手品と魔王の友達
樹里亜 「ちゃららららら~ん。」
勇 「なんか始まった!?」
樹里亜 「ちゃららららら~らら~。」
聖歌 「(すっ)今からこのカバンから鳩が出ます。」
勇 「うん、聖歌ちゃん。それお兄さんのカバンだよね?」
魔央 「うんたらかんたら(呪文)」
鳩 「ぐるっぽー!!」(ばさささばささばさ!!)
勇 「わああ、ホントに鳩出てきやがった!しかも普通の!ちょっ、だめ、早く捕まえて!」
(捕獲)
勇 「人んちの中で鳩飛ばしちゃダメでしょ!」
魔央 「なら取り出す前にとめんかい。」
勇 「手品用の鳩が出てくると思ったんだよ。」
芹愛 「手品用のハト?」
勇 「ちっちゃい白い鳩のことだよ。あの鳩は飛べないんだ。」
魔央 「そんなもの子供に調達できるわけがなかろう。」
勇 「それを言ったらキジバトだってそうだよ!ってか、魔法で召喚するんだったらもっと上手くやってよ。」
魔央 「あほか、魔法を使ったら手品じゃないと言ったのはお前ではないか。」
勇 「え!?じゃあ、この鳩はどうしたの?」
鳩 「ぐるっぽー!」
魔央 「ふっふっふ、驚いたろ!種としかけじゃ!種と仕掛けのある手品がしたかったのじゃ!!」
勇 「種もしかけも無いほうがすごいんだけどなあ・・・。」
魔央 「お主にはこのトリックは見破れまいて。」
芹愛 「鳥は暗いと大人しくなるの。」
聖歌 「だから、暗いカバンの中ならじっとしてるの。」
魔央 「これ、種をバラすでない。」
芹愛 「でも、うんちはするの。」
勇 「えっ!? うわっ、カバンの中くせぇ!!」
樹里亜 「ちゃららららら~。」
勇 「『ちゃららららら~』じゃなくて!!」
魔央 「そうカリカリするでない。たかが手品のカバンじゃ。」
勇 「俺のカバンだよっ!」
鳩 「ぐるっぽー!!」
魔央 「ってか、このハトほんとどこで入手したの?」
魔央 「魔法で捕まえてきた。」
勇 「そこは魔法なのか。」
書きためが消えたので来週は上がらないと思います。
復活するかもしれませんし、エタるかもしれません。