与えられた称号とモンスター
前の職場とは系列店ではあったものの
職場形態はまるで違い
分からない事ばかり。
さらに私は前の職場で
その企業独自の検定を受け合格していた為
社員の名札にはその合格の称号のシールが!
(とてもしょぼいシールでした)
そんな称号のシールを貼っているにもかかわらず
新しい職場では分からない事だらけで
右往左往する私。
前にいた店舗は企業形態が少し違った為
分からない事だらけだと言うことを伝え
分からない事は
「教えてください」
と、色々なパートさんに頼み、新しい環境に
少しづつ馴染んでいくしかないのだ。
先住のパートさん達が快く教えてくれるのに対し
モンスターは違ったのだ。
どこに何があるかも分からない状態でスタートした為
最初は物の場所を覚えるだけで精一杯。
もはや新人と同じレベル。
それでも与えられた称号を持っている以上
自分の出来ることはしっかりこなそうと
とにかくがむしゃらに働いた。
帰れば好きな人に会える。
この人と生きてく為に私は与えられた仕事をこなす。
自分のモチベーションを上げる為には
仕事が終わって帰ってからの事を考えるしかなかったのだ。
しかし、わたしが必死に仕事を覚えようとすればする程
モンスターはモンスターとしての頭角を現していったのだ。