いしてないかな?」


芹愛 「悪い人を見つけたら引っ張るんだよ。」


勇 「悪い人が居るときに引っ張ろうね。」


芹愛 「はーい。」


勇 「それに、今一番悪いの君たちだからね。捕まるのは僕だけど。エッチな動画見るのも、勝手に人のパソコン使うのもだめ。」


聖歌 「でも、勇者様が簡単にばれるパスワードをいろんなところに使いまわしてるのが一番いけないの。」


勇 「たぶん、警察行くことなったらそんなこと言われて怒られるんだろうね。」


魔央 「というか、早く魔力くれい。ほんとに限界なのじゃ。」


勇 「はいはい。」


魔央 「うむ助かる。」


勇 「次やったら、魔力あげないからね。」


魔央 「そうは言うが、この姿になってからはお主やさしいからのう。向こうではわしを倒したというに。」


芹愛 「勇者さんまおちゃんやっつけたの?」


魔央 「そうじゃ。向こうの世界でわしを殺したのはこいつじゃ。」


芹愛 (グイっ) ビーーー!ビーーー!


勇 「ちょっ!」


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